見出し画像

ロックダウンやってます〜米・NY州 他

こんにちは、日本は「ロックダウンが始まるかも」と、なんかどこもかしこも戦々恐々とした感じがありますね。 で、世界のロックダウンが発令されたところのnoterさん記事を集めました。

また、折角なので現在進行形ロックダウン中のニューヨーク州にお住まいのnoter, ことふりさんにすこしお話をお聞きしました。

(以下、ことふりさんとのお喋りの中からの抜粋。写真は基本 イメージ画像です)

         *

ことふりさんはマンハッタン近郊にご主人とお子さん4人とでお住まい。今回は「当地(アメリカ時間)の日曜(3/22)夜からのロックダウン(外出制限)」だったそうです。
禁止された外出ですが「生活に必要な買い物はOK、お散歩OK、公園もSD(social distance)を守ればOKですよ」とのこと。(ちなみに学校の休校は1週間ほど前から始まっていたそうです)「基本落ち着いてます」とおっしゃっていました。

ニューヨークの実際の’ロックダウン’はこのように、サンフランシスコ地域のShelter-in-placeシェルター・イン・プレイス(食料品や薬の調達のための外出などに限り許される)より微妙に緩いようです。(下に、サンフランシスコにお住まいのMicaさんのnoteをつけます。)

画像1

ことふりさんのご自宅エリアの近くには、ロックダウン前に感染者が増えて「囲い込み」を行われた地域があるそうですが、そちらのエリア内の学校や教会などは閉鎖されながらも 中での住民の行動制限はなかったそうです。また囲い込みエリアでは食糧配給のための軍の人達が入りました。(アメリカでは非常時は軍のひとがいろんなお手伝いをしてくれます。日本の自衛隊もそうですね)

アジア人への差別が有名になってきているニューヨーク

「シティ(マンハッタン方面)のほうはちらっと聞きます。ココではなんとなぁくアジア人が避けられてる?程度の経験ですね」
「学校では休校措置になる前にちょっと子供達はからかわれたりしました」

ロックダウンになって やったこと、変わったこと

「食べ物などは少しずつ買い足していたんですけど(食べ物の)消費量が半端なく増えました。店でもパスタと小麦粉売り場は無くなっていますね。一人が買える数の制限なんかがありますが米はまだ買えるし大丈夫ですけど。出かけた時に極力1週間分とかまとめて買って外に出なくてもいいようにしてます。」

画像4

「でも、店から品物が無くなってはいないので まだ家の中の楽しみを’食’に持って行けますよ。おやつを多めに買ったり。みんなやってる感じですかね。」

学校のこと(3月16日(月)〜当たりから休校が増えました)

「学校も今の所、今学期全部なくなるかどうかもまだ分からないんです。落ち着けば行くのかも?とか話をしながら。他州ではもう今学期はない、とか、卒業式はない、とか決めたところもあるみたいですね。」

生活のリズム

「うちは学校・習い事・学校のクラブなどがなくなって、(ご主人の)在宅勤務も2週間となり、(最近では)リズム的にはまぁこんな感じかな?となってます」

「子供達もゲームとYoutubeとかあれば、なんとかなるかなぁという年齢だし、(戸建てなので)庭で子供達は遊んだりできるので、まだマシかな?」

「幼稚園児くらいのお子さんがいるとキツイでしょうね、お友達と遊べないしメールするとかする年齢じゃないし」

画像3

お子さん達のこと

「先週までは接近するスポーツ、とかでなければテニスとか出来たし友達にも会えたからフツウの休み、ってかんじでしたけど、今週から大分(ルールが)きつくはなったので可哀想ですね。」

「小さいお子さんだと画面をみてお話するより一緒に走り回ったりおもちゃで遊びたいだろうな、と思いますよね」

ロックダウン全般に関して

「私の中でまだマシかなとおもうのが、神戸出身で地震を経験しているので、非常事態に加えライフラインが使えなくなったのが辛かったんですね。今回、もちろん大変なことなんですが、家の中でフツウの生活が出来るという安心感があります。」

「お仕事によっては違うでしょうが、うちは在宅勤務になったので家族がみんな一緒にいられる、というのが本当に安心です。」

「NY州の感染者は増えてますが、日本に帰れって言われたら困るかなぁ、移動中(飛行機など)も怖いし 日本には今家がなくて 家族多いのにホテル?とかなったら大丈夫かなと思ってしまいますね。動かなくていいならそれがいいかなぁ」「感染を広げないよう、耐えてたほうが良いかなって感じますね。環境が変わって子供にストレスになる方がちょっと心配かなと思います。」

