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きらきらギラギラ、LifeでLiveな旅芝居~雑誌『演劇の友』のYouTube「演友ちゃんねる」~

旅芝居・大衆演劇のDVD付隔月誌『演劇の友』という雑誌がありました(あります)。
2011年~2016年、現在は休刊中なのですが。
この度のコロナ流行を受けてYouTubeに過去の映像をアップしている・してゆくそうです。
当時の編集長から先日ひさびさに長電話がありまして。
(たまにLineとかはあったんやけど)、
いつものごとく、わぁギャア、話しまして。
ということで、こちらでも紹介しておきます。
よろしければ、是非。
HPからバックナンバーも購入できるそうですよ(※売り切れ号もあり)

過去のアーカイブが改めて再編集されどんどんアップされています。
ダイジェストの芝居や舞踊からインタビューからトンデモ質問(笑)に答える素顔まで。
壮観やなー。懐かしいなー。今観てもおもろいなー。資料的価値もあるよなー。
よぉこんだけやってたなー。
今は劇団ごとの動画中心ですが、
今後、これまでに取材し掲載した座長大会やイベントなどのものもアップしていくと編集長が言うてました。
チャンネル登録者が●●人になるとあの人気ユニットの動画ももしかしたら……だそうです。

【演友ちゃんねる】
https://www.youtube.com/channel/UC9aToFUeMh1Y0QfMGkmjhsQ/videos

書き屋として、つかず離れず、でも、がっつり、でも、つかず離れず、関わってきた雑誌でした。
それが雑誌のためにも業界のためにも己のためにもいいと判断しました。
距離の近い世界だからこそそない思って。
実質、編集長とほぼ●人(笑)で、励まし合いながら、吐きそうになりながら、作っていました。
書くという意味では、めっちゃ、ほぼ全部ひとりで書いてます。初期以外ぜんぶです。

正直……
己のLifeworkとはまた別、むしろ逆?(笑)、
スター揃いのきらきらギラギラ、旅芝居界の『小悪魔ageha』??!です。笑。
でもね、このやり方、すごく面白いなと思っていました。好きとか嫌いじゃなくて。
本家『小悪魔ageha』同様に「なんで品がない」「特化しすぎ」
とバカにしたり目くじら立てて怒ったりする人もいるかもしれません。
実際、ネットになんか「ヤンキーみたいなキャッチコピーww」とか
悪口書くカシコ気取りな人も居てました。
でもこれ、めっちゃ褒め言葉ですよね。ありがとうやね。
だって、まあ、揉まれて揉まれて、でも、理想化や美化や好き嫌いじゃなく、
でもでも、その役者さんを「らしく」かつ魅力的に、魅力的にかつ「らしく」伝えようとしてたんやもん。
ファンの人にも、まだ知らない人にも。

私もすべてに賛同・絶賛ではない?
好みとはちゃうかも? たぶんちゃう?
いや、でもそんなことない??ん??
けど、このカラーや作り方だからこそ
旅芝居やその世界のカオスな面白さが出るよなあとも本当に思っていましたし思います。
役者さんたちにおべっかおべんちゃら言いながら顔色伺うのではなく、
このジャンルを過剰に持ち上げて理想化して作るのでもなく、
好き嫌いとかそういうのでなく、でも、皆がめっちゃ真面目に、ガチンコ&きれいに作って、伝えようとして。
だから、こんなに皆が生き生きとした様を伝えられたのかなあ、とも思います。
だって舞台上でもインタビューでも役者さんたちのこの顔たち!
ぶっこんだ質問の時の、顔たち!(笑)

己のLifeworkとはまた別に(むしろ逆に?笑)と書いたけれど
ある意味旅芝居の役者の生老病死であるとかLifeな本質とか
この世界を知らない人からしたら
「なんでそないハマってるねん、引くわー」なほど熱狂する客席の理由とか
旅芝居の〝におい〟はネットや映像では絶対に伝わらないけれど
におう寸前のカオス感、気持ち悪さ一歩手前の極彩色のぎらぎらキラキラ世界、
と、彼らの、「今」と、素顔と、必死に舞台で生きる様が、
綺麗事や理想化じゃなく、伝わったり、も、するのではないかなあ、って思ったりもします。
いや、ほんまに。
なんかねえ、もう、毎回吐きながらも、本当にいろんなことを学ばせていただいた雑誌でした。
楽しかったし、たくさんの方(舞台の人も客席の人も)に喜んでいただけてめちゃくちゃ嬉しかったありがたかったし、
きっとこの新しいカタチでもまだ未見の方にも興味を持っていただけたり楽しんでいただけたりもすると思います。

旅芝居がお好きな人ハマっておられる人も。
全く未知の世界な人も。
よろしければ。観てみていただければ。
あと、チャンネル登録?とか拡散(!)とかも、もし、興味を持っていただければ、です。

そして、今、あれこれ、いろんな方法で開け、踏ん張っている劇場へ、
濃いけど、カオスだけれど、「人間」あふれる劇場へ、
いろんな人が足を運ぶきっかけとなり、
みんなの人生がちょっとでも楽しくなれば(入り込みすぎは危険。笑)
いいなあ、面白いんちゃうかなあ、素敵なんちゃうかなあ、と願ったりもしています。


劇場はどんな人をも包み込んでくれる場所、舞台の上の人も、客席の人も。
あちらのジャンル(笑)から、こちらのジャンル(苦笑)から、学ばせていただいています。
やっぱり、人間が面白い、好きです。劇場が、好きです。

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