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小さいけれども大きな幸せ

我が家にはアイドルがいる。

そう、もちろん三男(2歳3ヶ月)だ。

最近おしゃべりを覚えて、意思表示がはっきりしてきた彼はよくイヤイヤしている。

だいたいは「電車みたい」とか「美味しいもの食べたい」とか「さんぽ!さんぽ!」とか、欲求を通したい発言が多い。

だが、ときどき欲求系以外を折り込んでくる。
それがかわいい。

今朝は、メープル味のジャムをつけたパンを食べていたのだが、隣に立っていたお父さんを見上げて
「おとうしゃん、美味しいよ」
と感想を述べていた。

かわいい。
たまらなくかわいい。
そんなセリフのおかげで、朝から超ほっこりした。

話はかわって長男、次男。

今、コロナの影響で彼らは毎日家にいて、私は毎日在宅勤務をしている。
もちろん昼には3人分の昼ごはんを用意することになる。

今日はパスタを作った。

私は一人暮らし歴がとても長いのだが、パスタに関してはズブの素人だ。
人生でパスタを茹でたことがほぼない。
一人のときはもっぱらうどんかラーメンで、パスタを作ろうと思うことがなかった。
夫と出会ってパスタをよく食べるようになった。
が、いつも夫が美味しく作ってくれるので、自然とパスタの日は夫が作る流れに…。
なので滅多に作ることがなかった。
たぶん今日が私の人生で2回目のパスタ。

冷蔵庫にあったキャベツとベーコン、冷凍庫に眠っていた冷凍アサリを使い、クックパッドを見ながら作った。

長男は色々うるさいので、作っている最中は
「美味しいの?」
と聞いてきたのだが、食べ始めたら
「これ、うまい」を4回くらい言ってくれた。

人生2度目のパスタ、大成功の巻。

夜は手羽先の唐揚げを作った。
数カ月前、バスケチームのママさんから「手羽先は背が伸びるらしい」という情報を聞き、手羽先の煮物をいちど作ったことがある。
美味い。美味いのだが食べるのが面倒くさい。
私も家族も面倒くさがり屋さんたちなので、その後手羽先を積極的に出すことはなかった。

だが、今回、手羽先を買ってしまった。私のなかの闘争心になんでか火がついていたらしい。


手羽先リベンジ。

ちなみに手羽先も滅多に調理しない。たぶん私の人生で2度目の手羽先調理だと思う。

今日は手羽先を揚げて甘辛ダレにつけたやつを出した。あれよ、名古屋のうまいやつよ。

結果、美味かった〜!

めんどくささと美味さのハザマで人はいつも揺れる。(←言ったもののそんなの初耳)
前回の煮物はめんどくささが優勢だったが、今回は美味さが勝った。
美味かった、手羽先。

人生2度目の手羽先、大成功の巻。

そんなこんなで、今日は三男に朝から癒され、
パスタを作った達成感を味わい、
そのパスタをほめてもらって喜び、
手羽先も美味かった。

普通の日常にある、小さいけれども大きな幸せ。
みんなが元気でうまい飯が食えるというのはそれだけで幸せだあね。

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