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岩間 洋介|moicafe.com
2019年11月9日 21:00
フィンランドの首都ヘルシンキ、ムンキニエミ地区のカフェにて。冷たい雨が降りしきる午後、あたたかいコーヒーで暖をとる人びと。フィンランドのカフェはBGMがないし、そのうえお一人様が多いので店内はとてもひっそりとして心地いい。静かだが、決してわびしくはない。きっと、それぞれがひとりの時間を満ち足りて過ごしているからだろう。フィンランド語で「カフェ」は「Kahvila(カハヴィラ)」とい
2019年10月17日 07:00
便利なのでつい使ってしまいがちだが、言うまでもなく「居場所」という場所があるわけではない。それは話をわかりやすくするための、まあ、符丁のようなものといっていい。居ることで、そこははじめて居場所になる。居場所をつくるということは、人が行きたいと思い、そこに居たいと感じ、実際に何をするわけでなくただ居られる場所を用意するとともに、そこが「居場所」になるまで耕し続ける不断の営みのことをいう。要す