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自炊のハードルを下げただけで体が変わった

タイトルの『自炊のハードルを下げただけで体が変わった』は、
サポートしていたお客様から頂いた感想の一文です。

今日はこのお客様が実際にどう変化していったのかを書いていきます。

● 環境の変化が生活習慣を変える

このお客様は40代前半の男性で、1年前から単身赴任のためひとり暮らしをしていました。今までは奥様が作ってくれる食事を1日3回食べていましたが、単身赴任になってから食生活がガラッと変わり1年で体重が6kgも増えてしまいました。

短期間で体重が今まで経験したことがないくらい増えてしまったことへの恐怖、
体重が増えたことで体が重くなりフットワークが遅くなってしまったこと、
そして、離れて暮らしているとはいえ大切な家族のためにも健康な体でいたい
という思いから、私の食事カウンセリングにお申し込みをして下さいました。

カウンセリングに来られた時のお客様の生活習慣はこんな感じでした↓

■ カレンダー通りのデスクワーク
■ 職場の徒歩圏内に住んでいるため通勤で往復30分程歩くが
 それ以外は座っていることが多く運動習慣なし
■ ひとり暮らしになってから朝食を食べなくなった
■ 平日の昼は同僚とオフィス近辺で外食(揚げ物、ラーメンが多い)
 →朝食べないので昼にドカ食いする傾向あり
■ 夕食は20時頃にコンビニかスーパーで買った弁当(唐揚げ弁当、丼物が多い)
 または肉を買って焼いて食べている
■ 1人だと家にいてもすることがないため毎晩夕食後に飲酒をするようになり
 お酒のつまみとしてポテトチップスなどのスナック菓子を1袋食べている

はい、この生活を続けていれば体重が増えてしまうのは当たり前といえば当たり前ですよね。

●「自分にはできない」という心のストッパーを外す

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「単身赴任前の体重に戻したい!そのために食事を変えないと!」
と思っているが「自炊はできないと思う」というのがお客様の主張でした。

もちろん、自炊をしなくても今は便利な時代なので食事の選び方次第で体を変えることは出来ます。

しかし、「自炊ができない」と「自炊をしたくない」は別です。
どちらなのかを深掘りして聞いていくと
「自炊はしたいけど自分にはできない」というのが本心でした。

その理由はこの方が考える自炊は

【 食材を買う → キッチンで包丁で切る → 味付けを考えて毎日違う料理を作る 】

という高いハードルがあり、自分には料理の技術もレパートリーもないからできないという心のストッパーがかかっているようでした。

そこで、私は栄養バランスを考えた食事を作ることよりも、
まずは自炊へのハードルを下げることから始めてみてはどうかと提案しました。

ついでにどんな調理器具があるのか聞くと炊飯器、電子レンジ、オーブントースター、鍋、フライパンなど…、  一通り揃っているではないですか!!

さらに私が目をつけたのはミキサーです。
職場を異動する時に同僚からひとり暮らしに役立つよとミキサーをプレゼントされたそうですが一度も使っていないとのこと。

昼のドカ食いを防ぐために朝食を食べる習慣をつけることに紐付けて
朝食に野菜と果物を入れたスムージーを作る。これも立派な自炊!
と提案しました。

参考までにいくつかネットのレシピを紹介したところ、そんなことで良いの?と少し拍子抜けでしたが、せっかくもらったものだし使ってみるかということで朝食にスムージを作って飲むことを目標にしました。

●きっかけさえ出来れば自炊の入口は何でも良い

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朝食に液状になっているドリンクは血糖値を上げるから良くない、
スムージーだと果物が多く糖質が多く食事とは言えない など…
よく言われていますが、初めから完璧な食事を作って食べる必要はありません
完璧な食事よりも「朝食を食べる習慣を作る」ことが大切だからです。
バランスは習慣が出来てから整えていけば良いんです。

このお客様にとっては朝食のスムージー作りの習慣がどんどん良い方向へ変わっていきました。

どんな変化が起こったのか紹介すると、

① スムージーを飲んでから出社することで朝から活動的になった
② 昼食のドカ食いがなくなり、ご飯・麺の大盛りを頼まなくなった
③ スムージー用の食材を買うためスーパーの青果コーナーに行くようになり
  自分が口にする食材に興味を持つようになった
④ ③の変化から夕食を自炊する頻度が上がり鍋や炒め物など今まで作らなかった
  料理にも挑戦するようになった
⑤ 食事に意識が向き体が変わってくるようになったことで
  自然と飲酒量とスナック菓子の間食の頻度が減った

途中経過を教えて頂くたびに行動が変わり、食事に対して前向きになっていったことで、結果的には運動をしなくても体重は3ヶ月で4kg減りました。

目標の体重まであと2kgというところでサポート期間の3ヶ月が終了しましたが、自炊のハードルを下げたら自然と体重が落ちたことにとても驚いていました。
そして体が変わったことで気持ちが前向きになり、今後は朝食にスムージー以外のものを取り入れていき、さらに体を変えていきますというお言葉を最後に頂きました。

●毎日の食事に「映え」は必要ない

SNSを見るとお洒落な食事写真がたくさん出てきますが「キラキラした食事」が
正解ではありません。大切なのは自分の体のことを考えた食事を食べることです。

毎日の食事は自分への投資です。

実現したい夢、やりたいことがたくさんあるのなら、映える食事ではなく
将来を見据えた食事を選択して食べることが自分の可能性を広げる近道です。

今サポートしているお客様の人数の関係でサポート枠に空きがないため、先月から食事サポートの募集を行っていませんが、3月下旬にまた募集をする予定です。
『食事から体を変えたい!』という方のサポートが出来るように準備しておりますので、その際はぜひ食事カウンセリングにお越し下さいね!

最後までお読み頂きありがとうございました。


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管理栄養士×健康経営エキスパートアドバイザー
河村 桃子
https://linktr.ee/momoko_kawamura

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