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moi通信-reprise #015


エデルフェルトの絵はがき


毎日暑い日がつづきます。


そんななか、まさに一服の清涼剤ともいえる絵はがきをNさんよりいただきました。最近フィンランドの旅から戻られたとのこと。

絵はがきは、画家アルベルト・エデルフェルトが湖水地方の景勝地カウコランハルユの夕暮れを描いたものです。


カウコランハルユといえば、百年前に建てられた木造の展望台で知られていますが、もちろんエデルフェルトがこの絵を描いたころにはまだ存在していませんでした。


それでも、複雑な地形が織りなす半島越しの湖水の眺望は壮観で圧倒されます。


とりわけ、魔法を宿したかのような黄昏時の空とそれを映した湖水の微妙な色合いのうつくしさに魅入られます。見ているだけで静寂に包まれてゆくようなそんな作品ではないでしょうか。


枕元にこの絵はがきをしのばせたなら、あるいは夢にこんな風景があらわれるかも?!


そうかんがえたのですが、店でレジがうまく動作せず焦りまくる夢にうなされて目がさめました。この世はままならないものですね。

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