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なっちゃん (あたしだけの)なっちゃんへ、
同級生が書いた小説にあてられて久しぶりにIDを検索した。覚えていないけど一年か、二年は経っていると思う。インスタは鍵で施錠されていたし、ツイッターのアカウント名は変わっていた。リプライ欄にあったのは2015年とかの呟きで、そのあとなんて名前に変わっていたのか忘れちゃった。忘れられてよかったと思う。昔は大人になったら全部許すことが出来て、幸せを願えるとなんとなく信じていたけど、別にそんなことは
もっとみる方向性の違いじゃないから、
精神的に心中するみたいにしてバンドを組む。そうであったらよかった。ぼくが今でも一応楽器を続けているのは、なんとなくとか、流されてみたいな言葉が似合う。趣味でしょと言われたらすこしへこむくせに、たとえば野心もないし、聴かれようとする努力も怠っている。ずっとある焦燥感みたいな何かが、爆音で誤魔化せるのが好きだった。
曲を作りたいんじゃなくてバンドをやりたいんだと言われたとき、軽く流して