見出し画像

北部イギリスの旅(19)〜湖水地方周辺ドライブ

(このイギリス・アイルランド旅行記は以下に全部リンクがあります。よかったら。)

イギリス滞在9日目、湖水地方を中心に周辺も見て回ります。予定はケズウィックそばのストーンサークルを見に行って、その後ダルメイン・マンション(ユネスコ世界遺産)に行き、アップルビー城を見に行ったら戻ってトレイルを歩く、という感じ。

最初はぐるりと回る予定だったのですが、「狭い道を恐る恐る走るより、同じ道を戻ろう」ということでこんな感じに・・・
朝食のテーブルには多分庭からのオールドイングリッシュローズが。こういうの、嬉しいよね。
プレーンのヨーグルトにプルーンをつけてもらいました。甘すぎないコンポートで美味しい。
デニッシュもオーダーできたのにデニッシュ好きなオットが頼んでなかったから・・・(多分見落としてる) どちらもバターの香りのする美味しいデニッシュでした。
私はコッド+ポーチドエッグ。美味しかったです。
私が作るんならオランデソースは要らんかなぁ・・・笑
オットはトラディショナルイングリッシュブレックファスト。もうなんか、懐かしくなってきたなぁ、このブラックプディングとかさ。
ホテルの部屋から。曇りだけど明るいし、きっとお散歩日和でしょう。
ウィンダミア湖のとなりを北上していきます。湖の向こう岸にも有名なヒルトップ(ピーターラビットを書いたビクトリアス・ポターの家)とかお城とかあるけど、まぁ今回の私達の興味の対象ではないので・・・
ウィンダミアからすこし北上したところにあるアンブルサイドも湖水地方を訪れる人たちで賑わっています。
アンブルサイドの町をぬけて、ライダルという町にさしかかるか、というところかな。
景色を撮ろうとしたらムクドリ?のご一行様を期せずして写してしまった 笑(ちょっと怖いな)
湖水地方の山(丘…)、ちょうど紅葉時期で綺麗です。この道はAロードで広い(笑)ので結構交通量多いんです。
ここに到着するときはBロード。狭いので他の車の邪魔にならないように路肩駐車します。行ってみてはじめてナショナルトラスト管轄と知りました(無料だけど)。
不思議な存在感のキャッスルリグ・ストーンサークル。

ちなみにイギリス周辺にはストーンサークル、結構沢山あるんですよ。↓ いずれも有史以前のやつね。

それぞれ石としてはそこまで大きくないのでしょうが、綺麗に円形に並んでいます。
オット、ここでしばらくドローンを飛ばしてましたが、風が強かったので結構さっさと諦めてたな・・・笑
さて、次はダルメイン・マンション。有力貴族ヘーゼル家が11代にわたり暮らし、現在も生活を営む歴史的な邸宅です。中世からチューダー朝、そしてジョージ王朝様式の建築が混在する希少な歴史的建造物。
美しいピンク色の石が使われたメインの建物。中も(ガイド付きツアーで)見られますが私達は庭だけにしました。
ここのイングリッシュガーデンも高い評価を受けています。
渦巻きのデザインのガーデンや
こんなイタリア様式のガーデンもあれば
ゼブラグラスの中にゼブラの置物。
小径の先やアーチの先になにがあるんだろう、と覗きたくなるのが良いイングリッシュガーデンなのだとか。
物語があるような気がしますね。
あ、カバだ!と思わず言ってしまいましたが
スミマセン・・・竜(ドラゴン)だったらしいです。
日本から桜の木が贈られているんだそうで。(見つけなかったな、残念)

さて、ちょっとドライブして次はアップルビー城という中世のお城に行きます。え?お城はもうイイって言ってなかったって?
・・・それでも脚を向けてしまうのは、まぁ行く意味ってのがどこかにあるのかもしれないけど、結論から言えば「イギリス来てお城を見ないってのもなぁ」と日和った、とも・・・

アップルビー=イン=ウェストモーランドっていう町らしいです。
そしてアップルビー城・・・実は正面の門のところに「休園」ってあったんだけど開いてたんですよ。で、とりあえず入ってみました。
先にいらしたお客さんたちがウロウロ、そこに「すみません、今日休みなんですけど」ってオーナー?らしき女性がいらしてみんな困惑。「でもさっき男のひとがきて、みてイイよって。。。」「え?ほんと?もう何なの、あのひと頭おかしいから」・・・えーと、その感じだとその頭おかしい男性、旦那さんですよね(爆笑) 私達は「あ、いやぁ休みだったんなら…」って帰ろうとしたら「え、でもあなたたちHistoric Housesのメンバーカードもってるんでしょ、お金払ってるんだからいいのよ!見ていって!」・・・なんかよく分かんないけど、まぁ見せて戴きますか。
こちらはメインのビルディング。夏の季節とかは泊まる事もできるようですよ。
さて、城の塔へ。。。え、なに!いきなりこれ?www ま、まぁ、これも単なる一例で、中世の城ってのは怖いことがいっぱいあった、って事すね・・・(^_^; 写真には撮りませんでしたが、この城の塔には幽閉した人たちをどのように扱ったか、どんな拷問道具があったか、などが沢山展示してあります。
上の階には当時の城主がお客さんなんかと食事をしたりしていた部屋も。
豪華ですねぇ・・・
塔の上からアップルビー=イン=ウェストモーランドの町をみることができます。
いろいろ歴史を学びながらここまできましたが、いろんな視点で考えるとこの一枚の地図がとても重く見えます。そしてこの城は当時この塔がどんなに「怖い」ところだったかをきちんと伝えている点で、中に居た人や受け継いでいった人たちにもいろんな気持ちがあったんだなぁということを感じました。
なかなかに重い城でしたが、ここを守ってきた人たちはきっと「領民にもベストとなること」を辛い思いをしながら選んだのでしょう。過去を隠す事なく見せて今の時代の有り難さを見せてくれた気がします。

さて、ウィンダミアにもどってトレイルを2つほど歩きますか。9日目午後、続きます。

サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。