毎週土曜日ゴールデン街のソワレというお店で日替わりママをしています。
コロナ禍に創作活動も、仕事も激減、リモートワークばかりの生活に飽きあきしたことからはじめてみたゴールデン街…
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#俳句
モモコのゴールデン街日誌「秋惜しむ」
常連だった男性客が、ぱったり来なくなった。
彼女ができたからだ。
20代後半の青年 Dくんは、わたしの最初の常連客だった。
コロナ禍のまっ最中、わたしがカウンターに入った最初の土曜日に、たまたま入ってきた。
いつも店を開けてすぐの早い時間に来て、ハイボールを1杯飲んでさっと出ていく。ときどき話しが盛り上がれば2杯目、3杯目と飲む。
ちょっと緊張気味の一見の客を、和ませてくれることもあり、
モモコのゴールデン街日誌 「白雨」
中華系のカップルだった。マンダリン(中国標準語)で話している。どちらも30代後半くらいだろうか?
短髪の男の方は、ラグビー選手並みに鍛えられた上半身で、暑い胸板に筋肉のついた大きな腕や肩が麗しい。
女性は小柄で、さらりとしたナチュラルな茶色のロングヘアー。丸顔で、歌手の華原朋美の若い頃に少し顔立ちが似ている。
ちょうどカウンターでウーロン茶を飲んでいたJ子さんは「歌手の島谷ひとみにも似ている