おウワサはかねがね その35「前回は34」
「おウワサはかねがね」は、お互いの「ウワサ」だけは知っている波多野伶奈(俳優)と野花紅葉(劇作家)がnoteを通じてやりとりする企画です。会ったことのない2人の関係はどう変化するのか、2人が本当に会う日はやってくるのか。毎月0のつく日は野花紅葉、5のつく日は波多野伶奈が更新します。
前回のおウワサはかねがね【その34(9月25日)】
ちゃんさんへ
よし書くぞとなる→前回のおウワサを見返す→あれ、その34では……?→副題に書いてしまう の流れにより、今回の副題は「前回は34」となってしまいました。すいません野花紅葉です。わたしは奇数ちゃんさんは偶数の話をしていたおかげで気がつきました(その21・22)。
体調はぼちぼち回復してきておりますが、マジであ〜9月ゴミの月でした〜話したい!!!!!!!こういうことが「書けないけど話せること」なのかもしれないな。改めましてご心配おかけし申し訳ありませんでした、そして、ありがとうございました。
本題の前に。「なんかリクエストしてよ〜」という無茶ぶりに答えていただき!!!あのすいませんそしてありがとうございます(こればっかり)。「月の光」はドビュッシーの曲ですよね。ひええ弾いた記憶がない。練習してみます!そしてクラッシックを貼っていただいたお返しに(?)、わたしはジャズを。ビックバンドでテナーサックスをやっていたことがあるのですが、ジャズが好きで聴き漁るというよりは演奏する曲しか知らないというレベルで……読者の方でジャズがお好きな方がいらしたら怒られてしまうかもしれません、が、貼ります。
わたしが吹いていたのは右から2番目の楽器です。ビックバンドの演奏が1番好きなんですがこのサックスの四重奏を最近よく聞くので選びました。ちなみにこの曲は2番目に好きな曲なので、いつか1番好きな曲をご紹介できたらと思います。我ながらなぜ?
さて、本題。ちゃんさんが好んで観ていらっしゃる「実際に存在した現実を下敷きとしたノンフィクション的フィクション演劇」というのはわたしも好きで、というかわたしが作っているのもおそらくこれで。その意味で、全くこういうジャンルに嫌悪感があるぜというわけではないんですが……
なんだろう、勝手でありたいんですよね観客として。だって客席と舞台上ってどうやっても違う世界だし。わたし舞台上の世界に生きてないし。でも、舞台上の世界との一体感を抱くとか(参加するというニュアンス)、もしかしてわたしの世界と同じなのかもと思うとか(参加させるというニュアンス)、そういう同化的な体験はもちろんあるし、心地いい。ただ、それはあくまでわたしが決めることだし、強いられたくないし、ましてや断言なんかされたくないんだな、と前回のちゃんさんの文章を読んで思いました。「君と僕の世界同じだし、君の痛みわかるし、僕も君の世界で頑張って生きてるよ!」って言われてもいやそう思うかどうかはわたしの勝手だろ!委ねろや!ていう。
演劇を観る際に求めていること!!!!ぴいい。考えました。いきなりですがわたしユーミンとつんく♂が書く歌詞がすごい好きで、それはなんでかというと「この人が言わなかったから言語化されなかったなこれ」みたいな体験ができるからで。紛れもなくわたしの中にあるけど言葉にできなかったしもしかしたら考えたこともなかった、存在させられてなかったものを他者によって存在させられるようになる快感というか……ここまで書いて気づきましたが、この話はおウワサはかねがね その3ですでに話していました!!!音楽の話という文脈でしたが。演劇を観る時も同じで、その体験がしたいんだと思います。
長くなっちゃった。「観客としての自分」を演劇をやっている人がするのって結構ヒヤヒヤするところがありますね……じゃあてめえが作った芝居はそこクリアしてんだな?みたいな……精進しなければと思いながら書きました今回。
なんか、「あと○○分で10月じゃん〜!」が言いたくてあえて9月30日が終わるころに更新をと思っていたのですが、全然受け入れられていない。え、10月?嘘やん?半年間違えてね?っていう感じ体感としては……ということはトークテーマも変わるんですよね……全てが早……。とはいえ、言うと決めていたので言います。あと30分で10月じゃん〜!7230分後のお返事、楽しみに待っています。
ノハナ
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