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議会襲撃犯は何なのか?でメディアの偏向が進むアメリカ、トランプは再び動きが不明に

「1月20日」まで残り5日という段階になったが、アメリカ大統領選に関する動きは相変わらず外堀だけが「これ埋められているの?」という状況で、一向に本丸が見えてこない。
つまり、まだ一つにまとめることができない、たいへん申し訳ありません、と最初にお詫びをしなければならない事態だと言うことなのだ。

「今日も、出てきたものだけをランダムに取り上げる形になります。すいませんです。」

★アメリカ海兵隊バーガー将軍がペロシの出動要請を拒否★
ワシントンD.C.への兵士集結の話は、昨日の記事の中でも議会のビジターセンターの床で寝ころび仮眠をとる様子を紹介した。


ペロシBBAの主導でトランプ弾劾訴追が決定、一方トランプが言う「激しい怒り」とは何なのか?
https://note.com/momo19992000/n/ncd3dc9afc768


それに加えて、ホワイトハウスの裏では軍関係者の車が多数停めらまさにれているというツィートを「我那覇真子」氏が配信している。


我那覇真子
@ganaha_masako

ホワイトハウス裏手のBLMストリートがフェンスで囲まれています。
道は軍関係者の車で一杯に
https://twitter.com/ganaha_masako/status/1349830588144955396


「物々しい」の言葉の意味とは、現在のワシントンD.C.を見ればわかる、という感じだ。
そんな事態にあって、更にペロシが海兵隊へ出動要請をしたところ、バーガー将軍はこれを断ったという。
「こたママ」氏のツィートと、そのソースになったreal raw newsの記事をリンクしておきたい。


こたママ kotamama
@kotamama318

海兵隊バーガー将軍
「あなたのためには働かない」
バイデン氏就任式に海兵隊要請をしたペロシ氏に。
「我々に命令できるのはトランプ大統領だけ。彼の支持者と対峙してほしければ大統領に電話して直接私に命令させてみろ。その邪悪な唇から発する言葉は反逆罪に等しい。」
https://twitter.com/kotamama318/status/1349804648304005121

元記事
Marine Corps. Rebukes Pelosi: “WE DON’T WORK FOR YOU!”
https://realrawnews.com/2021/01/marine-corps-rebukes-pelosi-we-dont-work-for-you/


トランプ支持者がこの記事を見れば、軍関係者は依然としてバイデンを次期大統領とは認めていない、これはクーデターの予兆か?的に陰謀論へ発展させたくなるかもしれない。
しかし、冷静に見て拒否は当然のことで、目的がワシントンD.C.の警備であるなら、現大統領のトランプの命令が必要だ、というバーガー将軍の言い分が正しい。
このペロシの要請、例えるなら蓮舫が自衛隊へブルーインパルスを飛ばせと命令したようなもので、一介の議員にそんな権限がないことは誰の目にも明らかだ。
もしかしてペロシは、下院議長なら何でもできると勘違いしているのかもしれないねw

加えて、既に1万5千人も兵士が集められている中にあって、海兵隊には5000人を、はいくら大統領就任式を無事に終了させる為という名目でも、あまりに過剰過ぎるのではないか?
ペロシ的には、就任式を妨害する勢力がそれほど大きく、凶暴だという空気を演出したいのかもしれないが、そもそもそういう不穏な雰囲気になっている理由は民主党の選挙不正にある。
なぜなら、民主党の主張はトランプの演説で議会襲撃が起きた、だからトランプを弾劾だ、という嘘からのトランプ排斥に他ならない。就任式を妨害しにくる「敵」は兵士2万人で対峙するしかない、と持ってもいきたいのだろう。
そんな自業自得に巻き込まれるわけにはいかない、がバーガー将軍の本音のはずだ。

★議会襲撃者の目的が何なのか?で報道に混迷が深まる★
この記事がまとまらない最大の理由、それがこれになる。
左寄りのメディアはトランプ支持者が暴動犯、保守派メディアはANTIFAが、と事実ではなく主張したい側へと記事内容を明らかに偏向させているのだ。
つまり、自分にとって都合の悪い方向へ持っていくことを避け合っている、という状況、なので、ここでは配信されたものをランダムに紹介していくことにする。
必要なのは、襲撃した本当の目的は何なのか?結局はそれだけなのだが。

