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メモを見つけたので再掲 『アウトラインから書く小説再入門』 長編SF小説を書いた頃を思い出す
noteに投稿を始めた頃の記事。
記事のための下書き(本の目次)が出て来たので、載せておきたい。
上にある投稿では遠慮して(?) 目次を全部載せておらず、肝心なところが抜けている。
この本、前半は一般的な事柄だが、後半の記述に沿って草稿を掘り下げて行けば、物語の厚みが増してくる(良くなるはず)。
第6~9章が参考になると思う。
アウトラインから書く小説再入門
K.M.ワイランド (著), シカ・マッケンジー (翻訳)
第1章チェックリスト/アウトラインは必要か
□ アウトラインにまつわる誤解をなくす
□ アウトラインの利点を理解する。
□ 先入観を捨てて執筆プロセスの改善を目指す。
□ 楽しむ!
第2章チェックリスト/アウトラインを作る前に
□ あなたにとって最もやりやすい方法を選ぶ。
□ 「絶賛レビュー」を書く。
□ 発想しやすい道具を選ぶ。
□ タイムライン設定に古いカレンダーを活用する。
第3章チェックリスト/一文で物語を表す「プレミス」のまとめ方
□ ストーリーの基本的な「もしも」クエスチョンを書く。
□ プレミスを練る。
・ストーリーの中心となるアイデアを決める。
・登場人物、葛藤、プロットを固める。
・本の焦点(ロマンス、ミステリー、歴史など)を絞る。
□ アウトライン前にQ&Aをし、プレミスが持つ可能性を探る。
第4章チェックリスト/全体の下書き(ゼネラル・スケッチ)……1|点と点をつなげる
□ 現時点で思い描けるシーンの内容を書くか、箇条書きにする。
□ 掘り下げが必要な部分を蛍光ペンでマークする。
□ シーン間の空白を、質問しながら埋める(点を線でつなぐ)。
□ 綴りや文法を気にせず書く。
□ 良いアイデア、悪いアイデアに身体がどう反応するかを知る。
□ つまずいたら疑問文で考え、答えを探す。
第5章チェックリスト/全体の下書き(ゼネラル・スケッチ)……2|基本要素を見つける
□ 登場人物の同期、欲望、ゴールをはっきりさせる。
□ ゴールへの障害を設定し、登場人物にフラストレーションを感じさせる。
□ 主人公に反対する敵対者、敵対物のリストを作る。
□ ストーリーに複数あるテーマから最も強いものを選び、全体に生かす方法を考える。
□ テーマを表現するために、使えそうなシンボルがないか常に目を光らせる。
第6章チェックリスト/人物像の下書き(キャラクター・スケッチ)……1|バックストーリーを作る
□ インサイディング・イベントを見つける。
□ 人物のおおまかな背景を書く。
□ 主人公に影響を与えた人間関係を考える。
□ 登場人物の学歴、職歴、居住地や旅の履歴を考える。
□ 人物にとっての大きな出来事を考える。
第7章チェックリスト/人物像の下書き(キャラクター・スケッチ)……2|人物インタビュー
□ 人物にインタビューする。
□ 人物にフリーハンド・インタビューする。
□ エニアグラムで人物の性格や『致命的な欠陥』を確認する。
第8章チェックリスト/舞台設定でユニークな世界観を作る
□ 舞台設定を選ぶ。
□ 選んだ舞台設定が人物像を膨らませるのにどう役立つのかを箇条書きにする。
□ 不要な舞台設定は競合するか、排除する。
□ 世界観構築クエスチョンに答える。
第9章チェックリスト/詳細アウトラインで物語を育てる
□ 詳細アウトラインをシーン毎に、新しいセクション毎に番号を付けて書く。
□ あなたにとっての『完璧な小説』の書き方を決める。
□ 読者層を特定する。
□ 主観と時制を選ぶ。
□ 序盤、中盤、終盤の構成を再度チェックする。
□ ユーモア、アクション、人間関係が含まれているかチェックする。
□ 冒頭と結末を挟むフレームで全体を強化できるか検討する。
□ シーンが連鎖的に進むよう、ドミノのように並べる。
□ 不要なシーンを削る。
□ A地点からB地点への流れが分からない時は遡って考える。
第10章チェックリスト/清書版アウトラインでロードマップを描く
□ 詳細アウトラインを文章作成ソフトで入力する。
□ 各シーンを評価し、弱いものは強く、不要なものは削除。
□ ドラマ的に見て適切な箇所でシーンや章を区切る。
Amazon の購入記録を見ると 2021/6/3。
『安定を重視して就職したつもりの会社が・・・ブラックな地球防衛隊?だった件』で、エンディングまでの道筋をどうしようかと迷っていた頃。
https://ncode.syosetu.com/n7159fw/225/
このあと、224話から最終話の289話までは、それまでの「ミッション 〜 トレーニング」を繰り返すパターンから、最終話に向けての助走 ~ エンディングへ向かうこととなる。
私の場合、長さのある小説を書き始める時、あらすじとエンディングが思い浮かび、最後のシーンが目の前に現れるので、そのシーンに合致する展開作りに時間が掛かる。
https://ncode.syosetu.com/n7159fw/291/
この物語の主人公(小林亜香里)が最後に宣う台詞は、物語を書き始めた時から決めていた。
この主人公たち3人のバックグラウンドは、物語に一度も出てこない家族の設定や本人たちの生い立ちを最初に箇条書きでまとめておいたので、あとは彼女たちが活躍する舞台を提供するだけで、3人が100万文字分のストーリーを動き回れた(メインの亜香里は暴れ回った)のかも知れない。
久しぶりに、この本を読んでみると「うんうん、物語を作るときには、そうするよね」と、当時書いていた様子を思い出す。
自分が何かに取り組むため読んだ書籍を、時間を置いて読み返すのは新たな刺激になる。
内面的に時間の余裕が出来れば、また長編小説を書いてみたいな、とは思っている。
追記
この記事、入院前に書いていた。
今、病室だけど、プレミスから始めよう💪
国立病院の病棟から、新たなアイデアが浮かぶはず😊
![](https://assets.st-note.com/img/1700029559349-11awv9uy4p.jpg?width=800)
MOH