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北部イギリスの旅(11)〜リンリスゴーとかブラックネスとか

なんとなく今思ったけれど、コレ、イギリス編だけで30記事近くになるかも・・・まじか。そのあとに短いアイルランド編も入る予定です。すごいね←自分で言うな。

エディンバラを見た後は車を取りに戻って、昨日見損ねたお城(リンリスゴーとブラックネス)をみてから地図右のほうにある宿に行く予定。

さて、エディンバラ城を一回りして(いい加減人酔いしている)でもどこもかしこも人だらけで、「城をカッコいい角度で撮れるところさがして、ちらっと街の中覗いて帰るか」ということに(疲れてるから夫婦共に諦め早い)。

城の前にある広場横からこの丘を下ります。結構な距離あります。
じゃじゃーん!うん、カッコいいね!
この反対側(写真を撮ってる私の背中側)で出店が沢山でていて、人はその周りに。なのでなんとなくこちらは人が少なくて(私的には)イイ感じのグラスゴーの街中。
The Vennel Viewpoint Edinburgh Castleという場所(Google mapで出てきます)。さっきの静かな道を撮った場所からまた階段が伸びていて、その真ん中くらいまでいくとこんな写真が撮れるんです。多分夕焼け時間が綺麗かもね。
カップルとかが多いんで人を外すために横構図でとってみたw
さらに階段を上ったところにはフロッデンウォールという場所があります。説明はこちらで読んで下さい(笑 浸水した壁ってところ) それにしても本当にイギリスには苦しめられたんですね、スコットランドって。
スコッチウイスキー・エクスペリエンスなるお店があって、沢山のウイスキーをそろえているだけじゃなく館内でウイスキーの作り方みたいなツアーもやってます。(試飲がついてるコースもある)私達は運転だったので通り過ぎるだけ・・・スコッチウイスキー、好きですけどね。
もう人が多くてだんだん無口になる夫婦。
セントジャイルズ大聖堂。もうこの辺で私達は限界・・・二人で車に戻ることしか考えてない 笑
Heart of Midlothian Mosaic、心臓の形のモザイク模様。旧市庁舎の位置を示しているそうです。
さ、トラムに乗りに戻っていこう。
上の写真を撮った場所のすぐそば。Princes Streetの駅の方におりていくとき、こんな階段(=ショートカット)を発見。もちろん使っておりました。
Princes Street Gardensのほうからみるお城の方がカッコ良いかな?ということで、もう少し先で写真を撮ることに。
んんーーーー木がちょっと被っちゃうけどこんなもんか・・・(ついでに酷い逆光。。。。)
これ以上西に行ってもさらに逆光になるので、この辺で諦めました・・・
トラムでマーレイフィールド駅を通ります。ラグビー好きなひとには行ってみたい場所だろうか。
やっと駐車したところに戻りました。はぁ、人混み辛いわ。
昨日予約時間を間違えたリンリスゴー宮殿へ。リンリスゴーの街はこぢんまりと綺麗で、かつ観光客で結構賑わっていています。
リンリスゴー宮殿は12世紀頃はスコットランド王室の荘園でした。エドワード1世(武力でスコットランドやウェールズに進攻し、またフランスとの100年戦争の初めとなる戦いを始めている。ウィリアム・ウォレスが戦ったのはこのエドワード1世の圧政のとき。)が1302年頃要塞をつくります。その後は王宮(あるいは離宮)として徐々に大きくされています。
最初に目に入るのは15世紀からある精巧な細工の水場(噴水)。もちろん今水は止まってます。
4階〜6階くらいの建物。廃墟になってしまっていますが、500年以上昔に作られてるってすごい。この城も火災でいろんなものを焼失していますが、現在少しずつ復旧作業をしているようです。
食堂兼グレートホール。大きな暖炉(向こう側の壁)が3つ並んでいます。
王家の人たちが使う礼拝所な場所。大きな窓がつけられています。
リンリスゴー湖が眺められる小部屋。どんなひとがここに座ったのだろう。

オンラインチケットを取るとき訪問日時を指定するのですが、前日それに間に合わなかった私。この日「しれーっ」とそのチケットのQRコードを出したら、チェックしていた女性が一瞬躊躇ったうえで「はい、どうぞ」って通してくれたので。。。まぁ、時差とかで間違えた!ってごねようかと思ってたんだけど、きっとこういうことする人は時々いるんだろうな。

続いてブラックネス城。イギリスで大ヒットしているドラマOutlander(Netflixでみられるかも)のロケ地でもあって、人気です。まるで洋上の軍艦のように見えます。
Outlanderではフォートウィリアム(私達が2日目に汽車に乗った町)にこの城があることになってますが、本当はこんなに東側、エディンバラちかくです。
もちろん補修されていますが、かなり堅牢。(ただ、個人的に城って好きじゃないんだなとこのあたりで理解し始めました。守る=敵意を前提に作る、そしてそのために意見のあわないもの(敵)を幽閉する・・・その時代のことを考えると分からない訳じゃ無いけれど、同意はしたくない。
そう考えると人類ってほんの少しだけだけれど、考えたり視野を広く持ったりする人が増えてきてはいるのかなと思ったりもします。)
向こうにみえるのはフォース湾にかかるフォース橋。地球の歩き方に載ってた。。。と思うんだけども、あんまりおぼえてない。