まずロイター。
ここはトランプ支持の陰謀論者であるQアノンを首謀としている。


米議会乱入、「公職者の拘束」が目的=検察当局
1/15(金) 16:58配信 ロイター
[ワシントン 14日 ロイター] – 米連邦検察当局は14日、トランプ大統領の支持者が先週、連邦議会議事堂に乱入した事件について、「公職者を拘束する」意図があったとの文書を裁判所に提出した。
連邦捜査局(FBI)の捜査によると、議事堂に乱入した極右陰謀論「Qアノン」信奉者、ジェイコブ・チャンスリー被告は、ペンス副大統領(上院議長)に「もう時間の問題だ。近く正義が訪れる」とのメモを残していた。
チャンスリー被告は、角のついた帽子をかぶった姿で上院の議長席に立っていた姿が撮影され、有名になった。
検察当局は「議事堂でのチャンスリー被告の言動を含め、乱入した人物が、連邦政府の公職者の拘束を目指していたことを示す強力な証拠がある」と主張した。
チャンスリー被告の弁護人のコメントは取れていない。同容疑者は15日に連邦裁判所に出廷する。
司法省は議会乱入事件に関連して、すでに80件以上の刑事訴追を行っている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d84794ff10315510141cc05893c586a8741ecd24


この記事で注目すべきは、FBIが「議会占拠勢力が手錠とプラスチックの紐を持参していたこと」としている点だ。
手錠を持っていた件はおそらく初出で、これがどういうことかと言えば、例えば民主党側ならペロシ議長やサンダース議員、トランプ側ならペンス副大統領などを手錠で拘束し、別場所へ連れ去るか人質として議会に立てこもる、という意思があったのでは?という推察への水引になるものだ。

これは、例の「3分間では到着できない」タイミングで議事堂に侵入した一団(「ペロシのラップトップ押収班、と呼ぶべきか?w)とは、完全に毛色の違う話になっている。
ロイターは、こっち側の動きをスルーし、その後に議会へ入っていったのであろう連中から切り出して記事にした、ということだ。
そしてトランプ支持者は恐ろしい、と展開し始めようとしている。

一方で「藤原直哉」氏はANTIFAの元スピードスケート選手ジョン・サリバンが逮捕されたことをツィートした。


藤原直哉
@naoyafujiwara

今回議事堂襲撃で逮捕起訴された極左ANTIFAのリーダー、かつてスピードスケートのオリンピック出場を期待された選手だった
https://twitter.com/naoyafujiwara/status/1350010799985618948


このツィートに代表されるように、トランプ支持側はあくまでもANTIFAが関わっていたのだから、トランプ側は無関係という主張に徹したいようだ。
この視点から書かれた記事を配信したのがJB Pressだ。


米議事堂乱入を煽ったのはBLMのメンバーと判明か
1/15(金) 16:01配信 JBpress
本項は、1月14日付拙稿「議事堂乱入でANTIFAの影を見抜いた日本人女性」の続編である。事実のみをシンプルに掲載したい。
米国東部時間1月14日、ブラック・ライブズ・マター(BLM)のアクティビストとされるジョン・アール・サリバン氏が、議事堂乱入事件で告訴された。関係者の話では、首謀者の一人という容疑もあるらしい。彼は、2020年5月にミネアポリスで起きたフロイド事件後に「黒人の暴動」という活動組織を作り、そこのリーダーも務めているとのことだ。
・・・
■ 議事堂乱入の企てを知っていたFBI
裁判所に提出された資料によると、彼は割られた窓から議事堂に入り、35歳のアシュリー・バビッド氏が警官に撃たれたところにも居合わせたと供述している。我那覇氏の指摘している点(彼女が撃たれたことを利用して周囲を煽った)はまだ逮捕容疑には入っていないようであるものの、地元警察によれば、議事堂内のカメラには「多くの人間がここにいる。さあ行こう、これが我々だ。我々は共に行動したのだ。我々はみな、歴史の中にある。…」と言った姿が映っていた他、議事堂内にいた警官隊に、…「ふせろ、そうすれば安全だ」と言ったという話だ。
サリバン容疑者は、米連邦捜査局(FBI)の取調べに対して、デモ隊が議事堂に乱入することを事前に知っていたと語っているようだ。ちなみに、FBIも1月6日のトランプ演説以前の段階で、議事堂乱入が企てられているとの情報を得ていたことを発表しており、それが地元警察への連絡不備で実際の議事堂乱入を許してしまったことも明らかになっている。
AFPBBニュースが確認した写真に映っている人々はANTIFAでもBLMでもないのかもしれないが、BLMのメンバーは他にいたということだろう。
いずれにせよ、議会やメディアからテロリストと称される容疑者にBLMのメンバーが入っていたことが明らかになったのではないか。これを受けて、上院で開始される弾劾裁判はどうなるのだろうか。また真実は見えてくるのだろうか。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcc2342f5cc624041954329bbf0da88673c94837


