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新型コロナの新種に沈む上海で暴動発生、戦車が投入されて一気にきな臭さが立ち込める。

上海が大変な事態になっているようだ。昨日、新型コロナBA.1.1型が発生している、という記事を書いた後で、ロックダウン延長を知った上海市民が食料を配給しろと暴れ出したという話が流れたのだが、それを契機に中国政府の動きが一気に強固なものへ切り替わったようだ。
今日は、風雲急を告げる上海事情を中心に記事を書き上げてみたいと思う。

●これ以上の窮屈な生活は我慢がならん!上海市民が封鎖を乗り越え外へ●
そもそも、中国人が自己中心的な生き物であることは世界中の誰もが知っている。当然ながら、腹が減れば暴れるし、それでコロナが拡散して感染者が増えようが知ったこっちゃない、それこそが中国人の生きざまだと言える。そうでなきゃ中国人じゃあないよ、なぁ?w
で、上海はこうなった、と。
布路川梶太氏のツィートになる。暴動を起こす上海市民の様子が動画でも配信されているので、是非アクセスしていただきたい。


布路川梶太
@P6AX3Er3HqoQynY

上海浦東の住民は食料がなくなって暴動になり封鎖を突破しました。
https://twitter.com/P6AX3Er3HqoQynY/status/1510725271363911681?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1510725271363911681%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnews-us.org%2Farticle-20220404-00231341196-china


手前勝手な集団だからこそ、中国は共産主義で無理やり国として一つに縛りあげていたわけだ。それで衣食住が足りていれば文句も出なかったということだったのに、コロナが流行しました、感染拡大を阻止する為に都市封鎖をします、で生活が不自由になれば、政府が何を言おうが食い物を手に入れようと暴れ出す、ロックダウン?付き合ってられっか!が紹介した上海暴動までの流れだ。習近平も、中国人民のそういう本性をわかっているからこそ、暴動だけは最も避けたかったはずだ。。しかし、その狙いは脆くも崩壊してしまった。
それだけではない、SNSでさえ情報統制下に置いて、中国で実際に起きていることが拡散されないよう注力していたものの、既にそんなものも呆気なく突破され、今では上海暴動が日本でも動画で目にすることができるほどユルユルになってしまっている。というか、長い間に渡って抑えつけていた反動で、この暴動が中国の体制崩壊まで広がっていく可能性だって否定できない。中国だって、常に分裂へ向かう火種を抱えていたからだ。

この記事について、ネットユーザーからは北朝鮮を30個集めたのが中国だから、というコメントが書き込まれていた。その通り、北と南で中国は民族から言語からバラバラで、それぞれが北朝鮮であるところを寄せ集めて「13億人国家」の体にしている。それを維持する為に国家は巨大化し、権力をより強くするが、それでいつまでも辛抱が続くわけではない。今回はコロナやロックダウンがきっかけになったが、過去で言っても貧富の差が強烈になり過ぎたとか、共産党幹部とそれ以外、中国人民軍とそれ以外、といった分断の芽はいくつもあって、そういう火種も上海から一気に中国全土を巻き込んでいく可能性だってある。元々北京と対立していたウイグルやチベットだけが反目関係にあったわけではないのだ。だから、習近平は暴動だけは起こされたくなかった、一度起きれば燃え上ってしまうとわかっていたからだ。

しかし、コロナ同様に、中国国民も習近平の思惑通りにはならなかった。さて、次の一手はどうするか?となったわけだ。

●天安門の悪夢が再び?上海に戦車が投入される●
そして中国政府は、食料の増援ではなく上海暴動鎮圧のために戦車を投下した。食い物は渡さない、暴動はさせない、という国民の命をないがしろにした中国らしい選択だ。まさに天安門事件の再現を予感させるもので、暴動を起こしている上海市民が戦車へ向かってくれば、躊躇なく踏み潰すことだろう。
布路川梶太氏のツィートになる。


布路川梶太
@P6AX3Er3HqoQynY

中国ではゼロコロナ政策を成功させるために上海に戦車が送り込まれています。3万人の上海在留邦人は大丈夫でしょうか
https://twitter.com/P6AX3Er3HqoQynY/status/1511101401191292930?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1511101401191292930%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnews-us.org%2Farticle-20220405-00181341211-china