さて、コレで心残りないぞー、と、次の宿泊地ハディントンHaddingtonへ。

え?道の標識に今日泊まるパブの名前???
着いた!。。。はいいけれど一帯の道が狭い!なのに「路駐でお願いします」って・・・まじですか?まぁ、それで済んでいる小さな町だということなのだろうけど。
なんとかこの左側に寄せて停めました。でもなんというか、昔ながらの小さい集落で、不便だけどその独特な空気感に包まれるのは旅をしている醍醐味とも言えるのかな。
夕飯をとりに…この日、宿泊のタバーンでは結婚式のパーティーがあって貸し切りだったんです。宿のひとに「この街のレストラン、どこも美味しいよ」とはおそわったんですが。
食事処を探して歩くと、Tyne川とその周りの素敵な雰囲気のエリアが・・・ん?少し南下したところのニューカッスルってNewcastle upon Tyne(タイン川沿いのニューカッスル)じゃなかった?同じ名前???
The Waterside Bistro in Haddington、宿からすぐだし、結構お客さんが入って行くのでここにしました。何よりこの素朴な見た目に惹かれたともいう。
結構な人気店でした。着いたのが5時過ぎと早かったので「7時過ぎからの予約のテーブルで良かったらお使い頂けます」といわれて、「あ、それで大丈夫です!」と私達。
どこでもあっという間に食べていなくなる、お店の回転に貢献できる夫婦なんです。
本日のスペシャルがまた、美味しそうだなぁ。壁紙はあざみ?スコットランドの花ですよね。
ビールは頼んでおかないとね。
夕焼けがちょうどいい感じになってきた。そういえば、この時点でこの街のことを調べ始めたのだけど(遅い)、ハディントンというのはスコットランドでは農業の中心地(集荷とか製粉とか)で17世紀くらいには有名な都市だったらしい。へーえ。でも確かにエディンバラまでクルマで20分ってことは馬車だって半日もあれば着いたってことよね。この川が運送にも一役買っただろうしな。
アヒルとかカモとかも窓の外で気持ちよさそう。外の席でお酒を飲む人たち、ご飯が出るまで、あるいは食べ終わって大人の歓談に付き合っていられないと外で遊ぶ子供達もいて、ああ なんかこういう生活リズム素敵だなぁと。
私は本日の魚料理。コッド(たら)だったかな。手前の左の海苔みたいな物は海藻を揚げて塩味をかっつり効かせたもの。そのままでも、ごはんや魚と一緒でも美味しかった。シンプルにレモンとバターで焼いた魚は焼き加減も最高。添えたレモンも焼いてあって、これがまた良い香り。
オットはラム肉のラグー。これまたとても美味しかったのですよ。シンプルなのだけど深い味。ビストロ、と気軽な名前になってるけれど、どのお料理もビックリするほど美味しく、そしてスタッフも丁寧で明るいサービス。なんか大当たりでした。
すごい人気みたい。スタッフ全員、とても気が効くしテキパキ働いてるけど、それでも多少は待ってしまうというほどにひっきりなしにお客さんがくる。
お腹いっぱいになったから、ちょっとハイストリートの方に散歩へいこう。観光客だらけの街歩きはきついけど、こういう静かな街はだいすき。
なんとも雰囲気のある古い橋を渡っていくのです。この町が水とともにあった歴史がわかる感じ。
セントメアリー教会。ちょうど夕日が映って綺麗。
こうやってイイ感じのところには必ずベンチがあるこの国。いいなぁ。そこに座るために、ぽつぽつと歩きたくなるよね。
ハイストリート。必要以上にごみごみしてない感じが好感もてます。25年程前に住んでいたイギリスの街も、こんな感じだったなぁ。
そして宿で紹介された他のレストランも発見・・・一件は満席、一件はお休み・・・さっきのお店の選択で正しかった!
なんかいいですねぇ。豊かな街なんだろうなってわかります。
宿に戻る途中、もう一度ビストロを撮ってみる。電気がついて水に映って、それがまた雰囲気あります。
ここもパブ飯が美味しいとして有名なんだけど、まぁ結婚パーティーじゃ仕方ないか・・・

The Golf Tavernはかなり歴史のあるパブらしいのですが、この日の結婚式パーティーのために 私達の部屋、めちゃくちゃうるさくて・・・・ヘッドフォン(飛行機で使うためにノイズキャンセリング機能ついてる)つけて寝ました。夜中12時過ぎに目が醒めたら(ヘッドフォン落としたので…)静かになってましたが。
でもあまりの騒音と、それから古い宿泊施設ってこともあるでしょうがベッドのマットレスがね。。。背中にスプリング感じるくらいでね 苦笑
パーティーがなかったら「まぁこういうB&Bもアリか」と思ったかもしれないけれど。。。ちょっと辛い一晩でした。でもまぁ、それはそれで良い思い出とも言えるかな、今なら。

(このイギリス・アイルランド旅行記は以下に全部リンクがあります。よかったら。)


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