議会襲撃犯=テロリスト?と、これもまた物騒な書き方で締められているが、アメリカ国内でこういう見方が主流になっていけば、はっきり言ってトランプには逆転の目がなくなるように感じる。どうしても、BLMで暴れる連中をトランプは放置し、その結果が議会襲撃にまで至ってしまった、という感覚になっていくからだ。

テレビ朝日の記事では、ワシントンD.C.の異様な状況をレポートしつつ、兵士たちが自動小銃を携行している点に注目し、それを一体何の為に使うつもりなのか?という「らしい」まとめ方をしている。


米議会占拠事件の衝撃【2】なぜ国防総省は州兵の動員要請を6回も断ったのか?
1/15(金) 14:09配信 テレビ朝日系(ANN)
バイデン次期大統領の就任式を1月20日に控えるワシントンDC市内の雰囲気は、一変している。議会議事堂、最高裁判所、ホワイトハウスなどの重要防護施設周辺には、近隣州から動員された州兵たちが、検問所を設置して警備にあたる。
主要な交差点や道路にはコンクリートブロックが設置され、中心地への車の乗り入れ、駐車は禁止されている。人通りも、警備関係者のほかは時折、ジョギングの人が通りかかるくらいで、議会周辺は閑散としている。
近隣のレストランは、もともと新型コロナの影響で市当局が屋内飲食をすべて禁止していることもあって、営業しているところは少ない。
規制エリアだけなく、近接するエリアの駐車場もロックダウンされることになり、入庫中の車両は、規制解除まで動かせなくなった。今後は、規制エリア内の地下鉄の駅も閉鎖され、ワシントン名物の赤色のレンタサイクルのステーションも使用禁止となる。
周辺エリアも、車両の乗り入れ、駐車、地下鉄の閉鎖、はてはレンタサイクルまで禁止することで、移動手段を奪い、実質的に人が入って来ないようにしているのだ。
「生きてここを出られないと覚悟した」(民主党アレクサンドリア・オカシオ=コルテス下院議員)。襲撃があった議会議事堂には高さ2メートルのフェンスが取り囲むように設置されていた。
議会周辺の警備は、日を追うごとに強化されていて、次々に到着する大型バスが州兵を運び込んでいる。その数は最終的には2万人に膨れ上がる予定だ。議会の廊下や前庭では、非番の州兵たちが雑魚寝で休息をとるのが日常の風景となりつつある。
首都ワシントンはまるで要塞
新型コロナウイルスで低調だった市内のホテルも、政府機関から一気に200人分の宿泊予約が入ることがあるなど、降って湧いた特需で息を吹き返している。
市内には、州兵のほかに、FBI連邦捜査局、ATF取締局、近隣州の州警察、議会警察、公園警察、連邦保安官などの法執行機関の捜査官、特殊部隊が危機に備えている。いま、ワシントンは、さながら要塞のようだ。
警備にあたる州兵を取材しに議事堂周辺に行ってみると、ある変化に気づいた。
今月6日に投入された当初は、銃も警棒も盾も携行しない軽装備(というより丸腰)だったが、今では、自動小銃を携行していた。一部は防弾ベストも着用している。
当初は、自国民に銃を向けることを避ける配慮の方が優先されていたが、武装した極右団体がワシントン市内での集会を呼びかけている中、兵士の自己防衛を考えれば、ある程度の武装は止むを得ないー。そんな判断が働いているのだろうか。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2cd6c59c0fdbb262d0ed011bde0a816a762121d


まぁ、要塞化しているほど警備が強固なら、襲撃してくる相手が何であろうと撃退し、逮捕、排除するつもりだ、の方が座りはいいだろう。誰なのかも目的も、その後の取り調べで明らかにすればいいだけの話なのだしね、とどのつまりはw
可能性ばかりを取り沙汰しても、襲撃が防げない事実に変化がないなら、備えるだけしかできないではないか。

