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お金のことをyoutubeで勉強するようになった話 その3

下記の記事の続きです。

 税理士の大河内薫さんやリベラルアーツ大学両学長ら、お金系youtuber(この言い方が正しいかわからないが…)に出会い、私は結婚を機に、それまでの経済的な不安から抜け出すために転職したのだとハタと思い出した。
 今までは考えてこなかった、お金のことを勉強するようになった。

 私は10年以上、薄給のNPO、NGOで働いてきた。情熱を持って。
 大学を卒業する頃は、いわゆる就職氷河期真っ只中。
 それでも「お金なんてなんとかなるだろ」と漠然と思っていたし、お金の優先順位を上げることは、ともすれば、浅ましい生き方であるくらいに思っていた。
 経済的な豊かさがなくても、心の豊かさを得られればよいと真剣に思っていた。貧しくても手作りで、楽しく生きられればよい。「LOHAS」や「スモール イズ ビューティフル」という言葉が流行った頃は、有機農業を勉強し、自給自足の生活を目指していた。
 
 でも、少し考えてみれば、
 私が打ち込んでいた国際協力の、途上国の支援の現場においても、やっていることは経済的な豊かさに向けた取り組みだ。
 
 少し前、ちきりんさんのブログで読んで非常に感銘を受けた話がある。
 社会が、弱い立場の人(ホームレスや障害者、難病を抱えた人など)をサポートできるのは、社会が豊かであるからこそ、という話。

  私が「これ以上、豊かにならなくてもよいのではないか」と思っていたのは、自分が恵まれているとさえ気づいていない、ある意味、自分のことだけしか考えていない生き方だっだのだと反省した。
 
 もちろん、各方面に、私の友人にも、
 自分が納得した素晴らしい生き方を実践している幸せそうな人はたくさん居る。これまで彼らのことをずっとうらやましいと思ってきたが、彼らのような勇気のなかった私にとっては、「経済的な豊かさの大切さ」は、非常に腑に落ちた。

 話がそれた。もとに戻します。

 野村総合研究所の定義による「超富裕層」に属する両学長だが、その動画からは、ふつうの人の感覚を忘れない、日本人の金融リテラシーを高めたいという愛が伝わってくる。
 本当にたくさん、よい動画があるのだが、
 中でも好きなのは、人生論についてのこの2つだろうか。

 私は「人に親切にするのは人として当たり前」と考えて生きてきた。
 しかし、この動画を見て気付いたのは、結局、私はなんらかその見返りを求めてしまっているということだった。
 誰かに食事をおごったとしても、「その人は自分の時間を、私と一緒にいるために使ってくれている。それだけで十分。」という言葉には、ハッとさせられた。
 こういう考え方をしている人が作る動画だからこそ、伝わり方が違うんだろうと思う。

 こちらは、ユダヤ人の成功哲学「タルムード」シリーズのひとつ。
 ネタバレになるので、詳しくは話さないが、成人を迎えた3人の兄弟がそれぞれ各地で修行し、それぞれの思う「世界で一番不思議なもの」を見つけて集まるという話。
 是非、見てください。

 もちろん、「お金の大学」の本も購入しました。
 今となっては、「こんにちは~両でーす!」を聞きながら(見ながら)通勤するのが、毎朝の日課になっている。

 私が定年を迎えるころには、公務員の定年も65歳以上になっているだろうか。つまり、あと15年か20年くらいか。控えめに言っても、始めるのが遅すぎるとは思うが、学長の言うように「今日が人生で一番若い日」だ。
 これからも「貯める、稼ぐ、増やす、使う、守る」の五つの力を学び続けていきたい。

 


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