活動日誌
10月25日つづき マウンテンドリッパー。nericafeのエチオピア。コンペ案は初心が大事。
コーヒーを淹れるのは愉しい。誰かのために淹れるのも自分のために淹れるのも、僕にとっては等しく愉しい行いだ。
自宅でコーヒーを淹れる時は、せっかくだから好きな道具にこだわる。
いまはTORCHの「マウンテンドリッパー」と、そのままマグカップとしても使える「ピッチー」の小ぶりな方との組み合わせが多い。カリタのウェーブを使うこともあるが、ふだんは深煎りのコーヒーを好む自分にとって、もっとも相性のよさを感じるのがこのマウンテンドリッパーなのである。
かつて高崎で「Little Luck Coffee」というカフェ(いい名前!)をやってらした中林さんがつくる器具は、機能性と同時に、コーヒーを淹れる楽しさ、さらにはその様子を眺めながらコーヒーを待っている誰かの目をも楽しませてくれる心優しいデザインが特徴。
ただコーヒーを淹れるだけで、幸福な気持ちで満たされる道具なのだ。
そして今日は、大泉学園にあるnericafeさんからいただいたエチオピア・モカ・ハラー・ブルーホースを淹れてみる。nericafeのロースター竹中さんも、荻窪でお店をやっていた当時からのお客様にして〝仲間〟のひとり。
黒光りするくらい深煎りのモカ、ひさしぶりに飲んだけれど、そうそう、この複雑な香りと奥行きにビックリしてコーヒーの世界の扉を開けたんだよなあなどと懐かしく思い出す。大坊珈琲店、吉祥寺にあった「もか」、それに六曜社地下店の「インド」とか。
苦味と甘味と、バニラのような香気、あとはちょっとケモノみたいな野性味もあって、でもけっして重苦しくはない。いつもはコーヒーを飲むとき、なにか甘いものが一緒に欲しくなってしまうのだけれど、これはコーヒーだけでも十分に満足できてしまうゴチソウ系。今度nericafeさんに行って、竹中さんにこの豆で淹れてもらおう。
さて、先日のコンペ案については、結局ひと晩考え抜いた末、最初のプランに戻してもらう。変更を思いついた箇所は、人間でいえば「顔」にあたる肝心な部分なので、いっときの損得勘定であれこれ判断するのはあまりうまくないのではないかという結論。柴くんも、コンペ案と実施案が同じである必要は必ずしもないのでその考え方でよいのではと言ってくれる。
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