もっへもへ

ただの

もっへもへ

ただの

最近の記事

優しいとか面白いとかそういう再現性のある言葉ではなくて、 君の生まれた場所や、生活で身につけた言葉の位相、 君を君たらしめるバックボーン全て、がすき! きっとそのお家に生まれたからその見た目、 きっとその友達に囲まれたからその話し方、 と思ったら他の人に替えられるわけがないよね!

    • R.I.P くぅさん

      大好きが音楽が死んだ 少し真っ黒い時代を思い出して嫌だった 自分のお金で入った大学でコロナを迎えて、 中国への1年留学も中止、授業もオンライン、 呪った人生で生徒を励ますバイトとの温度差にやられて 夜、なかなかワンルームに帰れなかった。 人熱から離れ、 そろそろ寝なきゃいけない人たちが住む住宅街を私だけ爆音で歩くことに 少し優越感があったのかもしれない。 「本当はいいことばかりじゃないけど頑張って下手くそに生きて  お母ちゃんが心配する前に早めに帰りな  空は汚い」 「

      • もっへもへ恋愛譚(一人旅編)

        休日は基本的に引きこもって芸を肥やすのだが、 初めての一人旅、半ば清々しい経験をした。 きっかけは彼氏のお誕生日を祝う予定で取得した4連休が 「元」を付けたために自分だけのものになったからである。 好きなだけビールを飲んだし、血糖値上昇につき2時間寝たり、 その間、見慣れない街に夜の帳が下りていたりした。 水族館をハシゴし、最初の淡水魚のコーナーで20分間目を輝かせたりもした。 そういえば水族館では、私は女児に戻ってしまうようだ。大好きだっただいぶ前の元彼が言ってた。 一

        • 髪を切る

          「髪を切る」(=髪を切ってもらう)は凡そ換喩の類なのだろうが、 髪を切りましたと言うとなんだか自分で切ったようなので 私はいつも「切ってもらいました/〜にしました」と言うようにしている。

        優しいとか面白いとかそういう再現性のある言葉ではなくて、 君の生まれた場所や、生活で身につけた言葉の位相、 君を君たらしめるバックボーン全て、がすき! きっとそのお家に生まれたからその見た目、 きっとその友達に囲まれたからその話し方、 と思ったら他の人に替えられるわけがないよね!

          ペテン師とドーナツ

          ペテンという言葉は、人をだます意の「騙(へん)」を中国語風に発音した和製中国語だと言う。中国への留学がファッキンコロナのせいで消えてエセ中国語学習者に成り果てた私が使うには相応しいような。なんだかピッタリであるように感じてから、この言葉でよく自分自身を形容するようになった。 このまま消えてしまおうかと言う鬱に殺され慣れた2連休目の夕方。逃げるように飛び乗った喧騒Aから喧騒Bに移るだけの高速バスが、事故渋滞で全く進まない。内線によると大幅な遅れだそうだ。動いていないくせに予定

          ペテン師とドーナツ

          君が自殺なんかしたら「線香代わりだ〜」とか大笑いしながら遺体の口に湿気たマルボロメンソールでもぶっ刺したげますよ、誕生日のロウソクでもあるまいし火はつけたげない、んでもって転生するまで禁煙地獄の夢を見るといいです、ああこれじゃ生きてた方がマシだったなって絶対なっちゃうよ、だからさ

          君が自殺なんかしたら「線香代わりだ〜」とか大笑いしながら遺体の口に湿気たマルボロメンソールでもぶっ刺したげますよ、誕生日のロウソクでもあるまいし火はつけたげない、んでもって転生するまで禁煙地獄の夢を見るといいです、ああこれじゃ生きてた方がマシだったなって絶対なっちゃうよ、だからさ

          大掃除で考えた『欠点の美学』

            描きかけの絵や殴り書きのメモ、本を片付けている。私の部屋はいつも、もしも他人に見られるなんてことがあったらきっと嫌われてしまう、というぐらいには散らかっている。ところで、見渡す限り、床にちらばっているのはプラスチックより紙の方が多い。そのうち紙で部屋が散らかることなんてなくなるのかなぁ、とふと寂しくなる大掃除。   最近、よく欠点の美学について考える。例えば先程の例のように、電子書籍と本なんかもそう。利便性を考えてみれば、電子書籍を選ぶに越したことはないはずだ。しかし、

          大掃除で考えた『欠点の美学』

          朝井リョウ『正欲』を読んで

            この物語には主に3人の主人公が登場する。検事であり父である寺井啓喜、寝具店で働く桐生夏月、文化祭の実行委員に参加する大学生、神戸八重子である。本来であれば関わることのないであろうこの3人が、とある事件をきっかけに間接的に繋がることになる。それは、「児童ポルノ所持の成人男性3人を逮捕」という事件である。主人公3人と犯人たちの関わり、感情移入するにはあまり複雑な彼らの心境、そして「多様性」と言う大きなテーマに、私は深く心をえぐられることになる。   現代の「多様性」は、ただ

          朝井リョウ『正欲』を読んで

          はじめまして、もっへもへです。

          やり方がよく分からない。初めまして、もっへもへと言います。 別に誰が見るでもないこのnote、意味がないとは思わない。私含む誰かの暇つぶしになればいいな、と思っている。私自身、文章を読むことはとても好きだし、それが見知った人であれば猶の事なので。 私は九州のとある田舎出身で、現在は関西の大学生である。4回生という自己紹介にも慣れたが、未だに「4年生」「4回生」の使い分けはできていない。卒業後は九州にかえってとあるホテルで働くことになっている。 この前大学の授業にて「好きな

          はじめまして、もっへもへです。