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語り尽くせなかったストーリー「学校っぽくない教育を始める」

きっかけといままで


教員をやっていた両親の影響で学校の先生になりたいと思い埼玉大学教育学部に進学しました。大学でプログラミング教育をやっているゼミに入って、その子での子どもたちとの出会いをきっかけに”学校っぽくない教育”の必要性を強く感じるようになりました。
そして、大学の研究室の先生と一緒に一般社団法人を立ち上げ、2016年の卒業と同時に代表に就任しました。一般社団法人ではプログラミング教育の事業をしてきました。
プログラミングスクールの運営や、学童保育やインターでの出張ロボット・プログラミング教室、イベントなどを実施し、売上2000万円ほどまで成長しました。

2020年3月コロナによる緊急事態宣言を受けて教室の事業を中心にほとんどの事業がストップしました。

現在、その状況からの再起を図って、以下の事業を運営しています。
・プログラミングスクールCotoMirai
・学童保育じぶんごとラボ
・放課後等デイサービスFabriCo
・武田塾神保町校

2020年にコロナで事業がストップしたときには
・プログラミングの出張事業
・採用に関わる外注の仕事
・プログラミングスクールCotoMiraiの立ち上げ
で、食いつないでいました。

with コロナ


まず2020年はCotoMiraiの立ち上げと、市川の学童保育の立ち上げを進めました。厳しい状況の中、まだやっていけるという可能性を信じて施設の立ち上げの準備をしました。
2021年1月にコトイズムを立ち上げ、プログラミングスクールCotoMiraiの運営を開始。3月に学童保育じぶんごとラボを開所しました。
2021年に事業再構築補助金の採択を受けて、準備を開始し2022年7月に放課後等デイサービスFabriCoを立ち上げ、また同じ時期に古くから付き合いのある方の支援を受けて武田塾神保町の運営を開始しました。

複数の事業を行っていますが、その根底には「学校っぽくない教育」を広げていくためというミッションを持って取り組んでいます。

学校っぽくない教育

学校っぽくない教育というのは以下のように考えています。
ます”学校っぽさ”というのは、学校が持つ規範性と画一性が中心です。
みんなが同じ場所で同じことを同じペースで学ぶという状況、
それによってそのレールから外れられない空気、
やりたいという声を上げられなくなる空気を学校っぽさと考えています。


そのような状況に対して「自分のやりたいことを声に出す」ことができるような教育、居場所を作っていきたいと思っています。

最終的には学校に行かなくても社会に出て、生きていくことができるというのが教育を作っていくのが大きな目標です。
社会に出るために必要な力はたくさんありますが、まず自分の好きなことや興味のあることに取り組む意欲ややる気、それに取り組むことを通して認められる経験や育まれる自己肯定感を養うことに重要性があると考えています。

もともと僕がそのような教育の必要性を感じつようになったきっかけは、学生時代にプログラミング教育の場での子どもたちとの出会いです。2010年頃のプログラミング教育は今のように社会から求められる能力というよりは、学校に1人いる変わった理科好きの子どもたちの居場所のようなところでした。
学校ではやりたいことができない、
共有できる友達がいない、
学校では認めてもらえないそんな悩みを抱えている子どもたちに出会いました。
それまで学校をポジティブに捉えて、学校っていいものだと思っていた自分にとっては大きなショックでした。学校が誰にとってもいい場所じゃないということに気づいて、学校外の選択肢を作っていかないといけないと強く思いました。
それをきっかけに学校外の学びの場の選択肢を作っていこうという気持ちで学校っぽくない教育の場を増やしていくための取り組みを続けています。

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