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やっと親に住所を明かした話

🍁はじめに

お気づきの方もいらっしゃるでしょうが……質問箱に答えたり、普通にエッセイだったりと、最近「いつか台本にする言葉」以外の更新が増えていて、プロフィールにもこっそり主にという表記を加えています。

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プロフィールよりずるの跡。実は5月中旬からあります。ずり〜〜!

というわけで、今日の記事はそうではありませんが、今後とも主に書くのは「わたしがいつか台本にする(あるいは、すでにしている)言葉」ですので、どうかこれからもよろしくお願いします。


🍁では以下、本文です。


午前中に郵便局に行った。実家に学生証のコピーを送るためで、年金かなんかが免除されるらしい。よくわからないけど。

実家を出ているわたしは何回もこういう郵送物のやりとりをしたはずなんだけど、最近になってやっと、差出人のところに自分の住所を書けるようになった。今までは適当に「同上」とかそんなはずないことばかり書いていた。それが最近、というか、今日の午前中に初めて、自分の今住んでいる場所を親に明かした。

大学生になってすぐ実家を出たので5年目。進学を機にとかではなく「嫌だったから」出た故に、親には会いたくなかったし住んでるところは明かしたくなかった。心配だから家に戻れと言われても耐えられないから出たんだし、本当に心配なら1人暮らしの金全部出してくれたらいいんじゃねえの?てかそういう親を持った子供がうちの大学めちゃめちゃいますけど??会話する気ないくせに心配かけるなとか親不孝だとか言ってんじゃねえよ???と思ってた。あの時嫌だったのは本当だしわたしだけがわがままだったかと言えば色々ある家庭(家庭には色々ある、でもいい)なのでそうではないと思うのだけれど、まあ、わたしにも同じように会話する気がなかったのも紛れもない事実だと思う。

Twitterを探し出され、親がいきなり演劇を観に来てから2年。関係は少しずつ少しずつ氷解してきて、お正月くらいは実家に帰れるようになって、年単位だった連絡も月に1回以上は取るようになった。時々怪しいけどお互い会話もできるようになった。親にも人生があることがわかってきた。謝ったり、謝られたりした(これ何回考えてもビックリするほどの奇跡)。こう書いていくと美しすぎてキモいなという気がするんだけど、実際は、時は戻せないので過去は最悪のままだし記憶は暗いまま。でも、それをお互いのものにできたことが最も希望的だと思っていて、わたしはすごく嬉しいと思ってる。

親に送るレターパックの、差出人のところにね、自分の今住んでるところを初めて書いたんですよ。書けたんですよ。これ、わたしにとってすごく大きなことで、すごくすごく嬉しいことだったんだよね。だから聞いてほしくて書きました。あと、受け取った親に伝わったらいいなと思って書きました。つまりアピール。たまにはこういう内容でも許してください。

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