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化学兵器まで持ち出して決着を焦るロシア軍、ロシアン橋下も珍説披露で必死の擁護。

ふと思った、ゼレンスキー大統領のオンライン演説以降、ウクライナのネタは一度も扱っていない、と。それほどロシア発のネタが香ばしいものばかりで、面白さという点ではウクライナを凌駕している。問題は、それ以外に見どころがないことなのだ。
というわけで、今日もロシア関連のドタバタ劇を楽しんでいただこうと思う。

●ロシア鉄道のケースこそが典型的「ロシア型デフォルト」になる●
西側のロシア制裁によって、払いたくても払う伝手がなくデフォルトを起こす、なこの展開が、今後しばらくは金融界のトレンドになりそうだ。
ブルームバーグの記事になる。


ロシア鉄道はデフォルト、クレジットデリバティブ委員会が判断
4/11(月) 18:48配信 Bloomberg
(ブルームバーグ): 国営ロシア鉄道は先月の利払いを行わずデフォルト(債務不履行)に陥ったと、国際スワップデリバティブ協会(ISDA)のクレジットデリバティブ決定委員会が判断した。
同委員会によると、3月14日が支払い日だったクーポンは10日間の猶予期間の終わりまでに投資家に届かなかったため、クレジッふとト・デフォルト・スワップ(CDS)の支払い事由が発生した。
CDSの支払い事由発生は、ウクライナ侵攻を巡りロシアが制裁を科された後では初めて。制裁は債券の利払いや償還を困難にした。ロシア鉄道はクーポン支払いを試みたが、「コルレス銀行の法規制順守義務」により債券保有者に支払いが届かなかったという。
原題:Russian Railways in Default on Bond Payment, Credit Panel Rules(抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b58138d19ae23472bc1940d903a58fdbb23718f0


この形でのデフォルトは、3月16日の決済タイミングの時にロシア国債で起きると言われていた。だが、あの時はロシア政府が現金のドルをかき集めて何とか回避を果たせたが、同じ状況が続く限り逃げ切ることはできないと見ていた。結局、ロシア鉄道はCDSで決済するしか方法がなく、その送金で経由されるコルレス銀行が西側の組織で、ロシアの送金を認めなかった。さらに、管轄の国際スワップデリバティブ協会も西側の組織なので、二重の障壁がロシア一発目のデフォルトを演出したというわけだ。

おさらいとしてクレジットデフォルトスワップ(=CDS)について解説しておくと、デリバティブ(=金融派生商品)には国債のデフォルトの有無が組み込まれている。つまり、セイフティネットをできるだけかけているからこそ国際金融資本の取引材料になっている、というわけだ。つまり、CDSでの取引とはロシア国債がデフォルトしないからこそ引き受け手が多数出てきたし、それが維持できないなら誰もが手放すという図式になる。なので、プーチンはドル建てだとわかっていても、穴を開けない為にルーブルで支払うとまで言ったということだ。ロシア経済の根幹が崩壊してしまうのでね。

で、こうしてデフォルトがクローズアップされると、一気にその国の懐事情が洗われて、知られたくなかったリアルな姿が明かされていくものだ。ロシアでいえば、今注目されているのが外貨準備高だ。一応、マックスで74兆円と言われているが、そのすべてを現金化できるわけではない。韓国も全く同じで、向こうも4000億ドルを超えていると自慢しているが、アメリカ国債のように現金化できないものが多く、その為にドル不足だと常に騒いでいる。だがロシアの場合はもっと悲惨で、制裁を受けていることから44兆円分は物理的に動かせない状態にあるらしい。つまり、この時点で韓国より事態は悪いということになる、と。
こんな「貧乏」な状態では、例えば兵器を補充しようと他国から輸入しようにも、ロシアの使えるドルの残額を考えればいくらも取引はできない。そう、もうこの時点でロシアはウクライナ侵攻に負けているということなのだ。

