1冊目(「2007年読書記録」について)の紹介はこちら。
2007年の記録
当時の(自分の)容赦ない評に苦笑して😅、どんな本だったのか読み返してみた。
2024年の感想文
読み直してみて「含蓄のある本」。
著者ミッチが、ALSで余命短いモリー先生から生き方の教えを学ぶ。
その教えの数々が、心に響く言葉。
「2007年の感想は間違いだったの?」と、思いながら読み進むとKindle進捗80%のところに、その件(くだり)が出てきたので引用する。
モリー氏は1994年8月に77歳でALSと診断され、1995年11月に亡くなった。
死の宣告を受け過去を後悔するのは正直だが、モリーと仲直りしようとしていたノーマンに、その思いは届かない。 その経験を通して「後悔先に立たず」を伝えたかったのかも知れない
ベストセラー回顧録の主人公となったモリー氏も不治の病にかかるまでは(ユニークな)プライドの高い元大学教授だったようだ。
筆者とモリー氏の再会が美談のような回顧録だが、あとがきを読んで「筆者が毎週、足繁く飛行機を使ってまで何故会いに行ったのか?」の疑問が解けた。
出版社の莫大な前払金が、手厚いケアに役立ったようだ。
この本は、New York Times Non-Fiction Bestsellers Listに206週間掲載され、ニューヨークタイムズのベストセラーリストに数年間掲載された。これまでに2000万部以上を売り上げ、45の言語に翻訳された。
「モリー先生との火曜日」の売上に思うところがあったのか、それまで書いていたスポーツコラムニストから一転して、その系統の小説を書き続けている。
ベストセラー作家となったミッチ・アルボムは2003年に小説”The Five People You Meet in Heaven”を出版し1000万部以上を売り上げた(日本語訳は出版されていない)。
noteには小説家乃至小説家希望の方が多いので、この出版部数には驚くと思う。(印税とか…)
「せっかくの本を批評ばかりしても」とも思い、モリー氏の言葉をいくつか引用させていただく。
MOH