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北部イギリスの旅(12)〜6日目、旅の真ん中くらい。

(このイギリス・アイルランド旅行記は以下に全部リンクがあります。よかったら。)

はぁ、やっと・・・え?6日目?
書いてるだけでも日数が分からなくなるのに、移動中いつもカウントしていられるわけもない。毎日「明日はコレをやる!」という予習をNotionにつくった予定表でおさらいしながら寝る毎日(何の修行・・・)。

 今日もスコットランドからノーサンブリア、そしてノース・ヨーク・ムーアズ国立公園へと長距離移動。しかもお城をいくつか回りたい。時間配分難しい・・・

かなり思い出に残る(笑)一晩でしたが、今日も長距離移動でやりたいことは沢山。朝食がサーブされる時間ピッタリに食堂へ。

昨夜のパーティの後片付けは済んでるみたい。私達の部屋はちょうどあのバーカウンターの裏側だったからそりゃうるさいわけだ。でもうって変わって、しんとした朝。
世界では今日も悲しい事が起きている。そんなときに旅してていいのかなぁと無駄なコトをおもう朝。でも、と思う。全く違う形で今の世の中の平和と自由の有り難さを知って、言葉にするのも大事じゃないかって。
この(知らなかっただけで)歴史の長い町とB&Bの写真とか絵が飾られてます。
私はハドック(タラ科、コダラというらしい)の燻製、ポーチドエッグ添え。
スコットランド最終日なので夫はトラディショナルスコットランドの朝食を。(まぁトラディショナルイングリッシュブレックファストとあんまり変わらないんだが)
それにしても思い出に残らざるを得ない一泊、本当にありがとう(いや、素直に。本気で。)。
「ゴルフ・タバーン」の名前はどこから?って思ってたらすぐ裏手にありました。Haddington Golf Club. このときは調べなかったけど今調べたらすごいよ・・・世界で19番目に古いゴルフコースなんですって。

ハディントンの北東1kmに位置するアミスフィールド・パークは、現在ハディントン・ゴルフ・クラブの本拠地となっている。(筆者による中略)
もともと12世紀のシトー会修道院の土地の一部であったこの地所は、1833年から20年間、毎年開催されていたタインサイド・ゲームに使用されていた。ハディントン・ゴルフ・クラブは1865年にここに設立された。ジャコバイトの反乱(1745年)とナポレオン戦争(1793年~1815年)の間、公園は軍によって占拠された。第一次世界大戦中は将校の宿舎として使われ、第二次世界大戦中は再びキャンプ地として使われた。
現在、ハディントン・ゴルフ・クラブの近代的なクラブハウスがこの邸宅の敷地を占めているがジョン・ヘンダーソンによる馬小屋棟(1785年)は、ハディントンからの西側入り口に位置する氷室、寺院、城壁に囲まれた庭園、大門桟橋とともに、状態は悪いが残っている(2001年)。

ハディントンゴルフクラブのウェブサイトより
どんなものか分からないけれどこの国にはこういった石造りの廃墟が沢山あるんだよねぇ。
結構好きでした、この町。向こうにみえるハイストリートを回り込んで次の場所に向かいます(混むからね)。
イイ感じの田舎道をどんどん進みます。
スコットランドの穀倉地帯だけある景色。
ホーリーアイランドへのいくつかの標識を超えると海が見えてきます。
目指すバンバラ(バンボロー)城がチラッと見えたんだけどなぁ・・・
Netflixでみられます、The Last Kingdom.マーシアという国がイングランド統一する前の話(ノンフィクション混ぜたフィクション)。主人公はノーザンブリアの領主の子(正当な後継者)でしたがデーン人(デンマーク人、バイキングのひとたち)に育てられこの相容れない人種間の不思議な立場にいます。彼の故郷がバンバラ城。
豊かなんですね、こういう土地がバイキングに憧れを持たせたのでしょう。
海、いいなぁ。
潮が引いてるのかな、干潟みたいな場所もあるんですね。
城下とお城。
北の有力地主(貴族)だったんでしょうね。
観光客でにぎわっています。
ドラマにこの海岸も出てきたなぁ。
なんというか、建物の大きさはもちろん細部のデザインとかに力を感じますね。
大きな応接室はちゃんと家具がしつらえてあって、はぁ貴族はこんな風にくらしたのかぁ、と。因みにこの城の城主は今もここに住んでるんだそうです(すごい)。
観光客をいれてこの状態を保持するのも、大変なことでしょう。一般人的な感想ですが火災保険とかとんでもなく高額なんじゃないかな、ここまで全てが文化財ばっかりで。。。。考えたくなーい。(だから私は庶民なのだ)
私の好きな構造物、橋と階段なんです。美しくないですか?
ダイニングホール。さすが王室との繋がりもある貴族!っていうおおきさ。
城下も綺麗で活気があります。
さぁ、次に行きましょう。次はアニック城です。知ってる人いるかな?
2つのお城はそんなに離れてない。気持ち良い田舎道(失礼)ドライブを楽しんで行けます。そろそろだと思うんだけどなぁ・・・路駐のクルマが出てきたら、目的地が近い事が多いです(駐車場代数ポンドを払わなくてすむし、皆さん歩くの好きだから)。
あ、あれだ!広い牧草地の向こうに見えました。晴れすぎてて全然写真に撮れないけど・・・
道にもちゃんと標識が。
チケット売り場を過ぎると(私達はHistoric Houses Associationのメンバーシップを買ってきたので無料で入れますが、普通だと入場に結構します。大人19.5ポンドだったかな。)もうどどーん!って感じでお城。城壁のうえには沢山の彫像。
ここも城主が住んでいらっしゃるので、入れる所と入れないところはあります。この目の前の大きな城部分(とくに2階以上)は入れなかったはず・・・
さて、アニック城ときいて「あっ!」ってなったらあなたはかなりのハリポタファン。第一作でハリーたち一年生が箒で空を飛ぶ練習をしたのが、アニック城です。ほら、魔法学校のローブ?みたいなのを着た子供達がちょこちょこいるでしょう?
箒で飛ぶ練習してたエリアって、このへんらしい。(この日は日曜だったので、午後にそのシーンの演劇があったみたい)
ハリーがマクゴナガル先生の部屋の前で箒上のアクロバット(←違)をみせたのは、この建物の上のほうかな?
この城はずっと人が住み手入れされ、観光客も沢山訪れるからでしょうか。城にしては明るいイメージがありました。
そうそう、小綺麗なカフェやお土産屋さんなんかも充実してて1日ゆっくりするとか、よさそう。
なんというか、歴史と誇りみたいな・・・・
城下?の町も素敵です。あの目の前の門とか、昔は安全のために必要だったんだろうけれど。
城下の町が生き生きしてるところって、お城がちゃんと生き残ってるところに多い気がするのは私だけでしょうか。

ここまででまだ最初に出した地図の三分の一くらいしか来てない・・・ということでニューカッスルの「ハドリアヌスの城壁」の一部とかはすっ飛ばすことに。次回に続きます。

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