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北部イギリスの旅(9)〜スターリングから次の宿へ、そして待ちに待った・・・・

(このイギリス・アイルランド旅行記は以下に全部リンクがあります。よかったら。)

4日目、スターリング城を見ている間は結構降っていた雨も、外に出たら晴れるという 雨女の私には珍しい展開。でもそうやって「歩いてるときは何故か晴れてくれる」ラッキーは、続かないこともあります。。。

北部イギリスの旅(8)では街の中の移動ばかりでしたが、ここから車移動。でもあちこちで歩いて時間取られて、予定していた後半の目的地は行けませんでした。
ちょうど晴れてきたから今のうちにあのウォレスモニュメントに行くか!と意気込んだのだけど、ホテルにもどって車をとって・・・としていたらまた雨が。ということでモニュメントまで登る道は雨の中。。。ああ、ちゃんとハイキング用の靴(滅多に水がしみ込まない)と防水のジャケット着てたんで、特に傘はなしで登りました。
頂上のモニュメントまで20分弱の山登り。途中には沢山のアート作品が。これは犬?かとおもいきやブタさんですね、失礼しました。
ブタもそうですが、このあたりで大事な産業をささえてた牛や羊。
雨、そこそこ降ってたんですが木立の中でそれほど酷くは感じずに登っていけました。
この丘にはこんな野生動物が沢山いるんですよー、の像。
え、この作品壊されたの?と思いきや「スコットランドの人々と、侵略者」というタイトルがついてました。「スターリングに住んでいたピクト人、(侵略しに)やってきたローマ人、バイキングが顕されている」んだそうで。・・・(^_^;ちょっとブラック。
丘の頂上に立つ立派なウォレスモニュメント。(到着したらまた青空になった。)スコットランドの人々の、ウィリアム・ウォレスへの強い想いみたいなものを感じます。
ナショナル・ウォレス・モニュメントのあとは これまたスコットランドで1,2を争う有力貴族の城だったキャンベル城を目指します。あーそのまえにガソリンいれなきゃ。途中の小さな町のスタンドで。。。こういう小さな町?村?が本当に好き〜。建物の色がまた、いいじゃないですか。
でもこの集落いちばんのハイストリートがこの幅でこの路駐。。。笑
ものすごく細い坂道を登って登って、狭い駐車場に車を止めます(かなり不安)。ここからさらに10分ほど歩いてやっと到着。今はキャンベル城は夏の間だけ開くらしいので入れませんでしたが、山の中にひっそりとある古城は美しくて。1度焼け落ちているそうですが、現在はスコットランド歴史協会の管理で再建されています。
本当はリンリスゴー宮殿に行く予定だったのですが思い立ってフォルカークでハイウェイをおりました。目指したのはここ、フォルカークの新しい名所、ケルピー像。高さ30m!手前は10分の1の大きさで作られた(試作?)もの、本物のどでかい馬の頭は後方にみえるものです。
彫刻家のアンディ・スコットによるこのモニュメントが初お目見えしたのは、2014年、ケルピーは伝説によるとスコットランドにある湖や川に棲み付いている、変幻自在の水性の魔物だそうです。でも作者はスコットランド原産の馬クライズデールの外見を彫刻に取り入れることでパワーとエレガンスを表現しようとしたんだそうです。

ケルピー像、この辺りの新名所(客寄せ。。。)として作られたらしいですが、なかなか圧巻。
この付近には他にもフォルカーク・ホイールという、運河間を結ぶ回転式水圧ボートリフトもあるのですが、本日の私達の時間配分の関係で却下。

でもケルピーのとなりは運河で、沢山のボートが停泊してます。

・・・がっ。予定してたリンリスゴー宮殿、私の勘違いで閉園時間になってしまいました。・・・ということで早々に諦めてBathgateという街にとったB&Bへ移動。

Bathgateの街並み。グラスゴーからそう遠くない、静かな街です。いや、なんと言っても!今日はここに私達のスーツケースが届いているはず。

それがですね。B&Bのオーナーが留守の間に配達にきたらしく・・・
私の連絡先アドレスに不在のメールが届いてました。まじかっ!!!

でも諦めきれない!荷物を保管しているというDHLの営業所を検索したらそのB&Bから車で15分ほどということで、すぐにオットと直接向かいました。そして・・・荷物、発見!ばんざーい!!!

DHL営業所で「あります」って聞いたときは冗談じゃなく泣きそうでした。あーホントによかった!丸3日。。。4日?荷物がなかったんですもん!
B&B近所のインド料理店で夕飯、「ビールで祝杯だ〜」とはしゃいでたら「そうだね。。。でも連日呑んでるけど、違いは?」とオットにツッコまれ。いいんだよ!嬉しいんだから。(ここではビールはパイントのみ、あとで宿でワイン一本あけましたw)
3日も外食だけだと いい加減野菜が足りなくなってきた。でもこういうサラダ、インド料理店ではなかなかないよね。ドレッシングはなく、カレーのソースで食べました。
野菜があるだけ、いい!
オーダーしたのはラムサーグと
エビのティッカマサラだったかな?

イギリス人に「おすすめの美味しい料理は?」って聞くと「インドカレー!」って言われるという笑い話があるけど、私達の今回の旅行でインドカレーはここだけでした。いや、避けたわけじゃなかったんだけどね。

なにはともあれ、無事に荷物も手許にとどいて大分ハッピー。でも数日何とかなっちゃってたことを思うと、「この大きな荷物は一体何だったんだろう...」とも。笑 快適さとか普段通りを願うって、きっとものすごく贅沢なんですね。

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