そして俺は、ここにいない。 Ya no estoy aqui /I'm No Longer Here
そして俺は、ここにいない。(2019)
Ya no estoy aqui/I'm No Longer Here
製作国:メキシコアメリカ上映時間:112分
監督
フェルナンド・フリアス
脚本
フェルナンド・フリアス
出演者
ウリセス役 ダニエル・ガルシア
フアン ダニエル ガルシア トレビニョは、
ヌエボ レオン生まれのメキシコの歌手、俳優、ダンサーです。
主人公のウリセスはメキシコ、モンテレイのスラム街で育ち、
ラジオから流れる”Cumbia rebajada [es]”を聴き踊る事が彼の日常であり、アイデンティティでもある。
モンテレイ (Monterrey [monteˈrei]) は、メキシコ北東部のヌエボ・レオン州の州都。アメリカ合衆国との国境に近い。都市圏人口は約568万人(2021年)で、グアダラハラと並ぶメキシコ第二の都市となっている[1]。
この映画のルーツには、過去から続くリアルなギャングたちの抗争がある。
2012年2月19日、市内にあるモンテレイ刑務所にて受刑者間の抗争事件が発生。抗争の背景には、メキシコ麻薬戦争があり、首謀者側のグループであるセタスは30名は、対立するガルフ・カルテルのメンバーら44名を襲撃して殺害。あらかじめ内通させていた看守の協力により脱走した[4]。
散々ギャング映画は観てきたつもりだが、
この作品には妙な切なさがある。それは単にこの作品の主役でもある「クンビア」という所謂ラテン音楽の切なさの所為なんじゃない?では身も蓋もないがもちろん音楽にはその魔法があることを承知でこの映画には切なさを感じるのだ。つまりその水源地は世界には私の知らない生きることの苦しみが溢れていることを突きつけてきたからかもしれない。その日暮らしの人生を歩む私ではあるが、底辺を見て安堵する心根は持ち合わせはしていない。
・・・数年前に音楽も含めやられた南米のブラジルの貧民街をドキュメントしたような「シティ・オブ・ゴッド」 にもハマったが、この映画も同じメキシコの貧民街が舞台だが、いきなりそこからカリフォルニア州サンディエゴやテキサス州エルパソではなく、時代をワープしたかのようなニューヨークへ設定を移す脚本が何故か物語をよりリアルに感じさせてくれる。
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