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Self confidence

Musミーティング

デンマークには、バレエダンサーだけでなく、会社から雇用されている全ての雇用人は、自分のBoss(社長)”Mus meeting” というミーティングがあります。
Musミーティングのための質問表があり、このミーティングでは、社長が日頃の評価や改善点を伝える、というよくあるミーティングとは異なり、雇用員側が主体となって話していきます。つい昨日、私もMusミーティングが終わりました。
 
私の会社(バレエ団)の質問の例をいくつかご紹介すると、
・この会社でのゴールはなんですか?  
・そのゴールの為に自分がすべき事はなんですか?
・過去6ヶ月以内でインスピレーションを受けた出来事は?
・あなたのモチベーションを保つものはなんですか?

など、そのほかにもいろんな質問があり、その質問で自分が話したい事をいくつかピックアップして話していきます。私のカンパニーでは、45分間の時間を頂けます。

ーの中で、一番スペシャルで、ありえないくらいダンサーの事を一番に考えてくれる滅多にいない監督。私は、アメリカ・ドイツ・フランス・と働いてきて、現在はデンマーク王立バレエ団で踊っていますが、やっと私の仕事への姿勢をリスペクトしそして感謝してくれるバレエ団と巡り合うことが出来ました。
 
今までの監督とのミーティングといえば。。。厳しくバレエへのテクニックや改善点を指摘され、あるときはパーソナルな事まで言われたりと自信をなくしてしまうケースが多くありましたが、今回はその真逆。監督とバレエマスターからたくさんの嬉しい事を言って頂き、あまりの嬉しさに泣いてしまいました。

You are a truly artist 

 といって頂いた事、本当に嬉しかった。

私は監督に、改善点はなんですか?と聞きました。すると監督は、もうただただ美しいから、何もいうことはないと。もちろんつま先を伸ばせーだの、膝を伸ばせーだのもあるかもしれないけど、音楽性、上半身のポールドブラ、クオリティ、ただただ美しい。。。Just keeps dancingと言われました。私は、お腹を空かせた犬のように、改善点やアドバイスは私にとっての餌。だから、監督からの言葉には少し戸惑いましたが、とりあえずは素敵な言葉を頂き光栄でした。
 
そしてバレエマスターからself confidenceについて聞かれました。
私は、自分自身に自信がないという事を正直に全て話しました。自分が育ってきたバレエライフのことや、過去のことなど全てを話、とても理解して頂きました。監督とバレエマスターからは、驚かれました。なぜなら、舞台で踊っているときは、自分自身に自信がない人には見えないよ!と。私は、舞台に立ったら、まるで夢の中にいるかのように、全てを忘れてしまうけど、舞台から帰ってきたら現実に戻るかのように自分に自信を持てないと話し、今はそれが自分自身が改善している、乗り越えたいことですと話し、監督もバレエマスターも少しずつでいいから、自分を信じること、周りからのあなたの良い事をたくさん聞くから、その言葉をありがたく受け入れ、信じる事をやっていこうと話しました。

少しずつ少しずつですが、前に進んでいこうと思います。

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