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おうち英語日記┃育児書レビュー『奇跡の幼児英語教育法』

★ 本の紹介『奇跡の幼児英語教育法』

七田真、高森省三 著/日本経済通信社/1986年9月1日発売

★ とにかく古い!

七田式の創始者である七田真氏と高森省三氏の共著です。
昭和61年9月19日に出版された本でとにかく古い!
でも、古いからダメというわけではなく、英語教育の本としては参考になることが多かったです。

本の前半はおそらく七田式に通ずる幼児英語教育の考え方が書かれており、後半は高森氏のお子さんのバイリンガル教育について書かれています。
(私は七田式に詳しくないので、、、)

昭和の終わりとはいえ、まだまだ父親が育児に強くかかわることが珍しかった時代に、幼児教育をすることに賛否両論があったと思います。
そのような中、お二人がお子さんに施した英語教育は「おうち英語」そのものです。
メディアが限られていた上、英語教材が手に入りにくかった時代にCDのかけ流しやテレビの副音声の視聴、カードや英語の歌の活用をされていたようです。

今も円安の影響で手に入れにくくなりましたけどね。。。


★ 「おうち英語」に生かしたいこと

生活様式や書き言葉すべてにギャップを感じるので読みにくさがあります。
そして、この本をもとにそのまま実践するのは得策ではなさそうです。

ただ、アナログだからこそいいなと思ったこともあったのでメモしておきます。
イリノイ州のモンテッソーリ・スクールの五感教育についてです。

絵カードに合わせてアルファベットカードで単語をつづる作業の紹介がありました。
例えば、絵カードに「犬」の絵が描いてあったとすると、棚から「d」「o」「g」のカードを持ってきて並べるんです。

これ自体はよくやる方法かもしれませんが、アルファベットカードの工夫がいいなと思いました。
ただ紙に印刷しているのではなく、アルファベットの形に切り取ぬいたサンドペーパーを貼っています。
つまり、文字の形のところだけざらざらしているので、子どもは視覚だけでなく、触覚を通して文字を覚えられる!
プラスしてアルファベットの音を出しながら作業するので、聴覚も加わります。

こうやって子どもの五感を刺激することができるんですね。
こういう教材売ってないかな。
アルファベットくらいなら手作りしてもいいけど、ひらがなは大変だな。数多いな。


★ 後日談 ~やってみた~

そんなわけで、このアルファベットカードを参考にやってみました。
たまたま、今通っている英語教室で数のカード(1~10)をもらったので、これをリメイク!

数字のところを手で触ったときに分かるようにしたいので、グルーペンを使ってみました。
(エンボスでもいいかなと思ったのですが、カードを燃やしそうだったので、グルーペンにしました。)

キラキラしているので子どもの目を引くし、乾くとラメ部分がザラザラするので、さわることで数字の形をおぼえられるはず。

早速効果があったのか、Gの小文字「g」を見て、「nine」と言ってました!
ちょっと狙いと違うけど、イイ感じとポジティブに捉えておきます。


参考文献
 『奇跡の幼児英語教育法』 七田真、高森省三 著

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