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「舐めないでほしい、やる気のなさを」

大学に(にも)友達が本当に全然いないのだが、1人だけわたしと同じく大学5年目の女の子がいる。学科も研究分野も同じなのでこの時期は履修登録やら様々な期日やらについて共闘を目的に連絡を取るのだけれど、連絡を取ることは友達の根拠にはならないのでわたしたちはおそらく友達ではないし、結局専攻必修を除いて同じ授業を履修することはほとんどない。

自分の何気ない行動や選択が、他人にとって非常に困難であったり勇気のいることであることはしばしばある。もちろん逆も然りである。「なんでそんなすげえことできんの天才かよ〜」って思うこと死ぬほどあるんですわたし、辛え〜

そういう時、相手にも自分と同じだけの覚悟や信念や努力や、やる気、が(実は)あってほしいと願ってしまいがち。だってそんなすげえこと難なくやられたら納得できないし気に食わないしなによりわたしが惨めだし。

「舐めないでほしい、やる気のなさを」

でも実際はそんなことはない。生まれた瞬間から奨学金をもらわずとも私立大学に通えちゃう人間もいるし、「勉強が得意で素晴らしい」と言われて育ち気づけば「勉強が得意で素晴らしい」人間になっていた人生もある。覚悟なんて問われたところで知ったこっちゃないこともあるのだ。わたしも、あなたも、これを言った友達とは呼べないだろうその子も。

わたしがその子と友達ではないのは相手の人間性の問題では断じてない。むしろそう言えちゃう清々しさは好ましくすらある、のだが。人とお友達になるのは難しいものですね。


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