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私が大統領になったら

「私がおばさんになったら」という歌が昔、流行ったが、今回はおばさんではない。
「大統領」だ。
(この歌をカラオケでかわいらしく歌っていた頃は、自分がおばさんになるなんて本当の意味で想像してなかったな…。
真のおばさんになった今、改めてもう一度歌ってみたい。あの横に歩くステップ付きで。)

私が大統領になったら、どんな世界を作るか。
というのをときどき妄想する。
総理大臣程度だと、なんだかんだ制限や周囲との調整が大変そうなので、ここは思い切って大統領で。

以下、完全に私の妄想。
妄想なので異論反論はなしで。
実現できるかどうかは考えてません。
なぜなら妄想だから!

議員制度改革

衆議院と参議院、両方はいらない。
昔はどうだったか知らないけど、最近あんまり両方ある意義を感じることがない。
なのでいったんひとつしてみる。

国会議員は、年齢と性別で枠を設けて、20代、30代、40代、50代、60代、70代で同じ数か若い人気持ち多め。
男女の数は同数。
金持ちしか議員になれない仕組みではなく、なりたい人がなりたいと思ったときに手を上げることができる。
選挙活動は党や人、経歴問わず同じような活動ができるようにする。

地区ごとの投票制度は廃止。
その地区のことだけ融通利かしますみたいな発想は部分最適にしかならないので、全体のことを見ている人間を全体から選ぶ。
インターネットがないこれまでの選挙では、地元にいいことしてくれる人を選ぶでよかったけど、今は地区にこだわる理由はない。
地元を良くするのはその地方の議員さんのお仕事ですから。

政策を決めるときは国会議員の票が半分、
残りの半分は国民の投票で。
細かいことまで投票してたら大変なので、ある程度大きな政策以上だけど、国民の票も都度組み込む。
これも、昔は無理だったけど今ならシステム的には余裕でできるはず。
これでも民意が反映されるかはわからないけど、少なくとも今よりは直接関われるようになるから、全員関心も増すはず。

投票はもちろんインターネットで。
いちいち投票所に行く必要なし。

政党もナシ!
勝手につるむのはかまわないけど、この政党だから助成金このくらい、とかはナシで。
何十人も集まる集団で、細かい政策ごとに絶対全員同じ意見じゃないのに、「全員同じ!」みたいにしてるのが無理がある。
いちいちつるまずに、一人一人がそれぞれの政策にたいして、どう思うかで決めろよと。


投票権は16歳以上。
学生が理解できないというのは嘘で、学生のほうが勉強して理解していることもあるし、大人でもわかっていないやつはわかっていないので、年齢は関係ない。

教育制度

まず全部の学校で年齢による区別はやめる。
年齢が上でも国語が苦手とか算数が苦手とかで違いがあるし、年齢での区別はあんまり意味がない。
賢い子もそうじゃない子も横並びにしてるから不幸がうまれるので、科目ごとに習熟度にあわせて分類したほうが先生にとっても生徒にとってもハッピー。

そういう仕組みにするので、クラス固定で1年間同じメンバーという仕組みも廃止。
人が固定化するからいじめや人同士の合う合わないが出てくる。
科目単位の習熟度別にすれば科目ごとに人がシャッフルするので今よりは固定化はさけられるはず。
そもそも大人だって、職場で合わない人とずっと一緒にいるのはストレスフルでつらい。
教えるべきことは、我慢して合わない人と一緒にいる方法ではなく、適度な距離のとり方だと思う。

授業の内容も変える。
四則演算は最低限やるけど、中学・高校では徹底的に生活に根ざした内容を教える。
たとえば以下。

・妊娠と出産について
ちゃんと性教育もする。子どもを育てる過程は周囲の妊産婦や新婦人科での研修を通して10ヵ月間追い続ける。ペーパーではない知識を。

・基本的な法律
犯罪かそうじゃないかのボーダーラインはある程度おさえておかないとね。

・生活にかかるお金について
自立して生きていくのになにが必要か。
独り暮らしするのにどんな手続きがいるか。

・税金について
給与明細の見方を正しく理解できるようになる。
確定申告についても。

・コミュニケーションについて
スキルとして学べるところはちゃんと教える。
ビジネスの場で教えてるようなコミュニケーション講座の内容は子どものうちから知っていてもいいものばかり。
建設的な議論の仕方も学ぶ。

・脳科学、心理学について
脳科学や心理学は、全員の心のあり方や個性の理解に役立つので若いうちから学んでおいて損はない。
脳科学をある程度やれば、発達障害も脳の機能的な問題と理解できるので、そこらへんへの理解も深まるし多様性尊重にもつながりやすいかな。
少なくとも今よりはマシになる。

・お金について
金融商品や、お金との関わり方、借金しないための知識。借金してどうしようもなくなったときの対処法。

・その他、各種救済制度
自己破産や生活保護、そのほか、社会にどんな救済措置やセーフティネットがあるのかある程度教える。

まだありそうだけど、今思い付くのはこのくらい。
とりあえず、今ある全部の教科で、内容やコマ数は減らす。
サインコサインも、古文漢文も、すいへいりーべも大学でやりたい人がやればいい。
それよりも全員が知ってないといけないことや、知っていたほうが生きやすくなるようなことはたくさんある。
そっちを優先したい。

もっと、色々書きたかったけどスマホでちまちま書いてたら疲れちゃった。
ので、今日はこのへんで。

ひとつわかったことがある。

妄想をして書くだけでこんなに疲れちゃうんだもの、私に大統領はつとまらないね。
しょせん、おばさんどまりの人間さ。
偉い人はタフなんだなぁ。

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