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2018年11月の記事一覧
ボヘミアン・ラプソディー/家族のあり方
ボヘミアン・ラプソディーを二子玉川の109にてIMAXで観てきた。
ラストのライブエイドのくだりや、ファンの方から散見される時系列がおかしいなどは他で語られていると思うので、他の感想を書きたいと思います。
(スウィンギンロンドンを象徴するアパレルのひとつBIBAや、ジミー・ウェッブ作によるマッカーサーパークの話や、リオのホテルのシーンでジョビンの曲が流れたりなど小ネタはたくさんあるものの割愛
ア・ゴースト・ストーリー/目覚めた時に、いつも扉が閉まる気配がする
デヴィッド・ロウリー監督のア・ゴースト・ストーリーを観てきた。
個人的に好きな女優ルーニー・マーラ(ドラゴンタトゥーやキャロル)の演技が素晴らしく、言葉少なに表情や仕草で全てを表現していて、特に長回しのパイを食べるシーンのキワキワな描き方がなんとも言えなかった。どこに行き着くのかわからない長回しの中、ひたすらパイを食べ続けながら涙するシーンはすごいとしか言いようがない。
この映画はとにかく
ワイルド・コンビネーション:アーサー・ラッセルの肖像/謎と矛盾に満ちた或る音楽家の姿
アーサー・ラッセルのドキュメンタリーがアップリンクで一日限定上映していたので観てきた。
アーサー・ラッセルといえば、80年代ニューヨークのダンスクラシックとしての諸作Calling out of contextや、晩年のディレイのかかったチェロと声がメインのWorld Echoが00年代にリイシューされて広く聴かれていたと思う。その後、フォークの頃のLove is taking over m
運命は踊る/すれ違う感情と重なり合う傷跡
ツイッターで見かけて(donaさんありがとう!)これは観なければと思い有楽町のヒューマントラストシネマへ。
久しぶりに中東が舞台の映画を観た。
舞台がイスラエルということもあり戦争に関わる内容ではあるものの、国境警備をしている徴兵された若い兵士の生活は居眠りしてしまうほどゆったりとした時間が流れている。
死と生、絶望と希望、弛緩と緊張、期待と諦念。3部に分かれた構成の中で、相対するテーマが