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【全日本プロレス】1.2世界ジュニア戦〜2023年は青柳亮生の年だ!

皆様あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

さて年始の投稿でもあるので、今回は私が2023年に注目してほしい選手の紹介をしたいと思います。それは全日本プロレスの青柳亮生です。

青柳は兄である優馬と同じ全日に入門し、2019年デビュー。2022年9月の日本武道館大会で世界ジュニアのベルトに初戴冠。年齢は23歳とかなり若いですが、若き王者ではなく堂々とした王者として。これまで2度の防衛を果たし全日ジュニアの王者としてその地位を築きつつあります。

2023年1月2日に青柳が3度目の防衛戦として対戦したのは佐藤光留。関節技と鋭い打撃が武器の佐藤はフリーとして参戦していますが、長きに渡り全日ジュニアで活躍。現在は年齢の若い選手が多い全日ジュニアで若手の門番として。全日ジュニアの強さを守っています。青柳にとって佐藤は自身のデビュー戦の相手でもあり。直近では22年12月に開催された全日ジュニアのシングルリーグ戦、Jr. BATTLE OF GLORYで敗北。王者となった今でもある種の壁として佐藤は青柳の前に立ちはだかっています。

試合映像はこちらから

青柳は飛び技が得意ですが試合では常に飛び続ける形にはしません。試合は佐藤の得意とするグラウンドの攻防からスタート。青柳は佐藤の領域についていきつつも、正面からどっぷりとは足を踏み入れず。相手を茶化すなど適度にリズムを変えつつ試合を進めます。このあたりは青柳の一本調子ではないクレバーさが光ります。

徐々に青柳が飛び技で空を舞えば。佐藤は時にはすかし。時には技を食らいながらも。青柳を捕獲し彼の左腕左脚を攻めます。特に試合終盤のトップロープ上の攻防。青柳のフットスタンプを喰らいつつも。そこから地上でアームロックに絡める流れはまさに肉を切らせて骨を断つ形でした。

青柳はそうした佐藤の攻撃に苦しみます。しかしリング中央でのフジワラアームバーをラ・マヒストラルで返し。続くアンクルホールドを延髄蹴りで切り返し。最後はフィニッシュホールドであるファイヤーバードスプラッシュを決めて佐藤から勝利を挙げました。

試合後に佐藤からベルトを巻かれる青柳。かつてあの選手と共に全日ジュニアを青く染めた佐藤から。今全日ジュニアを再び青く染めようとする青柳へ。それは何かのバトンが渡されたような。新時代への期待と一抹の切なさを感じさせる名シーンでした。

青柳の壁はまだまだ存在します。その筆頭がこの日リングに現れたカズ・ハヤシ。現在はGLEATで活躍するカズですが、かつては全日ジュニアで一時代を築いた選手です。カズからの挑戦表明を。青柳は彼らしく飄々とした言葉で受諾しました。

どうでしょう?青柳亮生が2023年にどんな飛躍を遂げるか?気になりませんか?ぜひ彼の2023年の動向に注目してみてください!





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