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誰だって影響力を持つ人の発言に左右される。それがスティーブ・ジョブスならなおさら...

私の記事を読んでいただいて、ありがとうございます。

今日は本当に寒い朝ですね。

朝のコーヒーは目覚ましというより、暖かい癒しを与えてくれました。


先日、ある経営者のクライアントさんからこんな相談をいただきました。

Mollyさん。
うちの幹部がマーケティングの取り組みに疑問があるって言ってきました。
理由は、スティーブ・ジョブスが生前に「マーケティングは不要」と言っていたという記事をネットで読んだからだそうです。
「スティーブ・ジョブスのようなカリスマが不要と言っているものを当社がする必要があるのか?」と、言っています。
どうしたらいいでしょうか。


この手の相談はよくいただきます。

影響力のある人物の発言を受けて、
自分の取り組みに疑問を持つことは、誰にでもよくあることです。

ましてやその人物がapple創業者のスティーブ・ジョブスだったら、
その影響は大きいでしょう。


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確かにスティーブ・ジョブスはマーケティング不要論を唱えています。

マーケティングの取り組みの一つである、市場調査をして顧客のニーズを明確にし、そのニーズにあったサービスを作るというものは、appleのビジネスには合いません。

appleのビジネスのやり方は、顧客の中に新しいニードを生み出す方法をとっています。つまり新しい市場を作り出すということです。
その代表的なものが、iPodやiphoneです。

appleとスティーブ・ジョブスが提供する、製品や価値観に共感した顧客が製品を購入しました。

appleとスティーブ・ジョブスは、
市場を作り出し、市場をリードしていく存在であったのです。

これが、appleのビジネスです。

さて、これを自社に当てはめたとき、
同じようなビジネスの進め方ができるなら、マーケティングは不要です。

しかし、既存の市場でビジネスをするなら、このやり方は当てはまりません。マーケティングが必要になります。

このように、影響力のある人の発言を鵜呑みにしてしまうと、
取り返しのつかないことになります。


大切なことは、「やりかた」だけにフォーカスするのではなく、
その背景にある「考えかた」「ありかた」「原則」を理解することです。


こちらは私がクライアントさんにいつも伝える、
「成果をつくるピラミッド」です。

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多くの人は「やりかた」ばかりにフォーカスします。

大事なのは「考えかた」「ありかた」「原則」です。

これらを理解した上で、「やりかた」が自分に合うなら、
うまくいく可能性は高いでしょう。

誰だって影響力のある人の発言には左右されそうになります。

「あの人はこう言っているけどどうなのかな?」と思うことがあれば、
このことを意識してみてください。

『深く理解する』


「やりかた」ばかりにフォーカスせず、
「考えかた」「ありかた」「原則」にも目を向けてみてください。

「あなたがやるべきこと」が見えてきます。




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