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「外交の天才」文在寅がまたまたやらかしてバイデンから無視される喜劇が発生中w

ご存じのように、おいらはよく文在寅を「三冠王大統領」と呼ぶが、これはオリジナルホールドではない。元々は、パククネ弾劾から文在寅の大統領就任を演出したと(勝手に)自負していた韓国メディアが、持ち上げる文句として言い出したものだ。
何が三冠なのかと言えば「経済、内政、外交」で、その全てにおいて天才的な才能があるから、ということだったのだが、まぁ、2017年当時はまだ実際の文在寅が何者なのかもわかっていなかったので、そうなってしまったのも仕方がないことだったのだと思う。

だが、あれから4年弱が過ぎた今、もはや誰も三冠王大統領などと呼ぶことはなくなっている。下手したら、未だにこの称号を使っているのは、日本にいるおいらくらいかもしれないw韓国人なら自画自賛をし始めるのかな、これって?(爆笑)。
なぜそうなったのか、を改めて説明する必要はないはずだが、今日はその中で特にわかりやすい「外交の天才」っぷりをご覧いただきたい。
最初に紹介するのはいつものように中央日報の記事だが、実はこの「日本に負けた」の嘆き節は二段オチの前振りだったという、珍しいパターンになっていたのだw


日本が先にバイデン大統領と電話会談…韓国はいつ
1/28(木) 12:07配信 中央日報日本語版
ホワイトハウスはバイデン大統領が27日(現地時間)午前、菅首相と電話会談を行って日米両国同盟の重要性を確認したと明らかにした。
この日の電話会談でバイデン大統領は尖閣(中国名・釣魚島)諸島が米国の日本防衛の義務を定めた日米安保条約第5条の適用対象であるということを再確認した。菅首相はバイデン大統領に北朝鮮の日本人拉致問題を解決するための支援を呼びかけた。
ロイター通信の報道によると、菅首相は米国と日本、オーストラリア、インド間協力をさらに増進することで合意した。この4カ国はインド・太平洋地域で米国が中国を牽制するために結成した非公式安保会議体制「クアッド(Quad)」参加国だ。菅首相は早期に米国を訪問したいという意向を伝えた。
バイデン大統領との電話会談で菅首相に後れをとった文在寅(ムン・ジェイン)大統領は韓米首脳の電話会談時点を早めることに注力しているとみられる。青瓦台(チョンワデ、大統領府)核心関係者は前日記者会見で23日徐薫(ソ・フン)国家安保室長と国家安全保障担当の大統領補佐官ジェイク・サリバン氏が電話会談した当時、韓米首脳電話会談を早急に推進することで意見を一致したと伝えた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3c15b3fefab4467aa72b9ac6742f010ea09c63d


事の発端は、菅さんがバイデンと日米首脳会談をしたことだった。
しかし、韓国の文在寅の方はと言えばまだスケジューリングさえされていない、と。中央日報は韓国の優先度が低い!と愛国心を爆発させつつ記事を配信している。
まぁ、このあたりは毎度のことで真新しさのかけらもない。なぜ優先度が低いのか、どう改善すればバイデンは注目してくれるのか、そのあたりに考えが及ばず、悔しいを連発するだけなのでね。ほんと猿レベルのかまってちゃんだ。

なぜこういう辛辣な書き方になるのか?と言えば、韓国は菅さんとバイデンの会談内容をわかっていないからだ。そこではクアッド構想の継続が確認されている、つまりバイデン
新政権も安全保障を第一義に掲げているわけだ。
だが韓国はどうだ?クアッドには関心がない、と「今は亡き」カンギョンファBBAが得意げにコメントしていたではないか。
枠組みへ加わるつもりのない国は後回し、そんなの当然の話だろうよ、バカなのかお前?ということなのだ。

しかも、アメリカの民主党政権は代々小さな政府を目指してきた。拡大は望まず、その思考は極東の日本や韓国への冷たい対応となって現れるものでもあった。
そんな中にあって、なお日韓慰安婦合意をオバマ政権が仲介したのは、それ以上は関わらないという意思表示であった上に、どちらを冷遇するのかの判断で日本に負担させるとしただけに過ぎない。
だが問題は、その仲介までの一部始終を副大統領として見ていたのがバイデンだったということだ。当然、その後にパククネから文在寅に政権が変わって、合意を破棄する!と言い出していることも知っているわけだ。まさに泥を塗られた格好になっているバイデンが今の韓国をどう考えているか、おいらがわざわざ教えなくてもわかる事だと思うのだがね?ダメか?w

