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2泊3日名古屋の旅に行ってみた②

名古屋と言えばモーニングということで、ホテルは食事なしプランにした。駅前を朝散歩しながら、ゆっくりお目当ての喫茶店に向かう。

1杯ずつ丁寧に入れてもらったコーヒーと、小倉トーストの朝食。なんて優雅な過ごし方!名古屋の人には、これが日常なんだろうか。羨ましい。

カップもかわいい
こだわりのインテリアに囲まれて、お店の雰囲気がとても素敵でした

この日の観光第一目標は、名古屋城だ。名古屋に来るまでは何となく、高い場所に建つ巨大なお城で、輝く金の鯱が名古屋駅から見えるものだと思い込んでいた。しかし、実際は結構近くまで歩いても見えて来ない。もしかして、そんなに大きくないのですか?

やっとたどり着いて近くで見ると、やっぱり豪華なお城だった。前日見た犬山城とぜんぜん規模が違う。城内が広く、遠近感が掴めない。お濠も深くて長い。石垣の石の1つ1つのサイズの大きさにも驚く。大き過ぎて、お城に近づくと、見上げても鯱が見えないぐらいだ。

復元された本丸御殿の中に入ることができた。焼失していたのを、忠実に再現されたものらしい。造りは京都の二条城にとてもよく似ていると思った。ただ、こちらは威圧感が少なめに感じる。格式の高さはもちろん最高級だろうが、きっと用途が違うんだな。

金地に大きく虎が描かれた襖
隅々まで豪華な部屋。天井、襖絵、彫刻欄間、金具の全てがとても手の込んだ工芸品でできている

絢爛豪華とはこのことで、どの部屋もキラキラしている。古く退色した本物のままだと、分からなかったかもしれない。意外にも、武家の人は、こんなにカラフルで柔らかなデザインを好んだんだなと思う。

実際に行って見るまで気付かなかったが、現在の名古屋城のお濠には水が張られていなかった。他の地域のお城もそうなんだろうか?管理が大変だから?本当は、江戸時代のままっぽく、たっぷりした水に囲まれて浮かんでいるようなお城が見たいです。

時間をかけて広大なお城を出ると、お昼をだいぶ過ぎている。今日は期待大のひつまぶしです。

雰囲気のあるお店のひつまぶし。これは間違いないね、やはり最高です!!!

朝からよく歩いたし、この時点で達成感がすごい。1.5泊でだいぶ名古屋をやり切った気分だ。とりあえずお茶にします。

名古屋は、こだわりのコーヒーがお手頃価格の、とても良心的な喫茶店が多い

夕方に差し掛かっていたけど、次に熱田神宮に向かってみることにした。歴史は1900年前まで遡り、三種の神器のひとつである、草薙神剣が納められているらしい。

最寄り駅を降りると、静かで大きな森が見える。敷地に入ると、大木に囲まれ、空気が変わるのを感じる。

本宮までの道のりに、現代に至るまでの歴史が書かれたパネルがいくつも設置されていた。本当に長い。どの場面も教科書に出てくるような人物や出来事でできていて、いつも歴史の王道の中に在るのが分かる。

人生100年時代と言っても、私が生きているのは、ほんの一瞬なんだな。熱田さんは、すでにその19倍の長さを生きている。これからもまだまだたくさんの人に守られて続くのだろう。

写真を撮るのもはばかられる雰囲気だったけど、いちおう正面は避けて、撮らせていただきました

時間、空間の感覚が行ったり来たり、振り幅の大きな1日だった。ずっと一度は行ってみたいと思っていた歴史のある場所をリアルに見られて、とても満足した。

この日の夕飯は、胡椒がたっぷり効いた手羽先です。


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