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オカルトは虚実混交だから面白い。

アメリカ政府から、UFO(未確認飛行物体)に関する報告書が公表された、というニュースを見た。

2021年の3月以降、新たなUFOの目撃情報が366件もあった。半分は風船や無人飛行機の類のものだったが、半分は判断がついていない。こんな感じの内容だった。

とても面白いじゃないか、と思った。だって国がUFOについて発表しているのだから。未確認飛行物体だから、ぼくが想像するような(宇宙人が乗っている乗り物)とは違うかもしれない。どこかの国が偵察のために秘密裏に開発したドローンかなにかの可能性もあって、面白がっている場合じゃないのかも知れない。でも、UFOが存在するかもしれないと思えて、ワクワクした。

幽霊も、UMA(未確認動物)も、都市伝説も、陰謀論も、何か情報を目にすると、つい情報を追ってしまう。信じているわけではない。たぶん、ほとんどの情報が嘘だ。それはわかっている。でも、信じてみたいとは思っている。ロマンというやつだ。ワンピースも、ドラゴンボールも、チャクラも、念能力も、異世界も、オタクに優しいギャルも、実在すると信じていた方が面白い。そう思うのだ。

でも、例えば、UFOが本当にあることが証明されたとしたら、ぼくの興味は薄れてしまうかもしれない。もっと言えば、宇宙人がそこら辺にいる世界になったら、面白くない気がする。最初は衝撃を受け、ドキドキするだろうけれど、しばらくすると飽きてしまうだろう。それが普通、ないしは当たり前になってしまうからだ。ロマンではなくなってしまう。ぼくは夢を見続けていたいのかもしれない。

オカルトを全否定する人もきっといる。その人のことを否定しようとは思わない。そういう人と議論するのも面白いから。「こういう可能性もあると思わない?」「こういう情報もあるけどどう思う?」と話し合いたいのだ。虚実をはっきりさせたいのではなく、夢について語り合いたいだけなのだ。

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