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Webサイトデザインですぐ使えるユーザー行動・心理学の手法3選!

現在Webデザインを勉強中で、成果の出るサイトを作れるように、消費者の行動や心理学も学んでいきたいと思っています。

今回、『[買わせる]の心理学 消費者の心を動かすデザインの技法61』という本を読んで、Webサイトデザインで使える手法を3つに絞ってご紹介します。

01 「ジャムの法則」

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ジャムの法則とは、選択肢の数が多すぎると判断が難しくなり選択できず、購入率が低くなるという法則。

シーナ・アイエンガーが実験によって見出した法則。試食できるジャムの数を変え、その後の購入率から消費者に最適な選択肢の傾向を導き出したところ6種類揃えた場合は30%、24種類の場合ではなんと3%と選択肢が多いと購入率が低くなるということを立証した。

購入率が低くなった理由としては、選択肢が多すぎて全部試食しきれない、全部試食したとしてもどれが良いかわからなくなって、結果選べなくなったと考えられます。

確かに、24種類も試食するのには若干労力がかかりますし、多すぎると比較するのも難しそうですね。

あと、ジャム24種類も試食って、ベロがなんかウーーーってなりそうです。

たくさんの種類の商品を生み出していることは良いことではありますが、全部を提示するのではなく、ユーザーに適切な数にすることで、購入・クリックなどのコンバージョンにつながりやすくなる、ということです。

Webサイトで応用する場合には・・・

・商品数の多いECサイトなどでは、トップス>>Tシャツのように絞れる工夫をし、選択肢を減らし心理的な障壁を減らす

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引用:無印良品オンラインショップ

・まずは大きな枠組みで選択できるようにする

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引用:山梨果実菓子 和乃果

02 「リフレーミング」

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リフレーミングとは、物事を1つの視点で見ずに、視点を変えてみることで、新たな価値を生み出すこと。

ある枠組み(フレーム)で捉えられている物事の枠組みをはずして、違う枠組みで見ることを指す。元々は、家族療法のひとつで、ある事柄を別の視点で捉え直して考えてみようとすることで、家族や環境への認知を改善しようという認知行動療法。

わかりやすい例として「10分しかない」と「まだ10分もある」を挙げられていました。

他にも「1日ジュース一本分の健康習慣」と「月に4,000円の健康習慣」という例も挙げてあり、最近インスタ広告やYouTube広告でこのようなキャッチコピーをよく見かけるなと思いました。

「3000円で始められる脱毛エステ」と記載されている広告で、確かに分割払いで3000円〜で払えるのですが、総額は何十万円だった、などもよくあります。

クリックはしちゃうけど、これめっちゃショゲますね。

このように捉え方を変えて評価や印象を大きく変えることがリフレーミングです。

物事を一面だけで見るのではなく、多面的に見ることで優位性を獲得することができます。

また、やりすぎるとユーザー体験に悪い影響を与え離脱されやすくなるというのも考えられるため、注意が必要だと思いました。

Webサイトで応用する場合には・・・

・キャッチコピーなどで弱みを強みとして捉え、優位性を獲得する

例えば、スターバックスよりもドリンクの種類の少ないコーヒー専門店では、「コーヒーしか提供できない」ですが、リフレーミングすると「コーヒー一本でやってきたこだわりのコーヒーを提供できる」と言い換えることができ、弱みを強みに変えることができます。

03 「コントラスト効果」

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コントラスト効果とは、対比できるものがあると、前後の情報影響された決断になること。

対比効果ともいう。ひとつの事柄に対して良い・悪いなどの評価を与える際に、前の状態の刺激に影響されて、後の状態の刺激から受ける感覚に誤差が起きること。ふたつの刺激間の違いに生じる強化作用をいう。相対的評価で、絶対評価よりも良し・悪しを比較で感じやすいのもこの効果のひとつ。

コントラスト効果では、「松竹梅」のような提示の仕方が典型的とされていて、太鼓の達人でいう「かんたん・ふつう・むずかしい・おに」みたいなものです。

料金プランなどを設定する際には、一つのプランを用意するのではなく、その上下にプランを用意すると、人は真ん中を選びやすくなります。

他にも、「2000円で販売されている洋服」と「1万円から2000円に値下げされている洋服」があれば、後者の方がお得!と感じ、購入するのでは無いでしょうか?

これもコントラスト効果によるものだと考えられます。

人はなにかと比べて判断する傾向があるので、対比できるものを置いてあげることが重要です。

Webサイトで応用する場合には・・・

・選んで欲しいものの上下に選択肢を用意する

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引用:Y!mobile

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引用:OneDrive

・ひとつではなく別の選択肢を用意しハードルを下げ、どちらかひとつは確実に選んでもらえるような工夫をする

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引用:あめいろ工務店

最後に

こちらの本には61個の手法が記載されており、どれも押さえておくべきなのですが、今回は3つに絞ってご紹介させていただきました。

実は!
3つにしたのにも理由があります。

ここでは「マジカルナンバー」という手法を活用しまして、3つという数の手法を取り上げました。

マジカルナンバーというのは、人間が瞬間的に覚えておける記憶の数は4±1個のまとまりであるというものです。

マジカルナンバーとはアメリカの心理学者ジョージ・ミラーが発表した人間が短期記憶の容量の限界で7±2個のチャンクと発表された。しかし2001年にネルソン・コーワンにより短期記憶の容量の限界は4±1個のチャンクと発表され、現在では定説となっている。

人が瞬間的に記憶に留めておける範囲の数で、今回事例取り上げました。

Webサイトで応用する場合には・・・

・グローバルナビゲーションの数をマジカルナンバーにして全体を把握しやすくし、離脱を防ぐ

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今回紹介した3つの手法は、何だったか覚えていますか?


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