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2泊3日名古屋の旅に行ってみた①

東京から新幹線で1時間36分の名古屋は、関西よりもだいぶ近いのに、私にはあまり馴染みのない場所だ。数年前までは出張で行くこともあったが、いつも日帰りで滞在時間が短く、ちゃんと観光をしたことがなかった。

古い建物観察を目的に、2泊3日のゆるゆる旅に行ってみた。

初日から、だらだらとお昼前に東京を出る。13:30過ぎに名古屋に着くと、ランチタイムから外れてるから、駅地下街のお店もすぐに座れた。きしめん美味しい。いきなり、名古屋に来て良かったレベルがあがる。

お昼は冷たいきしめんです

この日は、国宝・犬山城に行くことにした。ガイドブックによると、急行で30分くらいの場所にあるようで、お城に向かうまでの城下町も素敵らしい。名前がかわいいのも気になる。

出張のときは、名古屋駅付近のオフィス街ばかりにしかいなかった。たった30分、足をのばすこともしてこなかったんだな。

犬山駅を降りて少し歩くと、城下町が残っているエリアに来る。お菓子屋や喫茶店、古美術商、雑貨屋、陶器屋、蔵などがあって、懐かしい雰囲気だ。着物レンタルができるみたいで、写真を撮って歩いている学生が結構いる。平和です。

古い街並が予想より長く続いていた

真っ直ぐ歩き続けると大きな神社が見えてきて、お城が近いのが分かる。静かで、徐々に緑に囲まれ、時間が一気に中世に巻き戻っていくようだ。

遠くから少しだけ見えていた犬山城が、門をくぐると目の前に現れた。

他の観光名所で見たことのあるお城より、一回り小さい印象を受ける。素朴で機能的、でも丁寧に整備され、誇り高い佇まい。

犬山城、古風な趣きがあってかっこいい!

木造のまま保存されている。中に入ると、とても急な階段になっていて、手すりを掴んでゆっくり登った。

櫓から外を覗くと、見通しの良さに感動する。城下町や遠くの景色が不思議なほど良く見え、敵の位置を把握しやすくするために作られた建造物だというのを実感した。

そして天守閣にたどり着くと、そこから見える木曽川に感動してしまった。子供の頃に教科書で習った1級河川だが、本物を見たことがなかった。イメージしていたのよりもずっと川幅が広く、水量も多く、ゆったりと流れている。木曽川、こんなに大きな川だったんだ!500年前の人も、ここから同じ風景を見たんだ!すごい!!

私、教科書で習うような有名な場所、国内でも全然本物見てないじゃん。もっとあちこち見てまわりたい。急に日本のお城巡りをしなければいけないという強い欲求がわいてきた。

とても満足したし、新たな目標を得た気がして、高揚した気分のまま、城下町を戻る。

古民家を改築した雰囲気のよいカフェで一休み。この旅は初日から充実しているなと満足した。

とても美味しいコーヒーとケーキでした

ゆっくり電車で名古屋駅に戻る。犬山城、いいとこだった。また何回か行きたい。

今夜の夕飯は、名古屋名物と聞いたあんかけパスタです。

ナポリタンみたいだけどナポリタンじゃない

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