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もう隠せない、ダメダメなロシアの情けない内情が、時間と共に曝け出され始めるw

ロシアの発表は眉唾だ、というスタンスでずっとロシア以外のメディアが発信するネタを客観的だと見て抽出し、このサイトで笑ってきた。その為、ロシア発のネタ「だけ」を正だとしている「特定の」日本メディアとの間で乖離が起きているのだが、いちいちその差を埋めるようなことはしない、という考えを変えるつもりはない。判断はご覧いただく貴兄にお任せする次第だ。
まぁ、ロシアが何を言おうが、支払うべきを支払わないならロシアが「約束も守れない途上国」であることは間違いないし、いくら戦況は好転していると叫ぼうが、攻めているウクライナの都市が陥落していなければ、ロシアを信じる理由もない。やはり、そこには笑いしかない、ということだとおいらは考えるだけだ。
そういうわけで、今日もダメダメなロシアを笑うスタンスで1本仕上げてみたいと思う。

●それが通常処理だよ、デフォルト回避という文言が出てくる時点でロシア終了でしょ?●
そもそもこの件、ロシアが「ドル建て国債の利払いをルーブルで払う!欧米をデフォルトで攻撃する!」とトンデモ声明を出したことが発端だからw
やはり反日の時事通信、必死にロシアをアゲようと普通の利払い処理をさもすごい対応を続けていると書き立てているw


ロシア、2回目の国債利払い完了 再びデフォルト回避 財務省発表
3/22(火) 20:41配信 時事通信
【ロンドン時事】ロシア財務省は22日、前日が期日となっていたドル建て国債の利払いについて、6563万ドル(約79億円)の支払いを完了したと発表した。
ロイター通信が報じた。ロシアがウクライナ侵攻に対する経済制裁を受けて以降、利払いは2回目で、デフォルト(債務不履行)を再び回避したとみられる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f5bad77679d6702ee6439f93673c26b4472a8e8


いやぁ、この件も時事通信的には世間が忘れていてくれた方がよかったはずだが、ウクライナ侵攻の現場からはロシア不利というニュースしか出てこないので、経済面で何とか持ち上げようとしたのだろう。
ロシア政府は、ルーブルで何でも支払えるという法案を通したものの、いざ利払いの段になると急にドルで払う方針(=当初の運用通り)に戻した。ロシア的には、デフォルトすることで債権を持つ西側に打撃を与える「作戦」だと言っていたのだから、その通りデフォルトしてしまえばよかったのに、ギリギリのところで虎の子のドルを出して最初のヤマを乗り切ったのだ。

これ、何かに似ていると思った貴兄は鋭い。そう、2019年11月に文在寅が、期限6時間前に安倍さんへ電話を入れて、GSOMIA破棄の時計を止める、とやったアレにそっくりなのだ。脅しのネタになると思っていたものが、相手には全然効いていないことがわかった上に、一線を越えて自分が受ける打撃の方が遥かに大きいと見て、慌てて方向修正をした、そういうことだ。ロシアと韓国が似ていることは過去記事でも笑ってきたが、結局はバカだとか究極の世間知らずという共通点があるから結果もこうなる、ということなのだろう。笑うしかないよな、これって。

おそらく、ロシアが己の認識を間違っていると気が付いたのは、バイデンが「ロシアのデフォルト?どうぞ?やってみ?」的な発言をしたのを聞いたからではないかとおいらは見ている。ルーブルでの支払いを強行しても、まさに秒単位で価値が下がり続けている脆弱な自国通貨を山積みにして、それでもなお足りない、という恥辱的なシーンを演じてしまう危険性まであったからだ。そもそもドル建て債をルーブルで払うこと自体が恥さらしな決定だったのに、為替差損が出ているから受け取れないと突き返されたら、ロシア政府には立場もくそもない。バイデンのダチョウ倶楽部な前振りを見て、プーチンは熱湯風呂に落ちることを躊躇った、そんな感じだったと言える。

