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自作フォトブック <NASHVILLE>

自分の作品を飾る楽しみをお伝えしましたが、今回はフォトブックを自作する楽しさを共有します。

制作したのはナッシュビルの写真をまとめたフォトブックです。と、言ってもAdobe InDesignでレイアウトしてPDFで書き出し、それをコピー紙にプリントするだけです。プリントしたものをホッチキスで止めて出来上がり。テキストはタイトルだけで、正味30分もあれば仕上がります。タイトルは「2023 NASHVILLE Film Photography」とシンプルにしました。

誰かに見てもらうわけでもなく、配るというわけでもなく、完全に自己完結・自己満足な自作フォトブックです。ビール片手に眺めるために作ったフォトブックと言って過言ではありません。つまり、酒の肴です。

表紙、裏表紙入れて20ページにしました。サイズは11 inch x 8.5inchです。見開きで11 inch x 17inchになります。見開きにすると、かなり迫力があり楽しめます。とりあえず3冊作ってみました。

写真は全てLEICA MP 0.72で撮った作品です。フィルムはFOMAPAN 400、CineStill 400DとCineStill 800Tです。

LEICA M10-Pで撮った写真も入れようと思っていましたが、結局入れませんでした。フィルムで撮った作品とデジタルで撮った作品のテイストが上手く合わなかったのが理由です。ズミルックス35mm スチールリム復刻版で撮影しフィルムライクな仕上がりを心掛けましたが、並べてみるとやはりデジタルとフィルムは違います。M10-Pの描写は魅力的なのですが、無理してフィルムと混ぜる必要は無いという判断に至りました。

いくつか埃も入っています。こういうのもフィルムの証なので、邪魔でなければあえて取り除くことはしませんでした。ハレーションや感光してしまった写真も、むしろフィルムならではの味わい。ピンボケや被写体ブレも関係無しです。自分が気に入った写真ならば何でもありなのが、自作フォトブックの醍醐味です。要は、酒の肴として美味しそうな写真ならばOKなのです。自己満足万歳。

写真を暗室でプリントして部屋に飾る楽しみ、自作フォトブックでページをめくって作品を眺める楽しみ。写真を楽しむのは無限大。SNSなどデジタル媒体だけではなく、フィジカルに写真を楽しむのもお勧めです。

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