首脳会談に限らず、バイデンが韓国を冷遇する可能性は大統領選の最中にも言われていた。それを知っていても知らない振りをしてバイデンよ!韓国を見てくれ!と叫ぶのが中央日報の愛国心なのかもしれない。しかし、それをそのまま米韓の外交に持ち込もうとすれば、韓国は痛い目に遭うことになるだろう。
好き嫌いという個人的な感情ではなく、韓国を見限る歴然とした理由がバイデン政権にはあることを認識しなければならない、とだけ忠告をしておいてやろうと思う。

さて、首脳会談の件の続きだ。
中央日報の記事になる。これを読んで、爆笑してしまったではないかw


中東より後? 菅首相と電話会談のバイデン大統領、文大統領とは週末明けか
1/29(金) 15:20配信 中央日報日本語版
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と米国のジョー・バイデン大統領の初めての首脳電話会談がずれ込んでいる。青瓦台(チョンワデ、大統領府)は29日午前になっても韓米首脳電話会談の日程を公示しなかった。
青瓦台は前日、徐薫(ソ・フン)国家安保室長主宰の国家安保会議(NSC)常任委員会会議を終えた後、「米国新政府発足を契機に韓米間の緊密な疎通と協力を基に、同盟の懸案や韓半島(朝鮮半島)およびグローバルイシューを協議していくことにした」と明らかにした。しかし、疎通当事者である米国から韓米共助の開始を知らせる電話会談の日程について、まだ確定・通知がない。外交界では「韓半島問題が米国の優先順位から後回しにされているのではないか」という観測が出ている。
20日に就任したバイデン大統領は22日のカナダを皮切りに欧州友邦首脳との電話会談を終えた。続いて北大西洋条約機構(NATO)事務総長、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に続き28日には日本の菅義偉首相と電話会談を行った。これら国々の共通点は、米国が主導する中国封鎖戦略に直接参加しているか、影響を与えることができる国々だ。米国外交の「第一関心事」が中国にあることを示唆しているとの分析もある。
歴代米国大統領は初めての首脳電話会談の順序に自身が推進する外交政策の優先順位を反映してきた。中でも特に異例だったのは、中東の国々と真っ先に電話会談を行ったオバマ元大統領だ。
もし今まで中国問題に集中していたバイデン大統領が、韓国に先立ち中東の国々と先に接触する場合、韓半島問題は米国外交の「優先順位」から、中国・中東に続く課題として後ろに回されたという解釈が可能だ。
実際、バイデン政府と同じく民主党出身のオバマ氏の場合、日米、韓米首脳電話会談の日程に5日の間隔をあけ、在任期間中は「戦略的忍耐」という消極的北朝鮮戦略を繰り広げた。バイデン大統領が過去の民主党政権の時と同じ判断を下すなら、残り1年余りの任期中に韓半島問題に対する成果を出したいと考えている文大統領の構想に支障が出る可能性もある。
このため、韓国政府はバイデン政府発足前から公式・非公式のチャネルを通じてバイデン政府に韓半島問題に対する重要性を説明してきた。
実際、政府高位関係者は11日、中央日報の電話取材に対して「韓米両国の政府を緊密に連結する米国の中堅外交・安保筋を通じてまもなく発足するバイデン政府に『シンガポール精神に戻って金正恩(キム・ジョンウン)氏と米朝対話を再開しよう』というメッセージを伝達した」と話した。<中央日報1月12日付『韓国、バイデン氏側にシンガポール式米朝首脳会談を提案』記事>
にもかかわらず、韓米首脳電話会談がまだなく、外交界の一部からは「韓米首脳電話会談に先立ち、文大統領が習近平中国国家主席と先に電話会談を行ったことも影響を与えているのではないか」という懸念が出ている。
電話会談が週末明けの来週始めに行われる可能性もあり得る状況だ。
青瓦台は「近く電話会談が行われるのではないか」とし、順序や時期は重要ではないという立場だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f7b078ba2c180d24573e9e491dc78cbb36d0ad6