ま、ダチョウ倶楽部コントの場に引きずり出された時点で、プーチンは負けてたんだけどねw

ちなみに、今回ロシアが利払いで利用したのは、アメリカのシテイバンク系の金融機関だったことがわかっている。つまり、制裁を受けているアメリカの許しがなければ、ロシアはドルでの支払い「さえ」できない状況だ、ということだ。バイデンは、シテイバンクを経由させることさえ拒むこともできたのだからねぇw
つまり「ロシアがアメリカによって生かされている」わけで、こういう部分を報道しない日本メディアを日本人も覚えておかなければいけない、ということだ。

●これは情けないwロシア、アメリカはウクライナへの武器供与停止を懇願w●
昨日の記事で杉村太蔵と爆笑問題の太田光がロシア擁護を展開した件を笑ったが、そういう「ロシア擁護をしたがっている連中」にとって、このニュースは俗に言う「そっ閉じ」なもののはずだ。
アメリカは継続的にウクライナへポーランドを経由して兵器を供与しているが、ロシアは「今後の関係のためにやめるべき」と情けないお願いの姿勢を始めている。そうは言いながら、プーチンが掲げているレッドラインには抵触していないこともあり、もっと強い文句をぶつけたいのにできない、という煮え切らない姿勢をとるしかない、と。こんなロシアを見たくない、が本音なんだろ、太田光?w
ブルームバーグの記事になる。


ロシア外務次官、米にウクライナへの武器追加供与の停止求める-タス
3/22(火) 16:19配信 Bloomberg
(ブルームバーグ): ロシアのリャプコフ外務次官は22日、米政府に対し、ウクライナへの武器の追加供与とロシアとの緊張をエスカレートさせる行為をやめるべきだと主張した。タス通信が伝えた。
リャプコフ外務次官は、ロシアと米国との関係は破綻の瀬戸際にあり、今後の展開は米政府の出方次第だと発言。米国がウクライナに良い影響を及ぼすことはできないとロシアは確信するが、そのような動きがあれば歓迎すると述べた。
原題:Ryabkov: U.S. Must Stop Escalating Tensions With Russia: Tass(抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7f7f49ab5d2698ad203c5e18ad2f66a357bfc95f


そんなロシアをせせら笑うように、アメリカはイケイケな態勢を崩していない。
ついにウクライナへ、旧ソ連製の防衛システムまで供出している。こんなものでせっかく発射したミサイルが叩き落とされたら、プーチンはそれこそ地団太踏んで悔しがるんじゃないだろうか?
WSJの記事になる。


米、旧ソ連製防衛システムをウクライナに提供
3/22(火) 10:37配信 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
【ワシントン】米国はウクライナ軍を支援するため、何十年も前にひそかに入手した旧ソビエト連邦製兵器をウクライナに提供している。複数の米当局者が明らかにした。
米国は情報専門家に点検させ、米軍の訓練に役立てる目的で少数の旧ソ連製ミサイル防衛システムを入手していた。今回ウクライナに提供するのは対空ミサイルシステム「SA-8」など。ウクライナ軍はソ連解体後にこの種の兵器を受け継いでおり、慣れている。
米国防総省はほとんど知られていない旧ソ連製兵器を提供するという判断についてコメントを控えた。バイデン政権はウクライナの防空能力の強化に取り組んでいる。
米当局者によると、ウクライナに提供する兵器にベラルーシの「S-300」は含まれない。
米政府はウクライナの防空能力を高め、同国が設定を要請している飛行禁止区域(NFZ)を実質的につくり出したい考えだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/446a7a1a1058681e237d1579ac86a3cb94752374


