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【読書感想文】 火葬場で働く僕の日常 :: 日本は99%火葬なので知っておいても悪くはない (知らなくても困らないけど) 知識は大事😊

先日、親族の会葬があり、その直前にKindle Unlimited でこの本を見つけ、事前の予備知識として一読した。

最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常


“僕の仕事は亡くなった人をあの世に送ることーー。”

YouTubeチャンネル「火葬場奇談」が話題!!
これまでに1万人のご遺体を見送った男・下駄華緒の火葬場職員時代の壮絶体験を漫画化!!

【内容】
「火葬場職員は人生の締めくくりをしてあげられるすばらしい仕事」と熱い気持ちを抱き火葬場の門を叩いた下駄華緒。
晴れて火葬場職員になった下駄青年であったが、火葬場では日々壮絶な出来事が待ち受けていたーー。
火葬炉の火の中で動き出すご遺体、火葬中に破裂したご遺体の骨片や肉片による怪我、ずっしり重く豆腐のような状態で棺に収められた水死したご遺体などなどーー。
個性あふれる同僚職員たちと様々な業務を通し、一人前の火葬場職員になるまでの日々を描くーー!!

【目次】
第1話 今日から火葬場職員になりました
第2話 要注意のPありのご遺体
第3話 ご遺体の焼き方
第4話 火葬中のニオイ
第5話 謎の女性 スミダさん
第6話 知られざる骨の秘密
第7話 寿命が縮まる恐怖の火葬
第8話 火葬の夜に起きた不思議体験
第9話 感染症のご遺体の火葬
第10話 火葬場職員のミス
第11話 身寄りのないご遺体の火葬
第12話 水死されたご遺体の火葬
第13話 あるはずのない骨
第14話 火葬場にまつわる都市伝説
あとがき

最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常 (バンブーコミックス エッセイセレクション) Kindle版


火葬場奇談 1万人の遺体を見送った男が語る焼き場の裏側

体験談(エッセイ?)はこちら。

コミックを読んだ後、この本にも目を通してみた。
著者紹介は次のとおり。

下駄華緒 (げた・はなお)

元火葬場・葬儀屋職員。火葬技術管理士一級。
プロミュージシャンでありながら怪談最恐戦2019で優勝し〈怪談最恐位〉の称号を獲得。現在は怪談や火葬場の体験談を語るトークイベントを開催するほか自身のYouTubeチャンネル「火葬場奇談」、田中俊行と共同の「不思議大百科」を配信中。
著者に『怪談忌中録 煙仏』、コミック原作『最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常』(画:蓮古田二郎)、共著に「怪談最恐戦」シリーズ、『黄泉つなぎ百物語』など。

火葬場奇談 1万人の遺体を見送った男が語る焼き場の裏側

著者のWebサイト


感想

知らない世界で働く方々の仕事が書かれている本は、読んでいて興味深い。
日本に住んでいれば、誰もが避けて通れないイベントなので、試し読みすると読みたくなる方もおられるのではないかと。

試し読みの最後のページ
どうです? 私は動くことを知りませんでした


掴みは、OK😊 (購読するとき、大事な要素)

そのあとは、最初ほどのインパクトはないが、知らないことばかりなので、読み飽きることはない。

本の方は「火葬と火葬場の説明 & エッセイ」風。
コミックの様な面白さはないが、会葬出席者として知っておくと火葬場で戸惑わなくて済むことが書かれている。
本の話数はコミックと比べて多く、説明も多い。
タイや中国の火葬場事情などは本のみ。
知識を得るには良い本😊


読後、火葬に出席して

会葬出席者として参加したので、火葬場の表側しか見なかったが、裏側(この本)のことを思いながら待合室で『骨上げ』を待つと、違う景色が思い浮かぶ。

喪主ではないので、告別式で焼き方のオーダーはしていない。
この本によると『下焼き』が良さそう😅
その火葬場は出来てから数年とまだ新しく、焼き方は全自動だと思う。
(そもそもオーダーする人は、いないとは思うが…)

骨上げ』に参加すると「これが喉仏でございます。この部分が仏様が座っている様に見えるところから、その様に言われております。実際は第二頚椎です(実際は〜からの声は小さい)」と、火葬人から説明を受け、この本で予習した通りと(心の中で)ニンマリ。

そのほか、骨に色の付いている部分の理由説明や、関東なので骨を全部骨壷に入れるために、壺の中で骨をプレスする(砕く)ところのことわりも、この本の通り。

火葬人への心付けは本に書いてある通り、都会の火葬場なので禁止(一応用意はした)。

完成して3年足らずの火葬場は、小さなイベントホールの様に小綺麗で、火葬場の匂いがほとんどしない(敏感な方は感じられるとは思う)。

待合室が並ぶ広い廊下にある自販機の中には、ハーゲンダッツのフルセット(カップ、バー、サンド、アイスボール?)がありました😊



MOH

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