![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/116836913/rectangle_large_type_2_4a0291c9ec29dcb616324af4af4a4230.png?width=800)
私が毎日本を読む理由。
私が読みものを面白いと思ったのは、小学生の頃。
国語の教科書に出てきた、岡田淳さんの「消しゴムころりん」がきっかけでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1695304518677-zM7eoyVVYA.png?width=800)
消しゴムを穴の中に落としたら、やもりがひょこっと現れる。
そして、ある消しゴムを渡してくれる。
それは、本当のことは消えない不思議な消しゴム。
自分の心を見抜くような消しゴムの登場に困惑する女の子。
毎日の授業が退屈だった私は、ちょっとした非日常な設定にワクワクした。
そこから図書委員になって、面白そうと思う本は部活をサボってまで読み漁りました。
ダレン・シャン、ブラックジャック、はだしのゲン。
母も読書が好きだったので、「荘子と老子」やオーラの泉が流行った頃に「言霊」を読んだのもよく覚えている。
中学の担任の先生になぜか呼び出されて相談されたり、
当時ネットで知り合った大学生の人に、中学生らしくないどこか大人びていると言われていたのは、この読書のせいかなと思う。
そして、自分の無知と環境の違いを感じた「就活」。
元々数学も赤点を取っていた私は、高校3年の夏から本気出して
9時から22時まで塾の自習室にこもって偏差値40→偏差値53を上げて
地元の自称進学校に進学した。
その後、大学受験では思うように結果が伸びずに気持ちが焦るばかりで
センター受験で失敗した私は、学びたい「人間工学」の研究室に魅力を感じて、進学校じゃなくてもいけるようなFラン大学に進学した。
このままでいいのかなと不安になっていた私は、就活を本気でやろうと思った。
絶対内定の自己分析ワークシートをやって、自分の軸を定めて
就活対策になるようなセミナーは、大学外のものを片っ端から受けた。
ふと検索した、札幌で開催されるグループディスカッションに参加したきっかけから
私が行くはずだった志望校の人たちで、面白そうな人生を送っている人たちがたくさんいた。
札幌の大通でタイの屋台を再現したいと言って、実際に仮プレハブで期間限定でタイの屋台を実現させちゃった人。
大学時代に休学して、インドにバックパックしたり、大人の修学旅行といって無人島を貸し切っちゃった女の子。
自分の意見を強く持って、自分がやりたいと思ったことを実現してやりきっている人たちばかりだった。
私はこのままじゃダメだ。このままじゃこの社会で生き残れない。
自分の人生をもっと面白くしたいし、ダサいままじゃ終われない。
父が作った借金を返すために、母さんはパートで掛け持ちしながら定年まで必死に働いていた。
私は絶対そんなふうにはなりたくない。
もっと自分の仕事に誇り持ちたいし、消耗するような働き方はしたくない。
受験に失敗して死のうと思った時に、図書室にあったこの本を手に取った。
「自分の葬式で、自分がどんな人生だったかを語ってもらいたいか」を考えてみようという項目があった。
山があったっていい、谷があったっていい。
自分の人生を読み上げられながら、賞賛されたいわけじゃない。
思わず笑ってしまいような馬鹿な経験だって、なんだっていい。
周りの目なんか気にせずに、思いっきり自分の人生を生きていることがわかるような。
でも、この人の人生面白いな、って希望になるような。
そんな人生がいいなって思った。
そこから私は、東京のベンチャー企業に絶対就職することを決めた。
関わる人と環境を変えれば、自分も変えられるって確信していたから。
そこから私は毎週書店に通うようになった。
うまく自分の思考を整理できずに、なかなか行動に移せなかった私を助けてくれたのは「ゼロ秒思考」。
うまくPDCAを回せずに、改善ができないのはなぜかにつまづいた時に助けられたのは「鬼速PDCA」。
人としてのあり方や役割について学んだのは、就活の読書感想文の課題で出てきた「7つの習慣」。浅草のゲストハウスで深夜3時まで読み込んだ。
周りの人にいないなら、本で学ぶしかなかった。
自分に取り入れる情報が、自分の環境だと思っていたから。
たった数千円で、いろんな人の人生と知恵を知れるなんてむしろ安い!と思っていたし、
「興味は知識量に比例する」っていう言葉がとても好きだから
知らないことはまず知ることから始めないと、自分の世界を狭めるなんて勿体無いと思っている。
もちろん、本を読むだけじゃ人生は変わらない。
得た知識から実際に行動した分だけ、人生が前に進んだり進まなかったりする。
でもそのきっかけをくれるのは、いつも自分の成長や応援してくれている人や本だと思う。
だから、本を読んだら終わりにせずに、自分の人生の糧にする。
それが本を書いてくれた著者に対する恩返しだと、私は思う。
私が毎日読む理由は、
新しい世界を連れて行ってくれるから。
自分の課題を解決できないのは知識がないから。
課題を解決できるヒントをくれるから。
自分も自分の人生を好きだって今この瞬間も思い続けられる
そんな人生にしたいから。
面白い人生は、1冊の本から。
そんなエッセイを紙の本で出版できるように頑張ります🔥
あなたの本を読むようになったきっかけも、ぜひ聞かせてくれたら嬉しいです。
では、また次の記事でお会いしましょう☺️
この記事を面白いと思っていただけたら、サポートしていただけると嬉しいです◎ サポートでいただいたお金は、自主出版資金として使わせていただきます!