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あまりにまっ平いらな記事ばかりの米韓首脳会談、それでも笑いを求めて深堀りをしてみたよw

文在寅新喜劇ワシントン公演、こと米韓首脳会談が開催された。三冠王大統領が、イキりまくってギャグを連発してくれるものと爆笑する準備をして待っていたのだが、バイデンの塩対応がパフォーマンスを許さなかったようだw
まず、初報からコピペを開始するが、いやぁマジでこの時は困った。あまりに各紙「まっ平いら」、要するに目玉となる大きな合意が何もない為、どこも書きようがなかったようで、結果当たり障りのない記事内容が並んでしまったのだ。
そんな中で、聯合ニュースのものを取り上げる。


[速報]バイデン米大統領「北朝鮮との対面前に非核化約束必要」
5/22(土) 7:42配信 聯合ニュース
米国を公式訪問している韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(左)は、ホワイトハウスでバイデン大統領と初の対面会談を行った。会談後の共同記者会見に出席した両氏=21日、
ワシントン(聯合ニュース)
[速報]バイデン米大統領「北朝鮮との対面前に非核化約束必要」
https://news.yahoo.co.jp/articles/096c982254ded5a172915d6dda2cf1c99351b62a


電文をそのまんま記事にした、という味気無さが逆に今回の米韓首脳会談の味を伝えている?というこの皮肉っぷりw
笑いは笑いでも腹を抱えてではなく、苦笑とか半笑いの情けなさ、こちらとしても書きにくさの極みなのだが、首脳会談を新喜劇の舞台にする方が間違っている、とバイデンが叱っているようにも見えるw

この時点で詳細な状況は伝わっていなかったとはいえ、会談当事国ではない第三国の北朝鮮がタイトルになっているのを見れば、既に「韓国なんかどうでもいい」というバイデン政権の空気が詰まっているように感じられる。
しかも、非核化が確定しなければ黒豚くんと会うことはないとバイデンが意思表示をしたのは、要するに非核化になど北朝鮮は応じるわけがないから俺が会うこともない、という意味になる。
トランプは会ってその意思を確認しようとしたことを思えば、北朝鮮に対してのアメリカの政策も政権交代で真逆になったと言えるのだ。つまり、文在寅の北朝鮮融和政策も一緒に切り捨てるのがバイデン流だ、と言い放たれたに等しいわけだよ。

一応、腐っても米韓首脳会談なので、例えばクアッドだったり在韓米軍の駐留費負担額といった国防面の動きだったり、サムスンへ要求しているアメリカへの投資の件、まぁ旬な部分ということでワクチンの話も出るだろうと思ってはいたのだが、そうしたアメリカからの韓国への要求、要望は一切なかったようだ、という事実にはやはり衝撃を受けた。
逆に、そうしたアメリカ対韓国という部分で何も話がされなかった面が、アメリカの韓国に対する認識を表しているとおいらは見たわけだ。
要するに、韓国とは朝鮮半島に関するもの「だけ」の付き合いだ、とバイデンが宣言していたということなのかな、とね。

特に注目すべき点と言えば、台湾という文言が一切出ていない点だ。
日米首脳会談ではトップ事項として記事タイトルにさえ踊ったというのに、文在寅の場合には台湾の「た」の字もない、つまりこれこそがバイデンの回答ということだったとおいらは見ている。もう韓国はブルーチームの枠組みには入れていない、だから逆に自陣にとっての重要なキーワードも「切り出さなかった=教えなかった」のだろう。クアッドも、韓国には関係がないからこそ議題にしなかった、そんなところではないだろうか。

さて、お笑いの面では本当に何もなかったのか?と言えば、いやいや、あるにはあったw
しかしそのギャグはエンターテナー文在寅ではなく、まさかのバイデンがぶっ放していたのだから、こっちでも文在寅は完敗だったようだ。
WoWKoreaの記事になる。