●だから結果を急いでいる?ロシア軍が化学兵器も使用した模様●
こうして懐事情を探っていくと、ロシア軍が遮二無二手持ちの兵器を使い始めている理由も見えてくる。もう、倫理だ戦争犯罪だ、といったものに構っている余裕がなくなっているのだ。
テレ朝の記事になる。


【速報】ロシア軍 マリウポリで化学兵器を使用か 市民らが呼吸不全に
4/12(火) 8:02配信 テレビ朝日系(ANN)
ロシア軍の攻勢が続くウクライナ南東部のマリウポリで、ロシア軍が何らかの有毒物質を使用し、市民らが呼吸不全に陥っていると地元当局が明らかにしました。
マリウポリ市議会によりますと、11日、ロシア軍がウクライナ軍や市民らに対し何らかの有毒物質を使用し、市民らが呼吸不全に陥っているということです。
在トルコ・ウクライナ大使館は、有毒物質はドローンから投下されたと発表しています。
ロシア軍が化学兵器を使用した可能性があります。
また、マリウポリの市長はAP通信の取材に応じ「街の通りには遺体が、じゅうたんのように敷き詰められている」と惨状を訴え、全体の死者数は2万人を超えるおそれがあるとしています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/15334972a1c2ca8a0741e3e246471af2e8cfd0fa


今回、化学兵器が使われたと言われるマリウポリは、ウクライナの東側ドネツィク州にある都市になる。南側にアゾフ海 (黒海北岸にある内海) があり、ウクライナ侵攻でロシアにとっては攻略必須のポイントとされてきた。当然、ウクライナ軍の抵抗も厳しく、開戦から1か月半に渡って何とか持ちこたえてきたが、いよいよ弾薬が底を尽き、陥落も時間の問題だと見られていた。そんなマリウポリにロシア軍は化学兵器でトドメを刺しにきたわけだ。
AFPの記事になる。


マリウポリ陥落間近か ウクライナ「最後の戦い」に備え
4/12(火) 4:10配信 AFP=時事
【AFP=時事】ロシア軍が包囲するウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)が、間もなく陥落する可能性が出ている。
マリウポリを包囲するロシア軍は、2014年に併合したウクライナ南部クリミア(Crimea)半島と、東部ドンバス(Donbas)地方のドネツク(Donetsk)、ルガンスク(Lugansk)両州の親ロシア派武装勢力支配地域とを連結させることを目指しているとみられる。
ウクライナの第36海軍歩兵旅団は11日、フェイスブック(Facebook)への投稿で、「弾薬が尽きつつあるため、きょうの戦いが最後になるだろう」と説明。ロシア軍に「押し戻され」包囲されており、「われわれの一部は死に、残りは捕虜となる」と記した。
ロシア通信(RIA)によると、親ロ派武装勢力「ドネツク人民共和国」の指導者デニス・プシーリン(Denis Pushilin)氏は、同勢力がすでにマリウポリの港を制圧したと語っている。
一方、ロシア軍はドンバス地方にも焦点を当てている。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、同地方でロシア軍がマリウポリよりも「さらに大規模な作戦」を計画していると指摘。ルガンスク州のセルヒー・ハイダイ(Sergiy Gaiday)知事は、同州がマリウポリと同様に深刻な被害を受ける可能性があると警告している。【翻訳編集】 AFPBB News
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4f13cadd60ff330f4b9cb466fb0b63b9a06793e


キエフでの善戦が伝えられているだけに、マリウポリではなぜ補給線が絶たれるのか?と不思議に思われるかもしれないが、これはウクライナ軍がキエフを中心に防御線を敷いていて、南部まで対応ができないからだと言っていい。加えて、東部、南部は元々親ロ派が多いという側面も影響している。ウクライナも一枚岩ではないということなのだ。

とはいえ、焦りからなのか、もう西側がロシアに対する制裁の手はないとでも思っているのか、化学兵器まで持ち出した点は今後の戦況に大きく影響を加えることになるだろう。逆に、そこまで極悪非道に徹するなら、こちらも条約を無視して介入を辞さずとなれば、ロシアは完全に勝ち筋を失う。いよいよ、ウクライナを発火点に第三次世界大戦がはじまることになるのかもしれない。

