皆既月食でやらかし続けて(天体写真に挑戦してみて)~FAKE?でごめんね~
胸部大動脈解離で自宅療養中のmominです。折しも皆既日食でお祭りのようなネットのにぎやかさの中,じっとしていられない私。
昔,愛用していた8㎝屈折望遠鏡は病のため重くて利用できない始末に。愛用の一眼レフは今や電池もフィルムも売っていない状態に。寒くて血圧が上がるために夜は外に出られない私。
でもじっとしていられない私。
そこで考えました。10年前の安いデジカメで何か記念になる写真が撮れないかと。押し入れを捜索すると,しっかりした愛用のビデオ三脚が!
外に出られなければベランダがあるさ,と2階に上り東の空を臨める窓際にセット。日が沈むのを待ちました。
午後5時50分。撮影開始です。カメラをセットし夜景モードに。そして試し撮り。実は夜景モードって使ったことがなかったんです。これがやらかし1発目になるとは夢にも思わない私。
5分おきにシャッターを切ることにして,何枚か撮った時に突然ストロボが光りだし,焦った私はその場で撮り直していました。やらかし2発目です。
とうとう月がと球の陰に隠れる瞬間がやってまいりました。2階の階段を上り下りすること20回。シャッターを切る私。でも月があまりにも暗いために移っているのか確認できず,ついにはついには三脚を動かして月を探す始末に。やらかし3発目です。
翌日は足腰が痛いのです。あんなに階段の上り下りをしたのですから。痛みを奥さんに隠しながら月食の写真づくりに取り組む私。
デジカメの写真は望遠にするほどピントが甘くなります。ましてオートフォーカスなのでピントが合わなかったりピント探しに時間がかかったりするのです。夜景だとなおさらです。
そこで広角で月を小さく撮り,時系列に写真を重ね合わせて連続写真のようにすることにしていたのです。
撮った写真の確認をすると,撮ったはずなのに写真がないことが判明。空ではおしゃべりな白鳥が井戸端会議をしながら餌場に急ぎ足です。
やらかしの原因はすぐにわかりました。シャッターを押すとピント合わせをしてストロボを発光させるのですが,私のシャッターボタンの押し方が甘く,撮ったつもりがとっていない状態が何回かあったようです。
それだけではありませんでした。それぞれの写真が何時何分にとったものなのかわからないのです。だから重ね合わせようとしても順序が定かではないまま作業が続きました。
やらかしはまだ続きました。シャッターを切る前に電源ボタンをONにするのですが,暗闇のため手探りで行ったために,本来動かしてはいけない三脚やカメラが知らぬ間に動いてしまったのです。それで重ねても月が変な位置に動いてしまう写真になってしまいました。やらかし4回目に。
しかたがないので,月の位置を修正して何とか並べてみました。
見た目,完璧と思ったのですが,最初と最後の月の位置が,映り込んでいた雨どいとベランダの手すりを合わせてみたところ,月が昇る方向が違っていたことが判明し,慌ててやり直す私。
月を貼り付けるときも「背景色を透明にする」という基本をすっかり忘れていたため,張り付けるときに隣の月が隠れでしまうこともあり… この性格何とかして!と思う私。やらかし5回目に。
何とか形にはできたようです。でもこの通り月が欠けたのか,月の通り道はこの方法でいいのか,考えてしまいました。でもこのような撮影をしなければ,多分,撮影しないことを後悔して高血圧確実です。
メディアではフェイクニュースやフェイク写真などが話題に挙げられていますが,事実と違うものを作りたくなくてもそうなってしまうことがあるって,自分で作って思いました。
要は「作る目的」の違いではないかと思うのです。人や社会をだます,惑わすものであってはいけないのだと感じています。
多分,この写真画像を,見た人や社会に悪影響があるとは思えないので(勝手に言い切ってしまいました。ごめんなさい。),今回,皆さんに公開している次第です。
おかげさまで,私の記念のものが出来上がりました。背中や足腰の痛みは3,4日続きますが,リハビリと思えばそれも思い出です。
なお,写真作成ではPCの画像ソフトはMSペイントをつかったので,実質無料です。
みなさんも,「やらかしながら」連続写真を作ってみませんか。(FAKE?になってもなかなか楽しいですよ)
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