バイデン、また呼称間違い…文大統領を「韓国の総理」
5/22(土) 8:21配信 WoW!Korea
バイデン米大統領が21日(現地時間)、ムン・ジェイン大統領を「総理(Prime Minister)」と呼ばれるミスをした。
バイデン大統領はこの日、米韓首脳会談の直前、ホワイトハウスでムン大統領が出席する中、94歳の朝鮮戦争の英雄ラルフ・ポケット・ジュニア予備役大佐に名誉勲章を授与する行事の演説で、「韓国の総理がこの行事のためにここにいるという事実が証明するように、韓国の国民も忘れない」とした。
バイデン大統領は演説の中で「ムン大統領(President Moon)」という呼称を用いたが、大統領の代わりに一回総理という表現を使った。
バイデン大統領の呼称の間違いは今回が初めてではない。ニューヨークポストによると、バイデン大統領は前日、イスラエルとパレスチナの休戦を歓迎する演説でベンジャミン・ネタニヤフイスラエルの総理を大統領と呼んだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b344167072e63c4f55fe811817fa73ed58dbc13


要するにバイデンが、大統領(President)ではなく総理大臣(Prime Minister)と文在寅を呼んだ、ということなのだw
WoWoKoreaは「また」という表現をしているのだが、これはイスラエルのネタニレフ首相を大統領と呼んだことがあったからで、バイデンいい加減にしろとでも言いたいようだ。
しかし、政策上「重要な相手国」と首脳会談を開く時に、バイデンはこのボケを使っていない。菅さんはきちんとPrime Minister、ボリス・ジョンソンもPrime Minister、それであれば問題はない。仮に黒豚くんを「あっちのお兄ちゃん」と呼んだとして、それで弾劾裁判に至ることもない。どうでもいい相手にはどうでもいい対応をする、ただそれだけのことなのだよw

WoWKoreaとしては、アメリカの「韓国無関心」で弾け飛びそうだった愛国心を、この話から健忘症のバイデンふざけんな!韓国なめんな!で怒り、崩壊を食い止めているのだろうが、逆なんだよ、逆。
バイデンにとっては、あと1回会うかどうかの三冠王大統領のことなんか、既に覚えるつもりもないモードに入っている、ということなのだ。わかってないよなぁ、ほんと。

そういうバイデンの韓国軽視は第二報でもはっきりとわかる。
再びWoWKoreaの記事になる。


バイデン「米韓両国関係成熟…新しい挑戦に協力」
5/22(土) 7:50配信 WoW!Korea
バイデン大統領は21日(現地時間)、ムン・ジェイン大統領との首脳会談で「米国と韓国は、共通の犠牲を含む非常に長い歴史を共有している」とし、 「米韓同盟は世界で非常に重要な地域として世界の平和と安定に不可欠だ」と述べた。
バイデン大統領はこの日午後、ホワイトハウス国賓晩餐会場で開かれた米韓首脳会談拡大会談の冒頭発言で「今後も私たち両国が引き続き議論を継続することを望み、また米韓両国の関係がより一層成熟し、新しい課題についても協力していくことを期待する」と述べた。
ムン大統領とバイデン大統領はこの日の午後2時5分から37分間、首脳会談を行い、続けて57分間の少人数での首脳会談を行った。
バイデン大統領は「今日、私はムン・ジェイン大統領をホワイトハウスで就任してから二番目の外国首脳として歓迎することになり、非常に嬉しく思う」とし「もう一つ、今日特別な行事があった。朝鮮戦争参戦勇士、90代の参戦勇士大佐が今日名誉勲章を受けたが、ムン・ジェイン大統領が個人的にそこに最後まで参加してくれて、また、その方に勇気と大胆さを感謝する場を持った」と感謝の意を表した。
続いて「ムン大統領と私、また私たち双方は、今日共通の議題をめぐって非常に有益な会話を交わした」とし「個人的に単独会談をした時、さまざまな問題について議論したため、スタッフがずっとメモを送りながら非常に長い時間会話しをしていた、そんなメモも受け取ったことがある」と述べた。
米韓首脳は拡大首脳会談を終えた後、会談の結果についての共同記者会見を行う予定である。
https://news.yahoo.co.jp/articles/475fbb90cbd570564e79b62f0284ab829f6d5f0e


