過去と未来
自然科学が好きだ!と改めて思い直したところで、地質学専攻の同期のお友達が店に立ち寄ってくれた。
東京でまっとうに働いている友だち。昨日は、近くの某研究所に、機器の営業で来たらしい。(ほんとにまっとうに働いてる…)
お互いの近況報告とか、あの人はこうしてるとか、同期の話や先生の話で盛り上がる。あの先生は、大学の敷地で野菜を育てていたけど、学生はあんまり育ててなかったね、とか(笑)おしゃべり楽しかった😆
フォルクローレとはまた違った、わたしのホームのひとつだ。
10年くらい前、まだ子供が生まれていない頃、花畑のお好み焼き屋さん(今は違う店になってる)で、うちら夫婦と、当時ポスドクだった同期2人で、飲んだことがある。(今日の友だちとはまた違うひと)
たしか年の瀬のころで、忘年会。
当時、任期付きのポジションで将来が見えなくて、つらそうだった2人。そんな話を受けて、我々夫婦も毎日が綱渡りでサバイバルだよ!と笑ったものの(これはガチw)、博士たちの進路のハードさについては、かける言葉がなかった。
でも、10年経ったいまは2人とも、無事にパーマネントの研究者になって、家族もいる。
当時の2人に、あなたたちの将来はこうなってるから大丈夫だよ、と言いに行って安心させてあげたい。
もっとも、もう5年くらいさかのぼれば、当時大学院生だったわたしだって、将来の不安に押しつぶされそうになりながら、毎日を過ごしていた。
わたしの心配は、【なりたい自分になれるか】だった。このままじゃなれないかも。なれなかったらどうしよう。(→その思いの延長で、チート使おうと思って魔術に手を出したんだけど。これは正解w)
若いって、中年から見ると羨ましいけど、ポジションが落ち着いてない意味では、大変だ。あの不安は、昨日のことのように思い出せる。
店に来てる若い人たちと、過去の自分たちが重なるなー。
もがく若いひとたちを見ると、あまり他人事に思えないのは、わたしもそうだったから。
『大丈夫だよ、なんとかなるから。』
そんなこと言われたって、気休めにもならないかもしれないけど、ほんとにそうなんだ。歩くのをやめなければ、大丈夫。
あなたたちが【望んだ自分】になれるよう、わたしは信じて祈ろう。
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