この記事が配信されたのは1月29日だったのだが、27日に同じ中央日報がこういう記事も流しているのだなw


習近平主席、文大統領と電話会談「コロナが安定すれば早急に訪韓」
1/27(水) 6:54配信 中央日報日本語版
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、習近平中国国家主席との電話会談で「習主席が昨年11月口頭のメッセージ(王毅国務委員の表敬訪問のとき)を通じて変わりない訪韓への意志を示したことを評価し、コロナ状況が安定して環境が作られ次第に早急に訪韓が実現できるように両国が引き続き疎通することを期待する」と話したと姜ミン碩(カン・ミンソク)青瓦台(チョンワデ、大統領府)報道官が伝えた。これを受け、習主席は「環境が作られ次第に早急に訪問してお会いすることを期待する」として「このために、両国外交当局が常時的連絡を維持し、密接に疎通するように願う」と答えた。
また、文大統領は韓半島(朝鮮半島)情勢について対話を通した問題解決に中国の建設的な役割を呼びかけ、習主席は「南北、米朝対話を支持する」という立場を明らかにした。習主席は「中国は政治的解決に向けた韓国の役割を重視する」ともした。同時に「北朝鮮が労働党第8回大会で明らかにした対外的立場は米国、韓国と対話の門を閉じていないと考えている」とし「韓半島情勢は総体的に安定的」とした。この日の電話会談は午後9時から40分間行われた。習主席との電話会談は昨年5月以降8カ月ぶりだ。
・・・
https://news.yahoo.co.jp/articles/e903f9f68a3108b9284b6cbae1cdc926a1344f6e


本当に習近平と会談したのかどうはわからない。なにしろ、脳動脈瘤の手術が成功したという話も未だに眉唾状態で語られている中なので、電話会談を開催したと言われても、それ本当に本人だったわけ?とこっちは疑っているわけだ。
だがポイントは、こういう記事が配信された韓国をバイデンがどう見たか?になる。そしてその答えが、米韓首脳会談へバイデンが動かない現実、になるのではないのか?ということなのだよ。

中央日報は、このままでは韓国の出番は中東と同じレベルになってしまう、と異様に焦っているようだが、会談が同じ日ならまだ救われるかもしれない。連中の言う会談の順序がそのまま「アメリカの優先順位」なのだとして、バイデンなら中東が終わった後に韓国を回す、もありうるからだ。その時の中央日報の慌てぶりも見てみたいものだが、さてどうなることやら、だなw

そうそう、オバマ政権時代と言えばパククネが中国の軍事パレードに参加したこともあったわけで、その際にアメリカ政府関係者がブルーチームにいるべき人物がレッドチームにいる、と話していた、と。
その時点でアメリカ民主党の韓国を見る目は決まっていたのかもしれない。そう考えると、バイデンが文在寅を無視している現状にも、妙に納得できる部分はあるのだがw

ただ、改めて思うに文在寅の外交センスのなさは致命的だ。
中国側が韓国との会談があったことを報じないのであれば、韓国も黙っておく手もあったはずなのに、宗主国さまと会談できたニダ!韓国最高!とやってしまうのだものなぁ。
パククネの頃に比較して、今は「コウモリ外交」と言われることがなくなっているが、それはもう文在寅が米中どっちつかずという状況を隠すスキルさえないからだ、とも言えるのかもしれない。何しろ、罰ゲームで生徒会長やらされてるコミュ障の中学生みたいなもんだものなぁw

そんな韓国のことを知ってか知らずか、読売がこういう記事を配信した。
バイデンは対中強固路線だってよ、どうするよ文在寅?w


バイデン政権、南シナ海問題で対中強硬姿勢継続か…東南アジア各国への支持を約束
1/28(木) 21:39配信 読売新聞オンライン
【ワシントン】米国のブリンケン国務長官は27日、フィリピンのテオドロ・ロクシン外相と電話会談し、南シナ海問題を巡り、「国際法で認められる範囲を越えた中国による海洋権益の主張は拒否する」と表明した。中国と領有権を争う東南アジア各国への支持も約束した。米国務省が発表した。
トランプ前政権は昨年、中国による南シナ海での広範な権益主張を「完全に不法だ」とする見解を発表し、中国への対抗措置を強めてきた。バイデン政権も南シナ海問題で対中強硬姿勢を維持する方針とみられる。
ブリンケン氏は27日、就任後初の記者会見を行った。米中関係について「敵対的、競争的な側面もあるが、協力的な側面もまだある」とも述べ、気候変動対策などの分野では協力を模索する考えを改めて示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/374356b91ab66061884c93ba1ba3c8b242942726


つまり、この記事が出る前に習近平との会談をしてしまったことこそが、韓国がアメリカ側に残る道はない、というサインだったのかもしれないわけだ。
というか、バイデンたちは明らかに文在寅が中国と接触するのを見て、アメリカは中国との敵対関係を継続する、と言い始めているようにも見えるほどだ。
新政権は切り捨てると決めたら容赦がない印象で、トランプとはまったく違うスタイルだ。これはマジで、次にバイデンが韓国に向けて放つメッセージが在韓米軍の撤退かもしれない。米韓首脳会談は第一回目から面白い展開が期待できるんじゃないのかね?w

まぁ、何にせよ文在寅の男が試される時は近づいている、んだろうね(おそらくニヤニヤ笑うだけで、そうなってもまだ腰は引けてるんだろうけどさw)。

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