ここで注目すべきは、今回の米韓首脳会談にかけた時間だ。
バイデン対文在寅のいわゆる首脳会談自体は37分、更にペロシ下院議長などとの小規模な会談?会合?が57分加わって、トータルでは94分だったそうだ。
菅さんとの会談は150分で、この部分だけでもバイデンの熱量の違いが如実に表れていると言っていい。
この現実が物語るものが大きいのだ。
一応、参考資料として日米首脳会談の政府記事をコピペしたい。


日米首脳会談
令和3年4月16日
現地時間16日午後13時40分(日本時間午前2時40分)から、ワシントンDC訪問中の菅義偉内閣総理大臣は、ジョセフ・バイデン米国大統領(The Honorable Joseph R. Biden, Jr. President of the United States of America)と日米首脳会談を行ったところ、概要以下のとおりです(計150分間実施。)。また、両首脳は共同声明を発出しました。
冒頭、バイデン大統領から、バイデン政権発足後初めて訪米する外国首脳として菅総理を心から歓迎する旨述べました。これに対して、菅総理から、バイデン大統領の友情とおもてなしに対する深い謝意を述べました。
両首脳は、自由、民主主義、人権、法の支配等の普遍的価値を共有し、インド太平洋地域の平和と繁栄の礎である日米同盟をより一層強化していくことで一致しました。また、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、日米両国が、豪州やインド、ASEANといった同志国等と連携しつつ、結束を固め、協力を強化していくことを確認しました。
また、両首脳は、中国、北朝鮮、韓国、ミャンマー等の地域情勢について意見交換を行いました。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/na/na1/us/page1_000951.html


150分の話だけでなく、議事録風に記された内容だけで、会談では相当に濃いやりとりが交わされたことが伝わってくる。
そしてここから、クアッドについてもアメリカと日本から「韓国お断り」のサインが出ていたことがよくわかるのだ。まぁ、この件に関しては中国へ寄せていく障害がまた一つ取り払われたという意味で、韓国も歓迎すべき状況だろう。

ちなみに会談ではお約束の共同宣言なのだが、ここでの日米、米韓における「台湾」に関する表記の違いもご覧いただきたい。
米韓についての引用元はホワイトハウスの発表になる。
https://www.whitehouse.gov/briefing-room/statements-releases/2021/05/21/u-s-rok-leaders-joint-statement/


日米共同宣言
We underscore the importance of peace and stability across the Taiwan Strait and encourage the peaceful resolution of cross-Strait issues.
(我々は、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調し、両岸の問題の平和的解決を奨励する。)


米韓共同宣言
President Biden and President Moon emphasize the importance of preserving peace and stability in the Taiwan Strait. As democracies that value pluralism and individual liberty, we share our intent to promote human rights and rule of law issues, both at home and abroad.
(バイデン大統領と文大統領は、台湾海峡の平和と安定を維持することの重要性を強調しています。)


緊張感がまるっきり違うということをよくわかっていただけるのではないだろうか。
そして何だろう、日米では台湾海峡の防衛という意思を感じさせるのとは対照的に、米韓の場合はコンテナ船があの海域で事故を起こさないよう留意、みたいなニュアンスでも通じてしまうんじゃ?というほどの軽さを感じるのだがw

さて、サイドストーリーもいくつか出ているのだが、我らのかっぱえんちょーがそれをまとめた動画を配信しているので、今回は利用させていただくことにしたい。


韓国文在寅大統領が迎賓館ではなくホテルに送られる屈辱、米韓首脳会談共同声明内容を韓国が勝手に決定、米韓首脳会談の韓国参加料4兆円、でも韓国は
https://www.youtube.com/watch?v=BSsh61NDenk


いやぁ、迎賓館を準備されず、ホテルに宿泊となったあたりが文在寅新喜劇というとことかw
そういえば、2019年の日中韓首脳会談の際も、日中で晩餐会となっている間、文在寅は一人で北京の中華料理屋に行き晩飯を食った、なんてこともあった。さすがは三冠王大統領、きっちりあのギャグをワシントンでもリピートするあたり、笑いに貪欲&妥協がないよねw

