代替不可能なライターになるために自分の人生と真剣に向き合う
中村さんのライターコンサルメンバーの交流会に先日参加してきた。
みなさん個性があって、面白い人ばかり。文章に対しても熱い思いを持っていて、向上心のある方々だった。
ほとんどの人に共通していそうだったのは、「SEOライティングには何かしらのモヤモヤを感じている」というものだった。
「インターネットに既に載っている情報をまとめて、読みやすくしていくような記事執筆は、自分ではなくてもできるのではないか?」
そのように感じて、中村さんのライターコンサルを受講しようと決めた人が多いのだなと個人的には思った。
もちろんSEOライティングが悪いと言いたいわけではない。SEOライティングだって、突き詰めていけば読者のためになる、独自性の高い記事を書くこともできる。
ただSEO記事の中に自分はなかなか出せない。自分が書きたいことを書くのではなく、あくまで読者やクライアントが求めている情報を書く。自分の存在は限りなく少なくしていくことが求められているような気がする。
レビュー記事のように実体験を書くこともできるかもしれないが、それでもそこに書けることは限られてくるように感じる。
書いていて自分でなくてもいいのではないか? と思うのはそういったことが原因なのかもしれない。
他の文章だって書きたいことをただただ書けばいいってものではない。読者が読んで良かったと思ってくれるように書く必要はある。これはSEOライティングと同じだ。
ただSEOライティング以外の文章の方が、自分にしか書けない要素をいれやすいのではないか? と思うことがある。
コンサルをしてくださっている中村さんの記事には必ずと言っていいほど、ご自身が体験されているエピソードが入っている。
中村さんが心の底から書きたかった文章集。ぜひ気になる記事があれば読んでみて欲しい。
中村さんの文章を読んでいると、「自分もこんな文章が書きたい」と思わせてもらえる。
でもまったく同じ文章は書けない。これは中村さんが体験されて、中村さんが書きたいと思ったことだから。
中村さんにしか書けない文章なんだ。
「佐藤さんにしか書けない文章を書きましょう」
中村さんとお話をさせていただいたときにそうおっしゃっていただいた。
それからどうすれば「自分にしか書けない文章が書けるようになるだろう?」と考えた。
はっきりした答えはわからないけれど、たぶん「自分の人生と向き合うこと」が必要なんだと思う。
何を体験して、何を感じて、何を考えて、どう心が動いたのか?
毎日起こる様々なことに対して、真剣に向き合い、自分をよく観察していけばきっとそんな瞬間はいくらでもあるはずだ。その瞬間を見逃さず、自分が書きたいことを書いていけばいいのだと思う。
もちろん書きたいことを読者のためになるように書くことも忘れずに。
代替不可能なライターになるために、まずは自分の人生と真剣に向き合おう。中村さんやライターコンサルを受けているメンバーの皆さんの話を聞いていて、そう思った。
自分の中で「これは自分にしか書けない」と思えた文章を載せておく。
時間あればぜひこちらも読んでほしい。
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