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飲み会でもやもやして後悔しかしなかった話

今年で異動してしまう根っから真面目な後輩くんに誘われて、飲み会に参加。
仕事で、彼は常に全力だった。
参加したのは、職場でお世話になった先輩、退職を迎える先輩と、年齢層は様々。
それもあるせいか、そんなに込み入った話ができなかったので、
少しだけもやもやしていた。

先輩の趣味の話、後輩の異動先の場所にまつわる話。
正直言うとそのどれもが職場でできるだろう話だった。
1年目ということもあって、わからなかった職場での人間関係も掴めたが、
何を話しても終着点は「○○さんはいい人なのよ、本当は。」と、オブラートに包まれ終わる。

去年までその部署に長らくいた先輩女性も飲み会に参加していて、初めましてだし、私と時期被ってないし、話に出てくる登場人物わからないし。

結局一軒終わったあと、全体としては健全に解散。
後輩くんは一人で飲みに行くみたいなので、先輩から「行かなくていいの?」と後押しをくらった私は、一緒に2軒目へ。
2人で入ったバーでは1年間を振り返ってどうだったか話をした。

つい勢いで、過去の恋愛話もしてしまい、気持ちよく話してしまった私。
帰り際には、「僕は先輩のような人を見つければよいって事ですね!」と言われ、
なんだか先輩風吹かしてしまったような、余計なアドバイスをしたような、
さらには自分がいい女とアピールしてしまったかのような。

なんだか、後輩くんは、私のような人ではなく、別のタイプの女性を求めている感じもして、色々言ったものの、
「あ、結局好みは人それぞれだもんね、〇〇くんの優しさが搾取されないような女性を選んでね。」と、自分の発言を撤回する始末。

あ〜。後輩くんと2人なら、もっと込み入った話できたのかと期待してしまったけど、
夢のようなハプニングが起こるわけでもなく、ただ後輩より数年先に生きただけの女がアドバイスして終わるという「めんどくさい先輩」として終わりを迎えた。

会全体としては楽しかったことは事実だけど、どこか満たされない気持ちがあって、
こういう飲み会が増えてきたことに、コロナ明けを感じたのでありました。

自分を安売りしてしまう飲み会、よくないね。

終わり


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