わたしが居場所づくりをする理由
ようこそ、
寄り道Noteへ。
寄り道キャリアの案内人
キャリアカウンセラー
モモハラ リンです。
モモハラは自分の人生の指針（羅針盤）として、
MyVISION・MyMISSION・MyValuesを
下図の通り掲げています。
今日は特にMyVISIONである
「誰もが居場所のある社会に」
を何故掲げているのか、
／
なぜ居場所づくりをしようとしているのか
＼
についてお話しようと思います。
■ 長年支援した学生さんからの手紙 −−−−−
５年ほどキャリア支援していた学生さんが
無事に進路先も決まり、
安心して送り出した卒業式の日に
手書きの手紙を持って挨拶に来てくれました。
それだけでも涙モノなのに、
その手紙の中にこう書いてありました。
「僕の居場所を見つけてくれて、
ありがとうございます。」
はっとしました。
キャリア支援で居場所を探す
お手伝いでもあるんだ、と
不覚にもその時初めて気づけました。
目から鱗でした。
■ 最初の会社を辞めた時の上司からの言葉 −−−−−−
何故、こんなにも驚いたのかと言うと、
新卒で入社した会社を辞める時に
上司からこんな事を言われたからです。
「モモハラは、居場所を探し続けてる
のかもしれないね。」
こちらは、もっとドキリとしました。
だって生まれてこの方、
実はどこにいても
居場所を感じられなかったから。
もちろん、言葉にした事はなかったのですが、
何だか見透かされたみたいで
恥ずかしかったです。
その会社を辞めたのは、
その会社の方向性と自分の方向性に
ギャップを感じたからなのですが、
居場所どうこうとは別問題と思っていたので
繋がるのかな？と疑問でもありました。
■ 居場所って何なんだろう？と考えた結果 −−−−−
どこにいても居場所を感じられない わたしが、
キャリア支援を通じて、
相手の居場所を探すサポートをしている。
なんとも面白いなぁと思いました。
そして、寂しいなぁとも。
かつ、居場所を見つけた相談者の方が
羨ましくて羨ましくて…。苦笑
だって、どこにも居場所を感じられていない
わたしが
居場所を見つけて羽ばたいていく相談者さんを
サポートして送り出すのは、
残酷な仕打ちにも思えてならなかったんです。
なんでだろう？と考えました。
それはもう、深く深く。
そして、段階的にある結論に至りました。
結論①：居場所は場や組織・コミュニティに
限らない。
ヒトとの関係性も居場所になりうる。
手紙をくれた学生さんや
居場所を見つけて羽ばたいていく
相談者さんを見て
寂しいと感じた わたし。
それは、キャリア支援者と相談者という間柄に
わたし自身が居場所を感じていたからなのでは？と
思ったのです。
キャリア支援の仕事に就く前まで、
アサインした仕事で成果を出して
達成感を感じられても、
何故かやりがいは持てませんでした。
一方で、キャリア支援の仕事は
どの組織やコミュニティに属していても
やりがいや手応えを感じました。
そして、学生さんからのあのお礼の手紙。
相談者の方が居場所を見つける支援を
できた安堵感、やりがい、そして寂しさ。
何とも複雑な気持ちを整理すると、
わたし自身がキャリア支援という相談者さんとの
関係性に居場所を見出していたからなんだろうな
という結論に至りました。
あぁ、誰かとの関係性も居場所になるのか、と
目から鱗だったんです。
でも、このままでは
わたしは相談者さんとの関係性に
依存してしまうという危険性も感じました。
キャリア相談では、
よく相談者さんから依存される可能性を
リスクと捉え、そうならない様な訓練を
キャリアコンサルタントは受けるのですが、
その逆も然りです。
相談者に依存するキャリア支援者なんて
倫理にも違反しますし、
それ以前に以ての外です。
このままでは、キャリア支援者としては
失格だと思い、
いま一度原点に立ち戻ることにしました。
原点とは何か？
それが、自分の
・なりたい姿
・ありたい姿
・大事にしている考え方（価値観）
は、何なのかを明確にすることでした。
いわゆる自分軸と言われたり、
人生の羅針盤というヤツです。
ノートやメモ帳に思いついたことを
ばしばし書きなぐり
まとめた結果が、
最初の図でもあります。
【人生の羅針盤】
・なりたい姿（将来の自分の理想像）→MyVISION（目指す姿・方向性）
・ありたい姿（いまの自分の理想像）→MyMISSION（使命）
・大事にしている考え方（価値観）→MyValues（価値観）
