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STとの出会い

私は大学に進学するまで実際に言語聴覚士あったことがない。元々かなり人数も少なく出会える確率も低い、貴重な職種。
私が高校生の頃だと国家試験になって10年未満で1万人いるかいないか。しかも理学療法士みたいにスポーツやってて体痛めて整形外科でリハビリしてもらって・・・みたいなパターンはかなり少ないと思う。

こんな普段出会えない職業を選ぶことになったのか少しお話していく。

高校生の進路を決める時期になろうと思っていたのが、救急救命士。父親が消防士で救急車にも乗っていたことがきっかけでかっこいいし、人のために何かできるならと志した。その時期に救急救命士の大学のパンフレットを取り寄せ、ワクワクしながらオープンキャンパスどうしようかなーなど考えていた。母親はやりたいことをやりなさいと言ってくれていたので、進路を伝えるため父親に報告すると・・・予想外に頭を悩ませていた。「後を追ってくれるのは嬉しいけど・・・現実は甘くない。女性職場でもない。綺麗な仕事でもない。お前に耐えられるか。」と話をされた。(当時、まだまだ女性の方も少なく、職場自体が女性用に作られていない、また結婚出産子育て等イベントなどがあると、かなり苦労されている部下を見ているからこその話だったと思う。)
時間をかけて話をしたけど、すぐには諦められずまだ気持ちがフラフラしている状況で大学のパンフレットをプペラペラとめくっていた時に"言語聴覚士"
という文字を見つけた。

"言語聴覚士"

なんだろう・・・、
[食べること、話すこと、聞こえのことを専門にしていて、リハビリを行いよくしていく仕事]
とても引き込まれていき、次の日には図書館に言語聴覚士の仕事の本を借りに出かけた

そこで私は言語聴覚士に出会えた

私にとって魅力満載だった。食べること好き!話すこと好き!人と関わること好き!女性が多い!まだ成り手が少ない!体を使わないから歳を重ねても続けられる!手に職!などなど自分にとってメリットしかなった!!!


それから親にも話、賛成して応援してくれて目標の学校に入れるように猛勉強した。

それから15年!
私は言語聴覚士として仕事をしている。

言語聴覚士になってから様々なことがあり、一度離れたりもしたが戻ってきた。
楽しいことばかりでもないし、現場に出てわかった苦労もある。黙々と患者さんとリハビリをできるわけでもない。様々な職種と連携取る難しさもありながら、でもやりがいはある。必要としてもらえて、1人のひとの人生に関われることはとても尊い。
多分・・・.人が好き
これに尽きる

これが言語聴覚士との出会い。

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