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【八月の器:小石原焼 太田哲三窯 5寸5分白釉櫛描き皿】

今年も夏は後半戦!
夏って思ったよりイベントが盛り沢山で休日の方が忙しかったりして、多く体の疲れがちゃんと取れませんねーー笑

器の記事をあげなきゃ!!
と思っていたらもう一週間以上も経っている…

というわけで、
夏バテにも負けないように今月の器を紹介!

小石原焼 太田哲三窯 5寸5分白釉櫛描き皿

いやーーー!
このサイズのこの器が欲しかった!
5寸サイズの器て、中々ないんですよ!
しかも太田さんの櫛描きのものが可愛くて可愛くて欲しかった!(因みに5寸は約15センチ)

ではでは、ちょっとご紹介を…

小石原焼は福岡県朝倉市にある焼き物。
大分県日田市にある小鹿田焼とは姉妹窯の関係にあります。

小鹿田焼と共通の技法が多く、飛び鉋や刷毛目、指描き、櫛描き、などなど!

その始まりは、江戸時代初期に朝鮮系の技術が入ってきてから、盛んになっていきました。

元々は、農家で使う壺や甕を作っていましたが、近年は一般家庭向けの器が主流です。

太田哲三さんは父、太田熊雄さんに師事し、
1975年に分家を許され、「太田哲三窯」を開窯。

小石原焼も色々な窯元があり、デザイナーとコラボレーションしたり、一般家庭の受けのいいものを作っている。という印象が、私個人としてはあります。

でも、太田さんの作るものは、他とは流れが違く、
「民藝の楽しさを感じる小石原焼」と言えば太田さんの器だなと思っています!

小石原焼の正確で均一さが伝わる技法の中に、民藝特有の温かみを感じられ、「手仕事だ」と思う良さがあります。
今回は櫛描きの器ですが、飛び鉋や指描きの技術もとても高く、「こんなに、同じものを多く、人の手で作れるものなのか!」と製品を見て驚きます。


ちょっとお固くなっちゃいましたね笑
次は櫛描きのアップ!

近くで見ると、シマウマみたいで可愛いんですよ!

櫛描きの技法で一般的に使われる道具は木製の櫛なのですが、
太田さんは「タイヤのゴム」で作ったオリジナルの櫛を使っているそうです!


ということで、今月はこの器を使っていきたいと思います!

小ぶりの5寸皿なので、どんな風に使っていこうか今からワクワクしています!

それでは次回もお楽しみに!

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