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300年継がれていく名前–初めての襲名披露公演–
11月に十三代目市川團十郎白猿襲名披露公演を観に行ってきました。当初は2020年に予定されていましたが、コロナにより2年半遅れての公演。
市川團十郎は江戸時代から300年以上も続く大名跡。今回初めて生で「睨み」を見られて、迫力に鳥肌が立ちました。(睨みとは成田屋を継承する歌舞伎の一門、市川團十郎家にのみ伝わる技法。睨みを見ると1年間無病息災で過ごせると信じられています。)
歌舞伎独特の隈取りと呼ばれるお化粧をし始めたのも初代市川團十郎と言われているそうで、今にも続く歌舞伎の礎を築いたすごく重要な名前なんだなと思いを馳せながら観ていました。それにしても、300年の歴史を背負うってすごいですよね。
そして今回八代目市川新之助として初舞台を踏んだ勸玄くん。口上で袴を着てお化粧をした新之助くんが、数年前観たときはあどけなく可愛い印象でしたが、とても大人っぽく立派に見えました。これからが楽しみです。
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歌舞伎観劇のもう一つの楽しみといえば、幕間に食べるお弁当。7月に観に行った時は客席内での飲食はダメで、夜の終演後はお腹ペコペコでした。
今は黙食でという案内はありますが、客席で飲食可能になりました。私が好きなのは、歌舞伎座の地下のお弁当屋さんで売っている「刷毛じょうゆう
海苔弁山登り」の海苔弁当。ちょっと濃いめの味付けがとても美味しいんです。あと、劇場のすぐ隣にある「白金や」のいなり寿司も銀座に行くと買って帰りたくなります。
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