この考え方です。
企業理念には、必ずといっていい程ある
このワンセット。
実は、人生にも応用できたんですね。
これが明確になってから、
相談者の方が居場所を見つけたと卒業しても
わたしの使命を果たせた、
目指す社会に一歩近づいた、と
自信を持てました。
（もちろん、多少の寂しさはありますが）
そして最初の会社を辞めた理由、
居場所を感じられなかった理由も
分かりました。
会社の羅針盤とわたしの羅針盤が
一致していなかったからです。
組織やコミュニティで
居場所を感じるのは、
その組織やコミュニティの羅針盤と
自分の羅針盤と一致しているか
もしくは、
少しでも重なる部分が必要なのだとも
分かりました。
ここまで来て
さらに至った結論としては
以下の考え、
結論②：人生の羅針盤こそ、
その人の居場所になりうる。
でした。
最終的には、居場所とは
会社でも組織でも場でもコミュニテイでもなくて
さらには人間関係でもない。
自分の居場所は自分自身なのだ、と。
そういう結論に至りました。
また、こうも思いました。
居場所が無いと思っている人は、
人生の羅針盤が明確ではない
のかもしれない、と。
よく、
「居場所とは所属する組織や
コミュニティでの役割だ。」
と例えられます。
確かにその通りだとは思います。
会社で自分の仕事や立場が求められていて
期待以上に応えられていたら
やりがいにも繋がり、
そこに所属する意味も感じられます。
居場所を感じる人も多いと思います。
でも、同じ様に周りからも認められ
成果を出せていても
居場所を感じられない人も
いるのではないでしょうか。
逆にどの組織やコミュニティに
所属していなくても、
自分に自信を持ち、
自分の信念に沿った事をしている人は
居場所がないとは
あまり思わないでしょう。
つまり、
《居場所づくりとは…》
・人生の羅針盤を明確にし、
・自分の人生の幸せが何なのかを
自身で把握し、
それを試行錯誤しながらでも
実行しつづけること。
に他ならないと思うのです。
それが、組織やコミュニティという
実際の「場」
かもしれないですし、
ヒトとの関係性かもしれない、
そして、その人の人生の羅針盤
かもしれません。
もしくは、
この他にも居場所になり得るものが
あるかもしれません。
要は、
その人が一番腑に落ち、納得できて
・依存ではない心の拠り所となるもの
・指針になるもの
・モチベーションになるもの
が居場所なのだ。
と、わたしは思うのです。
だから わたしは、
クライエントの居場所を
一緒に探す（気づく・創る）
伴走者としてサポートし続けたいのです。
そして、その方の人生の羅針盤が
明確になるように伴走すること自体が
居場所づくりなのだと思っています。
それが、架け橋としての使命でもあるから。
これが、わたしの
居場所づくりをする理由です。
■ あなたの居場所はありますか？ −−−−−
さて、ここまでお読みの皆さん。
あなたには、居場所はありますか？
それは何でしょう？
会社や職場などの組織でしょうか？
それとも趣味のサークルなどの
コミュニティでしょうか？
家族や友人かもしれないですね。
夢や目標という方も
いらっしゃると思います。
すぐに思い浮かばなかった方や
ギクリと思った方。
その方は、是非心に手を当てて
そして、静かな場所でじっくりと
自分と対話して欲しいのです。
／
「自分の居場所ってあるだろうか？」
「そして、それは何だろう？」
＼
と。
そして、是非わたしに教えて下さい。
あなたの素敵な、あなただけの居場所を。
もし、よく分からないという方。
いちどモモハラのワークショップに
いらっしゃいませんか？
もしくは、ご相談下さい。
一緒にあなたの居場所を探しませんか？
そして、あなたを最大限に活かし
華咲かせましょう。
全ての人に居場所があるように。
わたしは全力で行動し続けます。
／
「誰もが居場所のある社会に」
＼
これからも邁進し続けます。
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よろしければ、
こちらも合わせてお読み下さい。
「働き方」をもっと自分らしく
のWebメディアFledgeさんに
インタビュー記事が掲載されました！
《「レールを外れても、あなたの居場所はある」
寄り道キャリアの案内人──モモハラリン》
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