なお、この記事の執筆中にこういう記事も配信されている。
Daily Mail Onlineの記事になる。


MAGA rioter who carried Confederate flag through US Capitol and his son who broke glass window to get into the building are released with GPS monitoring hours after arrest and now face more than a decade in prison
(米国議会議事堂に南軍の旗を掲げたMAGA暴徒と、ガラス窓を壊して建物に侵入した息子は、逮捕後数時間でGPS監視を行い、10年以上の懲役、25万ドルの罰金を科せられました。)
www.dailymail.co.uk/news/article-9148649/MAGA-rioter-carried-Confederate-flag-inside-Capitol-stormed-building-son.html


●内容の和訳●
* デラウェア州ローレルのケビン・シーフリードと彼の息子ハンター・シーフリードは、木曜日にデラウェア州ウィルミントンでFBIになり、逮捕から数時間後に釈放された。
* ケビンは先週の暴動の間に国会議事堂を通して南軍の旗を運んだ男として特定されました
* 彼の息子ハンターは、ガラス窓を国会議事堂に押し込むのを手伝い、そこを登ったとされています。
* どちらも、不法侵入と無秩序な行為の軽罪で起訴されています。ハンターはまた、財産の破壊の追加料金に直面している

裁判所の文書は、ハンターが1月6日の午後2時13分頃に国会議事堂の建物に入るのを許可する窓を壊すのを助けていることを示しているとされる暴動からのビデオ映像を引用しています。


この侵入犯は14:13に「行動」開始の模様。トランプの演説を聞いて議事堂へ歩いても間に合ったクチ、ということになる。

★パウエル弁護士がテレグラムから発信開始★
ツィッターのアカウントを削除され、発言機会を失っていたトランプチームのリン・ウッド、シドニー・パウエル両弁護士が、テレウラムからの発信を開始した。
それを伝える「鈴木まりこ」氏のツィートを紹介したい。


鈴木まりこ 国際政治心理学/政治とは生活 現在、米国大統領選を解説 とほかみえみため
@suzukimariko88

そして早速ですがパウエル砲Rocket
「ジュリアーニ氏がヴェネズエラ、スマートテック、ドミニオンとどのような関わりがあったのかそろそろ問う時期です。」
「シドニー・パウエルです。このアカウントは1月14日(日本時間のつい先程)をもって私の権限となりました。」
https://twitter.com/suzukimariko88/status/1349808257787858944


どちらも怒り心頭の様子だが、特にパウエルの方がアツくなっている。
「裏切り者ルディ」ことジュリアーニ弁護士にヴェネズエラ、スマートテック、ドミニオンとどのような関わりがあったのかを問う時がきた、とぶち上げているのだ。
これで、パウエルを民主党の不正選挙に関する特別検察官へ任命しよう、という動きに対してジュリアーニとエリス弁護士がトランプを止めにかかっていた件の謎も解けたわけだ。
パウエルに動かれると、自分の裏切りが白日の下にさらされ、制裁対象にされてしまうから、ということだったわけなのだな。
「古川」氏のツィートになる。


古川
@furukawa1917

そもそも「ベネズエラと中国がドミニオン社(投票機の会社)を裏から支配していて不正選挙を行なった」という陰謀論を主張していたのはジュリアーニ本人なのだが、その彼自身がベネズエラと組んでいるという陰謀論で糾弾される破目になるとは、自業自得とはいえ哀れなものである
https://twitter.com/furukawa1917/status/1350019895161831426


パウエルの陰謀論なのかは別にして、辻褄が合ってしまえば前段は関係がない話だ。
何にしても、パウエルには発言の場と証拠の提示が必要だろう。ジュリアーニにしても、裏切り者呼ばわりが始まって以降、形を潜めているわけで、釈明をしたいなら、やはりその場を提供してやるのが大統領の務めなのではないかと思うのだ、ドナルドよw
今なら、大統領権限で査問会を開くこともできるのではないのか?
法廷なら、テレグラムもAppleの圧力でつぶされる、と言ったような言論封殺事案も起きないはずだ。
是非、ジュリアーニを引きずり出し、あれこれ問い質してもらいらいものだ。

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