●理屈では擁護できない、だからロシアン橋下徹は発言が支離滅裂になってもテレビでしゃべる●
どうやら、フジテレビがロシアン橋下を斬ったのは木曜日の「目覚しテレビ」だけだったようで、月曜日の方には継続して出演させたらしい。降板騒ぎで少しはスタンスを変えたのかと思えば、相変わらずのロシア擁護を展開し、またまた炎上状態になってこの記事が配信されている。とはいえ、番組でコメントした内容があまりにひどいもので、そこまでしてでもロシアを推すのか?と呆れる声も出ている。
デイリーの記事になる。


橋下徹氏「違和感を覚える」英ジョンソン首相のウクライナ訪問タイミング
4/11(月) 17:48配信 デイリースポーツ
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が11日、フジテレビ系「イット」に出演し、ウクライナの首都キーウを電撃訪問した英ジョンソン首相に「違和感」を感じていると明かした。ジョンソン首相は9日にキーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談。市民とも交流するなどした。
橋下氏は今後もヨーロッパ諸国の首脳がキーウを訪問する可能性があるとした。現時点ではキーウがウクライナの中では「比較的安全な場所」と言われているとし、「だいぶ安全というものが見えてきた中での訪問かなと、どうしても思ってしまう」とツッコんだ。
ジョンソン首相のスタンスは「仕方ないと思います。自分の命は大切だから」と認めた上で、「政治家は一般市民の命についても、それぐらい微妙な判断をしてもらいたいんですよ」と求めた。ロシアのウクライナ侵攻で、政治家から「一般市民の犠牲やむなし」「とにかくロシアを倒す」といった類いの声が出てくると不満顔。「政治家だって、自分の命のことになったら、いつ(キーウに)行くかっていうことを微妙に判断してるじゃないですか」と苦言を呈した。
「一番ミサイルが飛んでいる時」には「誰も行かないわけですよ。自分の命の安全」と“危険を顧みない”政治家はいないと指摘。「そういう政治家の感覚は違和感を覚えるし、納得できないですね」と切った。
ジョンソン首相の訪問がゼレンスキー大統領やウクライナ国民を勇気づけたのであれば「一定の効果はある」と決して無駄ではないと説明。一方で、自分の命についての判断するのと同じように「その気持ちをもっと一般市民に向けてもらいたいですね」と真っ先に犠牲になる人々に目を向けるよう提言した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba3c5560b8625cc0e0d5f92978d31891a2c0c93a


そもそも、ロシアン橋下的にはキエフがイギリスのジョンソン首相が立ち入れるほど平穏になったのは、単純にロシア軍が撤退してやったからだ、ということらしい。平和が勝手に空から降ってきたとか、我らがロシアの施しでそうなった的に考えているという言い草にも聞こえるが、これは西側諸国がウクライナを全面支援した結果で、侵略者のロシア軍は負けて追い返されたからだ。こうやって説明してやらなければわからないなら、もうテレビになんか出てくるんじゃないよ、バカのくせに、だ。

まぁ、これではっきりしたのは、ロシアン橋下はスパイどころかロシア政府のスポークスマンということだ。メディアでしゃべらせることそのものが日本の国益に反する存在だと言っていい。月曜日の放送ではこれまで通りこのロシアの犬を使った以上、フジテレビも親ロシアという意味では同罪で、ここからはロシアン橋下と一緒にフジテレビも炎上させて、会社解散まで追い込む必要があるだろう。一応、このサイトでもフジテレビにはロシアン橋下ごときと一緒に心中するつもりか?と警告はしておいたが、残念なことにその温情は伝わらあかったようだ。

おいらも、フジテレビ解散へ向けて声を挙げることを決めた次第だ。ふざけんな、売国奴どもが。

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