で、オチとしてはこの記事をお届けしたい。
聯合ニュースの記事になる。グーグル先生に仕事をお願いしている。


バイデン - 文「クラブケーキ」の昼食会... 「菅総理のハンバーガー」とは対照的
ムン・ジェイン大統領とジョー・バイデン米大統領の21日(現地時間)首脳会談では日米首脳会談とは対照的な姿が相次いで演出された。
まず韓米首脳会談の時間はバイデン大統領が就任後初めて迎えた菅義偉日本首相との会談よりも20分ほど、より長かった。
この日の韓米首脳会談は単独会談、少人数会談、拡大会談の順に行われ、予定より1時間を超えた171分(2時間51分)の間続いた。ムン大統領がホワイトハウスにとどまっ全体の時間は約5時間40分である。
日米首脳も単独・少人数・拡大会談の順で2時間半にわたり会話したが、韓米首脳会談の時間が約21分より長いわけだ。ホワイトハウスに滞在時間を計算すれば格差はより行われる。
昼食風景も全く違った。
この日、韓米首脳は昼食会を兼ねて37分間行われた単独会談でメリーランドクラブケーキをメインメニューに昼食を一緒にしたとチョン・マンホ国民疎通首席がブリーフィングで伝えた。
チョン首席は「米国側はシーフードが好きなムン大統領の食性を考慮して、メリーランドクラブケーキをメインにするメニューを用意し、バイデン大統領も同じメニューを一緒にした」と説明した。
クラブケーキが米国の有名料理に加え、ムン大統領の食性まで丁寧に考慮したことで、米国側が誠意を示したものではないかという解釈をすることができる。
一方、バイデン大統領と菅首相はハンバーガーを前にして2m程度の長テーブル両端にそれぞれ位置して約20分間の昼食会をしたが、当時の菅首相は、ハンバーガーには手もつけなかった。
さらにムン大統領とバイデン大統領の昼食時間も、日米首脳会談当時より17分ほど長かった。
また、韓米首脳が「ノーマスク」で出会ったことも、他の点である。バイデン大統領は、マスクを2枚重ねて菅首相を迎えたこととは対照的な場面といえる。
先に米国は13日、ワクチン接種者は室内外ほとんどにおいて、マスクを使わなくてもという新しいガイドラインを発表したことがある。韓米首脳はすべてワクチン接種者だ。
https://n.news.naver.com/mnews/article/001/0012409435?sid=100


文在寅は、菅さんに勝った!しかも3勝0敗の完勝だ!なのだそうだw
その勝利の軌跡はこんな感じだったらしい。

会談時間:文在寅171分 菅さん150分
昼食内容:文在寅クラブケーキ 菅さんハンバーガー
昼食時間:文在寅37分 菅さん20分


・・・そう、なんだ?w
聯合ニュースが何を根拠に会談時間171分としているのかは知らないが、どうしても150分を超えなければならない事情があったのだろう(あくまでも事情ねw水増しとかなんて書かないよ?w)
それと、郷に入っては郷に従えが日本の基本スタンス、かつてタイでは小泉元首相がトムヤムクンを食事に希望して、現地関係者を感激させたエピソードが有名だが、安倍さん、菅さんはしっかりアメリカのハンバーガー文化を理解し、受け入れているということだ。
文在寅はハンバーガーを嫌がって迎賓館(ブレアハウス)の利用を断られたそうだしねwカッコ悪いね、三冠王大統領w
それから昼食時間だが、会談時間を惜しむ菅さん、だらだら食っていても何も言われない文在寅、という意味なんじゃないのかね?ま、どーでもいいけどさw

というわけで、歴史に残る中身のないイベントになった米韓首脳会談についてお届けした。
今後は、韓国側から希望、願望を盛り込みまくったレビュー記事が多数配信されるはずなので、そこでの笑いに期待したいところだw頼むぞ「我らが」中央日報、イキって愛国記事書けよ?w

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