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北部イギリスの旅(15)〜ヨークシャーデイルズに入る

(このイギリス・アイルランド旅行記は以下に全部リンクがあります。よかったら。)

7日目の午後、というかもう2時を回りました。そろそろ日暮れも早くなってきたイギリス(まぁまだ夏時間ってのもあるが)、宿にチェックインして散策する時間も考えると結構押してます。

湊町ウィットビーから西に向かい、茶色い点のファウンテンズアビーを出たところ、ブリハム・ロックスのトレイルを目指します。

そうそう、こんな動画を撮ってました。イギリスのロードトリップを計画するとこんな道を「楽しめる」チャンスが沢山。(フロントガラスが綺麗じゃなくてスミマセン)

ファウンテンズ修道院を見ることを諦めたので、本日の宿に入る前にひとつトレイルを歩けます。私がちょっと行きたかったトレイルです。こちらはナショナル・トラストの管轄。そしてここは既にヨークシャー・デイルズ国立公園内です。

巨石群を巡るトレイル。
左のEnglish Oakの葉っぱとどんぐりのマークはナショナルトラストのもの。
どこかの学校が写生の授業をしてました。巨石の大きさが分かるでしょうか。
なんか頭を突き合わせて内緒の相談していそうな巨石たち。
足許の岩・石には苔が。
入り口から10分も歩くとインフォメーションセンター(左奥)。売店、トイレ、カフェなどがあります。
岩の名前としてwriting deskとか書いてあったかな。
季節が良ければ一面ヘザー畑なのでしょう。もう秋でほとんどが枯れてしまっていますが。こういう荒れ地をヒースと呼ぶんだそうで。
アメリカ(ユタ州とか)にもバランスロックは沢山あるけど、これはなかなか。
目立ちますね、ああいう形の岩は。
まだ少し花が残るところもあります。ヘザー、強いですもんね。

All Trailを使うとナショナルトラストが勧める45分程のコースではなく2時間弱のコースが出ますが、そこは適当に切り上げて1時間ちょっとでクルマに戻りました。大分冷えてきた・・・

今日の宿をとったHarrogateという小さな町。でも着いた途端にこの道幅の「ハイストリート」、うわぁ、歴史ありそう。
The Willowsというのが今日の宿。私の前に昨日から泊まっているというパーティーが「鍵置いたままドア閉めちゃった」とかでオーナーに電話してました(宿の前にいる人たち)。ここもレストラン+宿ってところなんですが、この日はレストランの定休日で電話するしかなかったんですね。(でもおかげで、私が電話しなくてもオーナーが来てくれてラッキー。)
クルマは宿のすぐ後ろに公共の無料駐車場があり、便利でした。部屋に荷物を置いたら町を散策。さっきのハイストリートへ。
町の中心近くにあるPateley橋はオリジナル(木製)は14世紀に、今の石の橋は18世紀に作り直されたのだそうですよ。すごいな。
これね。結構ひろくて、しっかり。当時としてはすごかったのでは。
沢山の案内が出てる街角のサイン。
坂道のある町っていいな。
脇にはいる道の先には小さな広場。下げられたカラフルな旗とベンチがいい。
宿のレストランが休みなので近所のインのレストランだね、といった、そのレストラン。
クラウンホテル、大分古い宿ですね。18世紀にはpost inn (馬を飼い、貸し出したり交換したりすることができる家や宿屋)として機能してたらしい。ポストハウス/インは当時の郵便局として機能し、後に全国的な郵便サービスが始まったんだそうです。
そのホテル脇の小径の先に、今日泊まるThe Willowsがあります。うん、夕食の時呑めるな!笑
風情ある街並み。
結構昔から機能してたこの町、「イギリスで一番古いお菓子屋」もあると。
これがそのお菓子屋さん。キャドバリーのチョコレート(イギリスで明治とかロッテみたいなチョコレート老舗)売ってたんだ。入り口に1661の数字が。
斜向かいには1664の数字を掲げた、コレもイン(宿屋)らしい。やってるんだろうか。
坂の上には水場があって、1852と年号が記されてます。まだ19世紀!
お店でハロウィンにむけてパンプキンカービング(パンプキンを彫るやつ)のコンペティションやるよー、のお知らせ。一緒におかれたミートパイが美味しそうなんですけど。
あははははははははは。
大分暗くなって冷えてきたし、ゴハンに行こう。(関係ないですがこの狭くて急カーブになった道を、二階建てバス=路線バスがぶんぶん飛ばしてるんですよ。みんな運転上手・・・・ていうか、岸和田のだんじり的なスリルに溢れてるww)
さっきのレストランに戻ってきました(あったかい!)。そしていつものように迎えてくれるのはバーカウンター。既に飲みたい。そこにある2つのタップからそれぞれパイントずつもらいました(飲む量増えてるw)。
バーカウンターのお兄ちゃんがテーブルに案内してくれたのだけれど、途中でいったん戻るから何だろう、と思ったら「泡が減ってビールが足りなくなった!」って継ぎ足してくれてました 大笑
メニューもあるけど、やっぱり上の黒板にあるみたいな「本日のスペシャル」的なものが、ほしいよね、折角だから。
こちらにもアイスクリームのメニュー。食べないけど(食べる隙間はなくなるはず)いいなぁ。
建物は古いのだろうけれど、飾り付けやライティングで楽しい雰囲気いっぱい。
デートでここに来ても幸せだろうな、と思える景色。
私はうさぎのシチューと野菜をオーダー。
たっぷりの温野菜とジャガイモ。どれも加減よく加熱されてて花丸。
オットは「本日のVery Special、太刀魚のソテー」小カブのピクルスとバルサミコ酢添え。これにも野菜が沢山。(感涙)
今はもうガスのオーブンぽいけど、昔ながらの暖炉グッズと一緒の飾り付け、すてき。
美味しかった〜〜!満足です。お腹いっぱいになったので回り道して帰ります。写真は明るくしてるけれどもう大分暗くなった時間。
教会かと思いきや小学校。教会の建物を再利用してるのかな。(もう早く帰って寝たかったのでそこにある看板哉説明文を確認せず戻りました)

宿の部屋の写真を撮ってなかったけど、「田舎の親戚の家に泊めてもらった」感じのお部屋。でも広くて、ここもバスルームが新しくされてて、とてもハッピーでした。(興味ある方はこちらの写真で↓)

https://jp.hotels.com/ho619045824/za-u-iro-resutoran-kotejizu-harogeto-igirisu/?locale=ja_JP&pos=HCOM_JP&siteid=300000037


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