前項で、バイデンがロシアのドル払いの為にシテイバンクの軽油を許した件を書いたが、プーチン体制になり、1998年の通貨危機を経験して以降のロシアは、特にアメリカ資本の侵略を無抵抗で受け入れた結果、アメリカなしでは立ちいかない国になってしまった、ということだ。日本の陰謀論者は、必死にロシアはアメリカと刺し違える覚悟があるから要注意だ、と言い続けているが、そんな牙や度胸はとっくの昔に抜き捨てられている。SWIFTから簡単に排除され、アメリカ資本があっという間に撤退していった後は、ルーブルが爆下がりを続けている。ドルのないロシアのルーブルになど誰も関心を示さない現実を、たった1か月のウクライナ侵攻で見せつけられたのだ。カッコ悪いにも程がある。

まぁ、こうして書いているだけで、陰謀論者の言うSWIFTがなくてもロシアにはCIPSがある、といった「しぶといロシア」も幻想の産物であることがわかる。中国がいくら金融面をカバーすると言っても、やっぱりドルがないことに変わりはない。それよりも、バイデンがロシアへのドル流通禁止を宣言する方が遥かに威力がある。だって、ロシアを絞め殺すことができるんだからw

こういう背景があるから、ロシアの高官もああいう言い方しかできなかった、ということだ。核の保有国でもあるんだし、ウクライナ支援を止めないなら戦略核の使用も辞さず、とヤクザならヤクザらしく脅しに徹すればいいもの、それを口にすることもできないほどロシアは弱腰だということだ。

●ロシア国営放送からまた退職者「プロパガンダだと知って欲しい」●
プーチンを支え続けた「三つの母体」のうち、ロシア国営放送が目に見えて崩壊している。プーチンの演説を途中で放送打ち切りとしたり、ニュースを報じる後ろでプーチンを批判するバナーを掲示するなど、このところ波風をたてまくっているこの放送局から、パリ特派員が現地で辞職を決め、会見を開いて「プロパガンダだと知ってほしい」とロシア国民へメッセージを送っている。
大変恐縮だが、時事通信の記事になる。


ロシアTV、特派員も辞職 「プロパガンダと知って」
3/23(水) 8:26配信 時事通信
【パリAFP時事】ロシアの政府系テレビ「第1チャンネル」で欧州特派員を務めたジャン
ナ・アガラコワさんが22日、駐在していたパリで記者会見し、プーチン政権のプロパガンダを非難した。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて辞職し、公の場に初めて姿を見せて涙ながらに語った。
国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団(RSF)」が設けた会見で「ロシア国民には私の声を聞いて、プロパガンダが何かを知ってほしい」と訴えた。自身の記者人生は「妥協の連続」だったが、ウクライナ侵攻で「一線」を越えたと心境を明らかにした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a4f4cdc613c7aa56fc42505689398c92da15771


まさに不穏な空気がロシア国内に、ということだろう。
実は、放送が中断されたプーチンの演説について、スタジアムに数万人を集めて行わエたことになっていたが、あの映像がプーチンに無関係なライブコンサートの時の映像と合成されたものだった、という話が流れている。残念ながら、ネタ元になったライブの映像と今回の映像を比較する確かな資料がなく、このサイトでは記事として扱うことはしなかった。だが、そういう噂が流れた上でパリ特派員の「プロパガンダだった」発言を聞けば、なるほどそこまでして戦意高揚を演出しなければならなかったのか、ということが見えてくる。

しかし、こうしたロシアメディアの動きがどれほどロシア国内に伝わっているのか、はわからない。今回も場所はパリで、ロシア国営放送が退職した元職員の会見自体を取材していない可能性もある(報じるはずの特派員が、取材される側になっているのでねw)。ただ、こうしてロシアが瓦解を始めていることを他国が知ることに意味はあるだろう。少なくとも、おいらのようにロシア発のネタは眉唾だ、と思う人間がどんどん増えれば、ロシア政府が画策するプロパガンダも国内限定の狭い効果しか望めなくなるからだ。陰謀論者の数も減れば、サンジャポでロシア擁護もしにくくなるだろうしねw少しは安心してテレビを見ることもできるのかもしれない、のかな?とw

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