          *

ことふりさんはライフラインがちゃんと使えていて、家族が一緒にいられて、安心感は高いと仰ってました。日本は震災や自然災害を経験されている方が多いから、このライフライン、家族の両方がある、という有り難さはきっとしみじみ感じるのでしょうね。

           *

ロックダウンでなにが起こるの?ということをまとめてみます。ただし詳細は各国・各地域で「これはある」「これはない」とか厳しさがちがうとか、変わりますが。

ロックダウンで起こること
★ 外出自粛・禁止(夜間外出禁止が入ることも)
★ 学校・教会など 人が集まる場所・イベントの禁止(※1)
☆ Social Distance (以下SD: 他人との距離)の遵守(※2)
☆ 高齢のひとへのより強い外出制限
☆ 最低限の商店・公共施設以外は政府機関・企業事業所含め閉鎖

★は現在日本で既に行われたり、一部すでに自主的に出来ているところ。
☆は日本が「これから」ロックダウンで強化するであろう部分です。

※1 日本は学校など以外は「勧告」レベルだったと思います。しかしそれでは人数多いイベントなどがまだあるのでより強い言葉にしようということかと思われます(罰則がつくかどうかはまだ不明、国によっては外出もイベント・集会も厳しい罰則がつくことがあります)。
※2 アメリカのように6フィート(約2m)とは言っていませんが、接触を避けて、とは言われてますね。。

            *

世界のロックダウン

感じ方はいろいろかもしれません。家にずっといるとおだやかなだけ、と思うロックダウンかも。

私は3月3日に帰米して以来、ほぼ自主的自己隔離(セルフロックダウン)が続いているのと、ソルトレイクシティエリアは段階的に学校休校、商店・営業所閉鎖、グローサリーなどの営業時間短縮と徐々にロックダウンが強化されているところなので さらに変化が感じにくいともいいます。街中がどんどん「静か」になるのとオットの仕事の緊張感以外(ただいま新型コロナによる別居中)は、あまり変化を感じません。

上でご紹介したSFエリアでの Shelter-in-place(今居るところに待避する法令)法令下のMicaさんの日常はこちら。

イタリアも厳しめロックダウンに入って2週間ほど、フランスも先週ロックダウンにはいりましたね。noterさん達の感想も様々です。
普段無いことですから、ショックも大きいでしょうし緊張もすると思います。

イタリア・フィレンツェのピロココちゃんと、フランスから日本に帰国されて書いていらっしゃる末吉さん。

一方で穏やかだよ、と仰るのは私やことふりさんだけではないようです。

変化の時、の方々。ブラジル・サンパウロと

こちらはニュージーランドから。

目の前で「いつも」「普段」の姿が変わるのは、安定を好む人間にとって相当のストレスです。そこでどう感じるというのに良い、悪いはなく、ただ「ああ、私はこう感じているんだ」と受け止めるところから始めていいのだとおもうのです。
ただ、既に世界各地には その状況を経験された方がいるから、その人達の言葉で 自分達の日常はどう変わるんだろう、とシミュレーションしたり大まかにでも対策を考えるのはいいんじゃないかなぁ、と思うんです。

そうそう、ことふりさんから伺ったのですが、NY州内・ブルックリンのある集合住宅では《感染者が出た場合の対応》という対策内容を紙面で前もって配られるということがあったようで、実際そこで感染者が建物内の住人の中に出た、というときは 皆さん落ち着いて行動できていたそうです。事前に対応を考えているというのはやっぱり大事なんだなと、話を伺いながら思いました。

画像2

日本の皆さんにも、少しでも「心の準備」になりますように。

 ーーーーー*****ーーーーー

ヘッダー写真はみんなのフォトギャラリーより、オゼキカナコさんの作品をお借りしました。写真のタイトルが可愛くてクスリとわらいました、
《「みんなのフォトギャラリー」でうちのネコを流行らせたい。vol.5》
可愛いですもんね、気持ち分かります!


サポート戴けるのはすっごくうれしいです。自分の「書くこと」を磨く励みにします。また、私からも他の素敵な作品へのサポートとして還元させてまいります。