しかし・・・、ゼロコロナを果たす為にゼロ上海民も辞さず、というこの措置は、中国政府内でも温度差を生むことになるかもしれない。というのも、習近平の対立勢力には上海閥があり、この秋に行われる共産党大会で再選を狙う習に対し、元首相の朱鎔基が権力闘争を仕掛ける可能性があると言われていたからだ。何しろ朱鎔基は元上海市長でもあり、当然今回の戦車投入を黙って見過ごすとは思えない。このあたりの戦いにも、今後は注意を払っていく必要がありそうだ。

●一方で、上海で猛威を奮う新型コロナは韓国から持ち込まれたと情報戦開始●
これが宗主国さまと属国の関係、ということか。暴動にまで発展した上海のBA.1.1型コロナは、韓国から持ち込まれたもので中国に非はない、という戦術を開始したようだ。つまり、中国政府は韓国に責任を擦り付け、上海暴動が中央へ向かうのを抑えようとしている?とう疑いが出ている。
中央日報の記事になる。


「韓国の服、コロナ移す」 中国でまた荒唐無稽な主張…ポータル人気検索語上位圏に
4/4(月) 8:06配信 中央日報日本語版
中国上海や吉林省で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)が再び拡散する中で、中国防疫当局が韓国製衣類を新型コロナの感染源に再び指摘して論争となっている。
3日午後9時(現地時間)、中国ポータルサイト「百度」には「上海・吉林省の感染者と韓国輸入衣類の関連性」という内容の検索語が人気検索語ランキング2位に入った。このような荒唐無稽な主張の出処は遼寧省大連市と江蘇省常熟市防疫当局の発表を引用して伝えた健康時報だった。同メディアは中国共産党機関紙「人民日報」傘下のメディアだ。
健康時報は遼寧省大連市の保健当局を引用し、前日韓国製輸入衣類販売店のスタッフがオミクロン株に感染し、スタッフが販売していた衣類や包装紙から陽性反応が出てきたと報じた。大連市はまた、新型コロナに汚染された輸入品に触れて感染した可能性を排除できないと付け加えた。
江蘇省常熟市も前日感染者の自宅のクローゼットに保管されていた韓国Tシャツ4枚から新型コロナ陽性反応が出てきたとし、他の環境や密接接触者は全員陰性判定を受けたため、今回の感染はオンラインで韓国衣類を購入したことと関連があると説明した。
中国は新型コロナ起源に関し、海外からの郵便物・冷凍食品等を通して流入したと主張している。最近では、韓国でオミクロン株の流行によって感染者が急増したことを受け、韓国製輸入衣類を新型コロナの感染源にしようとしている。
先月も浙江省紹興市は中国ソーシャルメディア「WeChat」の公式アカウントを通じて「最近新型コロナ感染者1人が外国衣類を通じて感染した」とし「韓国製衣類を買った人は核酸検査を受けなければならない」と明らかにしたことがある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ca9e1d6d946c287abb29e7c2ab593d281e6a5d1


もし本当にそうなら、韓国にとってはいいとばっちりでしかないが、実際に大連では韓国製輸入販売店のスタッフが感染爆発源とされているらしい。で、そこからショップに置かれている衣類や包装紙にまでPCR検査を実施し、陽性となったとされている。非生物であろうと関係なくチェック、というあたりがいかにも中国としか言えない。これも悪いのは韓国だという為に、必死になって糸口を探した結果なのだろう。マジで気持ち悪いよな、中国。
だが、こんな事態になってもまだ中国での商売をやめていなかった韓国の脇の甘さも責められて然るべきだ。ウロウロしているから、格好の餌食になり食い物にされる。それはそれで韓国らしいとも言える展開ではある。

で、実際のところBA.1.1型は韓国から持ち込まれたウイルスなのか?という点になるのだが、1日に62万人も新規感染者が増えるようなコロナ天国の韓国だからこそ、新種が発生してもおかしくない、と思わされるから不思議だ。K防疫が崩壊したと騒ぎになってもいるので、余計に何もできない政府、コロナにやられるままの青瓦台というイメージも強くなっている。中国がそういうなら、発生源は韓国でいいんじゃね?となっていくから怖い。やはり、やるべきをやり、締める所を締めないから疑われるわけだ、教訓にしたいものだよなぁ、これはさ。

中央日報は、韓国を悪者にされ、いたく愛国心を傷つけられているようだが、悔しかったらコロナを収束させてから物を言え、ということだろうw

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